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2008.01.28

コーヒーのコク研究(39)

毎日寒い寒いと云っていたら、なんと今朝はマイナス4℃、ここ千葉は下がってもマイナス1℃か2℃がせいぜいなので、驚きました。明日は雨の予想なんで多少和らぐんでしょう。

先日、志の輔師のインタビューを読んだら…「もはや落語は庶民のための芸能では無い」「独演会で2時間も3時間も喋って、ただ面白かったでは済まないでしょう」「落語で何を語り、伝えるのか、知的エンターテイメントのひとつ」…そんな意味合いだったと思いますが、とっても印象的でした。確かに、TVがまだ普及していないラジオがメインの時代には近所の寄席で気軽に笑える芸能だったんでしょうが、その役割は今TVが気軽に笑いを振りまいていますね。チケットを取り、時間を作り、わざわざ出かけていくのですから…他のライブと同じですね。ライブの魅力はなんとも云えない良いもんです。


さて、暮れから正月のバタバタで、ふた月程空いてしまいましたが…コーヒーのコク研究(39)に進みます。「油はなぜおいしいのか」です。

・油は味が無いのに、なぜ料理をおいしくするのか?
・コクを高める食素材の代表の油は、味としてでは無く、脳を興奮させる刺激としてのおいしさに関係していると言える。
・油は味としてでは無く、コクの増強に働く物質である。
・興奮した脳は同時に食べている食品を格段においしく感じさせる。

・マグロのトロは、味としては醤油と山葵とほのかな魚の風味なのに、なんともいえない絶頂感や高まりを感じる。これが油のおいしさの実態であるといえる。霜降り肉も肉のうまみや塩味が一瞬後に舞い上がるようなおいしさの波に飲み込まれる。
・油の興奮は周辺のものを何でも格段においしくしてくる。

さかもとこーひーでは、スペシャルティコーヒーに取り組んでから、ペーパードリップよりもカフェプレスをお勧めしています。金属フィルターによるコーヒーに含まれるオイルの魅力を楽しみたいというのが大きな理由のひとつからなんです。

コーヒー教室では、まず最初に同じコーヒーをペーパードリップとカフェプレスで淹れて、比べてもらいます。そこには口当たりの滑らかさや余韻の心地よさ、香りの豊かさ、甘さの魅力等々違いが感じられて、みなさん挽き立て、カフェプレスでの淹れたての魅力に虜になるようです。(ただ、ペーパードリップでのキャリアが長く、ドリップの淹れ方も上手な方はなかなか切り替えが出来ないことが多いようです。)(それと、その魅力を楽しむ為には、焙煎でわずかな失敗があるともう駄目ですので、焙煎をクリアして、素材のクオリティも水準以上であることが条件なんです。なかなか厄介です。)


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