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2008.09.28

「カフェでは無いんです。」

一昨日でしたか、久しぶりに夏のような暑い朝になっての焙煎…やっぱりしんどいですね。焙煎スタートして1時間2時間と確実に身体にダメージがたまっていくのを感じました。焙煎後シャツを着替えました。翌日は気圧の谷が通り過ぎて、もう一段秋が深まっていき…いつもの酒屋さんへ行って、手が伸びたのは日本酒…レジに向かうと、その横にお気に入りの「飛露喜」があるじゃないですか!このところ売り切ればかりだったんです。

速攻でその「飛露喜特別純米」を手にすると、レジのスタッフが…あのー、その「飛露喜」は3000円以上他のお酒をお買い上げの方にしか販売できない限定なんですー。…う〜〜ん、なにそれ!…でも、坂本さんは大丈夫です。…そ・お〜?わるいねー。…って、ことで、ご機嫌な晩酌です。これからお酒が美味しい季節です。それにしても「飛露喜」大人気のようで、なかなか手に入らなくなっているようです。

そうそう、うちの両親が先日熊本の田舎に法事で帰ってのお土産に、親戚のおじさん手作りのハヤの甘露煮がありました。これが絶品で、イモ焼酎にも日本酒にもドンピシャです。田舎の川で採ったハヤを毎年甘露煮にしているそうです。水がきれいで有名な土地なんです。そんな食後のほうじ茶がこれまた最高です、きれいでフローラルな印象さえもあるお気に入りのほうじ茶です。つくづく年取ったと思いながら、美味しいなぁーとニヤニヤしてます。

そんなこんなですが…移転の準備も進んでいます。天井、壁、床とペンキ塗りしたら、古びた店内が一気に明るくきれいになりました。今日は船橋のイケアに行ってテーブルに椅子、本棚、キッチンのワゴン、額に細かいものやらなんやら車2台分買ってきました。でも、安いですねー。明日は次男も動員して組み立てです。これで、だいぶ店らしくなるでしょう。

千葉市内の常連さんには、今週当たりから移転のお話しをしています。お店に取りに来られているお客さんの中では、便利になる方が多いんですが、少し遠くなる方もいらっしゃいますので…ご不便おかけしますが、今度は試飲をゆっくりとできますと伝えると…予想以上に喜んでくださいます。今迄、試飲も出来なくてずいぶんとご不便おかけしていたんですね。すみません!

で、必ずといっていいほど…カフェにするんですか?…なんです。建築設計事務所をしている友人に店を見てもらった時も…テーブル4つ5つ置けるんじゃない!…って、言われましたし。近所の常連さんは…お金払うからこーひー飲ましてよ…って、言いますが…カフェでは無いんです。

カフェや喫茶店にすると飲食店営業の許可いりますし、そうなると設備も大変なのもありますし…営業時間やら、スタッフやら、メニューやら…色々と問題ありますが…そういった問題よりも…10代からベースにあるのがホームコーヒー、お茶の時間の魅力なんです。昭和と違って、今はリビングの環境が良いですしね…先ほどの建築士の友人には…お前達がそんな居心地の良い家を増やしてきたんだろうー。…って、言ってやりました♪。

まぁ、38才で今の前の紅茶の店テ・カーマリーを閉めるまでは喫茶の仕事を20年していたんですが…本来お茶、紅茶、コーヒーってプロが淹れるよりも、家庭で淹れる美味しさが魅力的なんじゃないかと思ってきました。今は優秀なバリスタの方々が淹れるエスプレッソやカプチーノ等のプロでなければ淹れられないコーヒーも多くありますが…それは横に置いといて…家庭でのこーひーをより魅力的にする為の今度の移転なんです。

なので…豆売り店とか売り場とかにならないように気をつけているんです。あんまりビーンズショップらしくならないように。うちの常連さんにはケーキやパン教室を開いていたり、習っていたりする方が多いんですが…そんな教室のお話しを聞くと、習って上手になるのも楽しいけれど、その習っている時間の先生や他の生徒さんとのやりとりや、出来上がってからみんなでわいわい試食するのがとっても楽しいらしいんです。女性の豊かな成熟ぶりを感じます。男だと抽出やカッピングやらに向かってしまうことが多いですが(勿論、それも楽しみのひとつですが…。)…それよりも友人とのワイワイ楽しいひと時の為の、美味しいこーひーやお菓子をお手伝いしたいと思ってます。

そんな感じの楽しさのあるお店を目指したいと思ってます。まだまだ変わっていくと思いますが…カフェでは味わえない楽しさを考えているんです。素材選びや焙煎、ブレンドはプロとして日々精進ですが…ホームコーヒーの楽しさはプロを一旦忘れたいのです。そんな感じでイメージを膨らましています。

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2008.09.21

「深・パナマオークション、ベラ・ノッテ、深煎りプルカル・グアテマラ、ペーパームーン」

十五夜はどんより曇りで、週末は太平洋岸に大変な豪雨をもたらした台風が過ぎ去り…なんとか心地よい秋の夜になってきた千葉です。このところ、お店の通常の仕事をしながら、来月半ばの移転準備も平行して進めていますので、一瞬頭の中がパニック状態に突入しそうになりますが…そこは「職人は段取り八分」の心構えで手帳のメモを赤線で消しながら、順番にこなしています。

そんなこんなの中…清々しい秋に向けて「香り高く、爽やかな甘さ」のこーひー4つをご紹介します。まずは「深・パナマオークション」昨年に続きBest of Panama の「Cafe Kotowa」をお届けします。そしてお馴染み「ベラ・ノッテ」、さらに「深煎りプルカル・グアテマラ」…ここまでが「いい感じの苦味系」です。秋の爽やかな「軽やか系」は「ペーパームーン」です。お楽しみください。

【★深・パナマオークション】
8月からお届けしている「パナマ マウニエル農園」が軽やか系で…その素晴らしい香りと柔らかな口当たりがご好評、リピートを頂いていますが…今度はBest of Panama の「Cafe Kotowa」をいい感じの苦味系好きの常連さん向けに仕上げた「深・パナマオークション」をご紹介します。

とにかくその香りの魅力に驚きました。豆で、挽いて、お湯を差して、ひと口ふた口、冷めてから…なんとも言えない甘く豊かな花の香りをお楽しみください。この香りを生かす為のロースティングポイントになっています。勿論、味わいも一層魅力的です。トップレベルのパナマらしい、円やか柔らかきめの細かい口当たり、マウスフィールの心地よさ、後から追いかけてくるミルクチョコレート、さらに冷めてからのラズベリーとチョコレートが一体になった明るい透明感に惹き付けられる余韻。

軽やか系では現れない香りと味わいの複雑な魅力をイメージした「深・パナマオークション」のバランスです。余談ですが、僕の中では華やかなブルゴーニュのワイニーが感じられたらなぁーと密かに思ってます。上品なリンゴや洋梨のタルト、シャルロット、或は空也さんやささまさんの最中と一緒だとどんなに幸せだろうなぁーと思います。

1890円/250gパック(税込み)

【★ベラ・ノッテ】
秋向け《旬・瞬》ブレンドとして2001年の10月にデビューして、もう8年目。いい感じの苦味系ブレンド人気NO1「ベラ・ノッテ」です。年々発売期間が伸びまして…秋限定から秋冬限定になり、昨年からは9月の発売に早まりました。ディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌『Bella Notte』(美しい夜)からネーミングしました。

1993年発売の達郎の「シーズンズ・グリーティングス」というアルバムの2曲目で…This is the night,it's a beautiful night〜…ではじまるきれいな歌詞とメロディで、子供の頃から馴染んでいたこの「Bella Notte」をますます好きになり、いつかベラ・ノッテというブレンドを作りたいと思うようになったのでした。

秋から冬に向けてどんどん空気が澄んでいく奇麗な夜、輝きをます星をイメージしました。ベースになるのは「グアテマラ」と「ケニア」です。柔らかな口当たり、きれいな余韻、深い甘さと味わい、円やかな甘く良い感じの苦味…香りは、柑橘系、フローラル、チョコレート、奇麗で輝くような爽やかさが基本です。深煎りのブレンドですが、苦味よりも円やかさきれいさ味わいの深みの魅力をイメージしています。

今年は…深煎りプルカル・グアテマラとケニアのともに素晴らしいクオリティ、魅力のお陰で…よりきれいな深煎り、冷めてからの透明感&爽やかさが上手くいったと思います。これから半年程のお届けになりますので、季節の移り変わりとともに、少しずつブレンドのバランスを変えたり、深煎りエルサルバドル等加えていこうと思ってます。ベラ・ノッテファンのみなさん、お待たせしました、お楽しみください。

1260円/250gパック(税込み)

【★深煎りプルカル・グアテマラ】
去年はじめてご紹介して、すっかりさかもとこーひーの人気シングルオリジンになった「深煎りプルカル・グアテマラ」を今年もご紹介できます。

去年も今年も変わらず、最初の印象は…グアテマラの華やかさ!でした。深煎りのグアテマラはさかもとこーひーの柱のひとつですが…長年何故、グアテマラに惹かれるのだろう?と考えてきたんですが…そのひとつが、フローラルやハニーライクさにあるんじゃないかと思いました。

そんなグアテマラの、特に深煎りのグアテマラの魅力をこの「深煎りプルカル・グアテマラ」はたっぷりと楽しめると思います。なんとも華やかな香り、フローラルさやハニーライクさがご機嫌です。さらに「深・パナマオークション」はミルクチョコレートでしたが…この「深煎りプルカル・グアテマラ」はスイートチョコレートのキャラクターが魅力的です。冷めてからは柔らかな甘味&柑橘系のニュアンスが顔を出して、そのままゆっくりと余韻に繋がっていきます。素晴らしいグアテマラだと思います。

1260円/250gパック(税込み)

【☆ペーパームーン】
日が暮れるのがどんどん早くなってくるこの季節、夕方買い物にでた帰り、車から見上げるお月さんの奇麗な事、そんな季節をイメージした…4年目になった秋の爽やかな、軽やか系ブレンド「ペーパームーン」です。新春「夢のはじまりカフェ」〜春向け「桜ぼんぼりカフェ」〜初夏向け「夏への扉」〜夏の「木陰」〜秋からの「ペーパームーン」と軽やか系で流れを作ってきました。

落語やジャズでは…同じネタ、曲をその時々でアドリブが入り、新しいイメージを膨らませ、演出し、編曲し…聴いている方としては、元を知りつつ、その目の前の高座や演奏の行き先を楽しみますが…最近作る側として、そんな感じを楽しめるようになってきた感じです。同じ名前、テーマ、イメージのブレンドを毎年の素材と常連さんのお好みを前にして、作って行く感じです。

この「ペーパームーン」はまさにそのケースで…秋向けの清々しい香りと味わいの爽やかな軽やか系ブレンド…を、今年はどんな豆で、どんな仕上げにするか…夏頃から色々と考え、試してきました。いくつかの候補の中からダントツで抜きん出たのが「パナマ・マウニエル農園」でした。その柔らかな口当たりや心地よいフローラル、フルーツの香り、甘い余韻の素晴らしい魅力を生かしそう…と、思いました。

後は、その魅力がより引き立ち、新しい魅力になるよういくつかの豆をイメージしながら試しました。で、ご機嫌だったのが「深煎りブラジル・パッセイオ」として人気のブラジルのパッセイオのナチュラルを軽やか系に焙いた豆だったのです。パナマ・マウニエル農園の香り、柔らかな口当たりを生かしながら、清々しい香りと甘さの余韻、魅力に仕上がったと思います。お楽しみください。

1575円/250gパック(税込み)

・・・

いよいよ秋、9月のさかもとこーひー人気のセットのご紹介です。お楽しみください。(手さげギフト袋、小1-2個用、大3-4個用、無料))

【9月のニコニコ♪250gお得パック】
9月は、「ダテーラ農園」です。その柔らかな心地よい味わいと甘さで、早くも「ダテーラ農園」ファンの常連さんが増えています。エスプレッソでもその魅力が発揮されます。お楽しみください。

《★ダテーラ農園》1050円/250g(税込み)

【《旬・瞬》カフェCセット】
さかもとこーひー人気一番のセットです。2008年秋向け3つをセットにしました。毎月さかもとこーひーの一番人気のセットです。お楽しみください。

《★ベラ・ノッテ》
《★深煎りプルカル・グアテマラ》
《★カフェソカロ》

各250g
3000円(税込み)

【新・定番Bセット】
いい感じの苦味系好きな常連さん向けの定番こーひーセットです。「カフェソカロ」は茜ブレンドに代わる円やかで味わいに深みのある新定番いい感じの苦味系ブレンドです。「ノスタルジア」は…きれいな味わい、円やかでコクが豊かで、後味はまたすっきり、余韻がきれいな新定番いい感じの苦味系ブレンド。「特上フレンチ」はインドネシアを使ったブレンドでマンデリン好きな方に人気です。

《★カフェソカロ》
《★ノスタルジア》
《★特上フレンチ》

各250g
2700円(税込み)

【深煎りセット】
深煎り好きの常連さん向けに用意したセットです。いい感じの苦味系好きな方のお好みにドンピシャ!深煎りセットにそれぞれのお好みをプラスして、そんなご注文からみなさんのお好みがとっても良く伝わってきます。

《★深・パナマオークション》
《★深煎りプルカル・グアテマラ》

各250g
3000円(税込み)

【新・四季のセット】
常連さんから、250g2個のセットで色々と楽しみたいとリクエストを頂き、新しい2個セットを考えました。深煎りセットやトレジャーズセット、軽やかセットとは別の組み合わせで魅力的なセットをお届けします、お楽しみください。

《★深・パナマオークション》
《★ベラ・ノッテ》

各250g
3000円(税込み)

【トレジャーズセット】
さかもとこーひーのお宝コーヒーセットです。

《★深・パナマオークション》
《★ペーパームーン》

各250g
3150円(税込み)

【軽やかセット】
軽やか系好きのみなさんに安心して自信をもってお勧めできるセットです。華やかで軽やか、円やかな魅力をお楽しみください。

《☆ペーパームーン》
《☆パナマ・マウニエル農園》

各250g
3000円(税込み)

【ジョイセット】
お陰さまでご好評頂いてすっかり定着したジョイセットの晩夏バージョンです。さかもとこーひーの何がお好みか判らない方やギフトで先方のお好みが判らない等、迷った時にこの「ジョイセット」を選ばれることも多いようです。

「うちは量はそれほど飲めないんだけども、色々なこーひーを楽しみたいのね。それで、いつも何を頼もうか悩んでしまうの!」…そんな声を今迄たくさん頂いてきました。[いい感じの苦味系]と[軽やか系]に分けて、それぞれのお好みに合うよう新しいこーひーを毎月出して、セットにしてきましたが…でも、全部頼もうとすると量が多くなってしまう…そんなみなさんの声にお応えします。

その時の《旬・瞬》なお勧めこーひー100gを5種類、セットにしました。(手さげギフト袋(小1-2個用、大3-4個用、無料))

《★深・パナマオークション》
《★ベラ・ノッテ》
《★深煎りプルカル・グアテマラ》
《☆ペーパームーン》
《☆パナマ・マウニエル農園》

各100g
3150円(税込み)

【エスプレッソセット】
世界のバリスタに高い評価を受けているブラジル、ダテーラ農園を使った、新しいセットです。「エスプレッソ・ダテーラ」はダテーラ農園をエスプレッソをイメージして焙いたシングルオリジン(ストレートコーヒー)です。「ラテ・ダテーラ」はダテーラ農園を使って、ラテやカプチーノのミルクと合わせた時の心地よさ、爽やかな甘さ、余韻の豊かさをイメージしたブレンドです。勿論、カフェプレスやコーヒーメーカーでもその魅力を存分に楽しめます。さかもとこーひーの新しいエスプレッソの魅力をお楽しみください。

《★エスプレッソ・ダテーラ》
《★ラテ・ダテーラ》

各250g
2300円(税込み)

・・・はじめてのさかもとこーひー(通販専用)・・・

【はじめてのAセット】
「はじめてのAセット」を「ジョイセット」と同じ100g×5個の組み合わせにして…お試しのお得価格にリニューアルしました。はじめての方の為のセットなので色々とさかもとこーひーを試したいとのご要望を頂き…なるほど、それはその通りだな〜と反省しました。これで、その時のさかもとこーひーの色々な個性を試せると思います。

《★深・パナマオークション》
《★ベラ・ノッテ》
《★深煎りプルカル・グアテマラ》
《☆ペーパームーン》
《☆パナマ・マウニエル農園》

各100g
2650円(税込み、送料、代金引き換え手数料・無料、さかもとこーひー初めての方限定、ギフトはご遠慮ください。)

【はじめての深煎りセット】
深煎り好きのみなさん向けに、お試しのいい感じの苦味系[深煎りセット]を送料無料で用意しました。その時のお勧め《旬・瞬》ないい感じの苦味系250g2つのセットです。

《★深・パナマオークション》
《★深煎りプルカル・グアテマラ》

各250g
3000円(税込み、送料、代金引き換え手数料・無料、さかもとこーひー初めての方限定、ギフトはご遠慮ください。)

【はじめての軽やかセット】
苦味の苦手なみなさん向け、お試しの爽やかな軽やか系[軽やかセット]を送料無料で用意しました。その時のお勧め《旬・瞬》な軽やか系250g2つのセットです。

《☆ペーパームーン》
《☆パナマ・マウニエル農園》

各250g
3000円(税込み、送料、代金引き換え手数料・無料、さかもとこーひー初めての方限定、ギフトはご遠慮ください。)
・・・

では、また・・・。

・・・
*要注意!…さかもとこーひーのコツは…
[挽きは細かく]
[粉の量は少なく]…です!
・・・
手さげ袋ギフトラッピング
(大3〜4個用、小1〜2個用、無料)がご好評です。
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【毎月お届けコース】
・お届けの量やご予算、お好み等お知らせください。勿論セットでも大丈夫です。セットにプラスしても大丈夫です。価格、送料等は通常のお届けと同じです。(最初はメールでご相談してください)
・・・
いつでも♪《3000円以上(コーヒー)で送料無料!》
・・・
《【代金引換】手数料無料!》
・・・
クール便(冷蔵、210円)ご希望の方は、連絡欄でお申し付けください。

【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】

【お願い】
冷凍保存した豆や粉を取り出したら、何よりも直ぐに!!袋を元の冷凍庫に戻してください。
冷凍、解凍の繰り返しは劣化を早めます。ジッパー付き袋をその為に使っています。
(豆は2週間以内でしたら、常温保存をお勧めします。粉は必ず冷凍保存をお願いします。)

《コーヒーはフルーツだ!》

2008年9月21日 坂本・丁寧な暮らし・孝文


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2008.09.14

こーひーの美味しさ

昼間はまだ夏日がありますが、朝晩はめっきり秋らしくなってきました。先日、達郎マニア(ファンクラブ)から次回ツアーの先行予約の案内が届きました。ネットですぐに、ファンクラブに入っている人、入っていない人、入り乱れて盛り上がっています。12月からスタートですが、関東は初日の厚木以外来年です。とりあえず最低1回は確保していますが、他に何回行けるかドキドキです。本格的なツアーは6年ぶりですか。10月、11月とお目当てのCDが発売されるし、12月は千葉で志の輔独演会あるし、僕の好きなアンドリュー・ワイエスの展覧会が11月から東京であるし、しばらく楽しみが続きます。

そんなこんなの今日は、来月の移転準備が本格的になってきました。店舗の契約やら、保険、細々とした備品の買い物、電気や水道工事の打ち合わせとスケジュール通りにこなしつつ…スタッフのKさんが教えてくれた、市内のほんとに可愛いカフェに行ってきました。

通りから曲がって曲がって路地に入った行き止まりの家の1階、若い女性がケーキ教室しながら週末だけカフェとしてオープンしているらしいです。入り口はハーブがたくさん植わっていて、一歩中に入ると可愛らしいナチュラルな内装。

あんまり時間が無かったのですが、せっかくなのでかみさんとテーブルに座って、コーヒー紅茶とケーキを頂きました。手作りの新鮮なケーキに丁寧に淹れたコーヒーと紅茶。吹き抜ける風。若い女性でカフェを開きたい方が多いってのは聞きますが…あぁ!こんな感じなんだろうなぁーと思いました。僕らと入れ違いだった女性二人はお土産のケーキを持って笑顔で帰っていってました。僕はカフェの相談受けると、必ず考え直した方が良いと言います。生活するのがなかなか難しい商いだと思います。カフェよりもケーキやパンの教室したほうが、時間の制約も受けないし、長続きすると思います。うちの常連さんにもそういった教室の先生が多いです。

で、コーヒーをひと口飲んで…ウン?…少し冷めてもうひと口…ほおー!…三口目飲むと…すみません、このコーヒーどちらのですか〜?…聞いてました。ペーパードリップで淹れたその深煎りのコーヒーはきれいで円やかな美味しいコーヒーでした。美味しいコーヒーにケーキ、素敵な内装…良いもんです。

このところ、お店にこーひーを取りに来られる近所の常連さんには、移転のお話しを少しずつしています。今度はゆっくりと僕の淹れたこーひー飲めますので…と、言った瞬間のみなさんの笑顔が印象的です。う〜〜ん、やっぱり、どこか物足りなかったのでしょうね。僕が飲んでいる味はどんなのかなぁ〜?っと言えなかったんですね。開店してしばらくは、暇で時間がありあまっていましたから、こーひー飲んでもらえたんですけどね。

そんな感じで、どうやってみなさんに楽しんでもらおうか、色々と考えている今日この頃です。通販の常連さんには今迄通りで恐縮なんですが…。でも、今迄は遠くから来店されるって連絡あると、せっかく来られても満足な応対ができないのでお断りしていましたが…これからは、一緒にこーひー飲みながらお話しできるようになります。お客様の声がこれからの美味しさに大切ですから、同じこーひーを飲みながらのお話しがたくさんのヒントになると思います。美味しさってあるもんじゃなくて、感じるものですからね。

最後に、昨晩千葉市のMさんから届いたメールをご紹介します。

「少し遅くなりましたが、開店15周年おめでとうございます。この時期につくられる「アニバーサリー」ブレンド」、楽しみにしていました。休日の朝、のんびりとした時間に「アニバーサリー2008」をいただきました。口にふくんだとき、滑らかな質感、キャラメルのような風味が広がりました。後味は上質なチョコレートを食べたあとのような甘さが心地良く舌に留まり、最後に顔を出すさかもとこーひーさんの特徴である果実系の明るく爽やかな酸味がコーヒー全体のイメージをしっかりと支えているという印象でした。冷めたときに酸味がはっきりとした輪郭をとり、カシスのようなアロマに変わるのも良いですね。楽しませていただきました。」

Mさん、いつも、ありがとうございます。また、ご紹介する許可のお返事も直ぐに頂きまして、感謝いたします。大変に嬉しいご感想で、励みになります。こーひーご一緒しながら又ご感想を頂きたいと思いました。

では、これから今日の移転準備仕事に入ります。

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2008.09.07

時間芸術

まだまだ昼間は暑いものの、夜は開け放した窓から入ってくる、虫の音と爽やかな風が心地よくなっています。うちの近所は今日明日稲刈り真っ盛りです。先週今週と常連さんからのご注文が夏から秋モードに切り替わってきていますので、焙煎量が増えていってます。もっとも焙煎の火加減はまだまだ夏です。

先週の「生物と無生物のあいだ」に続いて、同じ福岡伸一さんの「もう牛を食べても安心か」を読んでます。狂牛病から入りながら、やはり分子生物学から…後戻りの出来ない時間を持った生命…を丁寧に書いてくれています。

新書ですが、分かり易く、面白いのでゆっくり読んでます…同時に今日9月6日が黒澤監督の没後10年の命日なので…NHKBS「没後10年 黒澤明特集」も楽しみに観てました。香川京子さん、 井川比佐志さん、 野上照代さん、 仲代達矢さんらのインタビューは、同じ作品のお話しを聞きながら、色々な角度から味わえるというとっても贅沢な楽しみでした。

特に印象的だったのは、長く助監督をされていた小泉堯史監督のお話しで…小泉監督の作品は「雨あがる」「阿弥陀堂だより」「博士の愛した数式」「明日への遺言」と充実してますね…黒澤監督が脚本執筆の合間に…映画は音楽と同じように時間芸術なんだ。本なら戻って読み返せるが、映画や音楽は戻れないんだ…というものでした。黒澤監督は良く「映画的」という表現をしていましたが…僕は後戻りのできない時間芸術が上手く表現できたものを映画的と言っているのだろうと受け取っていました。そんなところから…コーヒーならではの魅力?紅茶ならではの魅力?フランス菓子では?和菓子では?…と、いったように考えるようになった若い頃を思い出します。(コーヒーはフルーツだ!で、乾熱調理の魅力なんですね。)

だから、飲食を仕事としての難しさや楽しみも…芸術ではありませんが…どんどん進んでいってしまう時間にあるように思ってます。音も映像も香りも味わいも一瞬で消えていってしまいます。だから、プロとしてトレーニングするのはなかなか厄介だと思いますが、楽しみとしては、それがとっても魅力的なんじゃなあいかと思ってます。映画も音楽も落語も、どんどん進んでいってしまうから惹かれてしまう。で、気がつくと終わってしまう寂しさ。

先週の日曜日は毎年夏恒例のシャンパーニュをテーマにしたワイン会でした。今回はボランジェとドゥラモットで、それぞれの熟成の違うものを用意し、比べました。料理はいつもの幕張本郷サンク・オ・ピエさん中村シェフですが…腕の良さは相変わらずで、最近ますます円熟の境地になっているんじゃないかと感じています。ワインも料理もひと口ひと口すぐに消えていってしまい、余韻に浸りながらも次のひと口が待ち遠しい。こーひーもデザートも勿論同様です。

瞬間の魅力に惹かれて…《旬・瞬》とか云いつつ…若い頃から爺臭かったと思いますが…やはり、53になると、時間に対する感覚の切実さが全く違ってきて、そんなことをついつい考えてしまいます。そんなこんなで、今日は12月の千葉での志の輔独演会のチケットを予約し、明日は千葉のベイサイドジャズで、うちの常連さんの演奏を聴きに行きます。後戻りの出来ないライブがご機嫌です。

ここで、お知らせを少し。お陰さまで、この8月に15周年を迎えましたが…開店当初から、特に通販専門になってから、僕が淹れたこーひーをお客様と一緒に味わうことが出来ず、隔靴掻痒の思いをしていました。で、ずーっと近所に移転を考えていたのですが…なかなかタイミングが合わなかったりしていましたが…やっと近所の常連さんが分かり易く来店し易い店舗がありましたので、移転準備をしています。今の店がとっても狭く、作業も限界にきてましたので、今度は少しは余裕のあるスペースで仕事も捗ると思います。これで、さかもとこーひーの試飲やコーヒー教室を気軽にしていけます。詳しくは、もう少し準備が進んだら又お知らせします。お楽しみに♪

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2008.09.01

「食が危ない!」

このところ、毎日もの凄い雨と雷で驚いています。「東京アメッシュ」という東京都水道局のサイトを知りました。その細分化された降雨情報を見ると、いかに局地的な豪雨が分かりました。

昔から僕は雨の被害が多くて…千葉市中央区で20年前にやっていたテ・カーマリーという紅茶の店の時は(地下の店だったのですが)2度浸水していますし(雨の降り注ぐ凄まじさが「ポセイドンアドベンチャー」のようでした。)、今の店でも近所のおゆみ池の対策がされる前は店の回り中が池のようになったこともありました。TVで浸水している映像を観ると、自分が浸水した時を思い出し、ゾッとします。

自然の力の大きさ、怖さを実感しますが…このところとっても興味深い本を2冊読みました。最初は「生物と無生物のあいだ」という、新書大賞とサントリー学芸賞をダブル受賞し、50万部も突破している評判の本です。その評判はちらほら聞いてましたが、高校が理数科なのに、落ちこぼれで、特に生物と物理がチンプンカンプンだった僕としては全く手が伸びなかったのです。それが、読み出したら止まらないグイグイ引き込まれる面白さだと聞き…読み出したら、そのとおり、止まらない!、生物生命をテーマにした良く出来たミステリー小説のようで、一気に読んでしまいました。

難しい専門的な内容を門外漢の僕にも分かり易く、そして興味深く伝わるように書かれた文章は素晴らしいと思いました。アメリカニューヨークやボストンでの研究所時代を振り返りつつ、分子生物学から「生命」の謎に踏み込んだものです。細胞から分子原子へと、そしてDNAからタンパク質、アミノ酸と話しを進めながら、生命の謎に挑み…最後は取り替えの効く機械とは違い…「時間」という後戻りのできない命に至りました。

僕としては…コーヒーの魅力は、素晴らしい魅力を持った素材が、水を介さない「乾熱調理」という焙煎によって生まれると考えているのですが…その「乾熱調理」の3つの特徴が…糖分の「カラメル化」、油分の「ディープフライフレーバー」、そしてタンパク質と糖分が一緒になって加熱された「メラノイジン」なんですね。

そのコーヒーに感じる魅力の大きな役割を担っている「タンパク質」が、如何に生命にとって大きな役割を果たしているかと知り…人間が魅力的に感じるものは生命にとって重要なものなんだと、ここ数年の美味しさとかコクをテーマにした研究の結果とつながり…爽快な気分になりました。

そして、次に手にしたのは…「食が危ない!」という怖いタイトルの本です。最近の豪雨もそうですが、温暖化の影響や世界的な食料危機、さらに日本国内の自給率の問題…僕としては成熟が進み、洗練された食事やお菓子、飲み物が楽しめる時代になったと感じると同時にチープに、また安全性も脅かされている面も大きくある日本の食や農業事情を考えさせられていました。

そんな時に、この「食が危ない!」は(こちらの本もいわゆる専門書では無く)一般の人向けに全体像を分かり易く書かれています。農薬や遺伝子組み換え農作物の実際や背景、食料自給率、小麦トウモロコシ等の食料争奪戦、日本の農業の危機的な問題から、国を支える農業の話し、自給率を高めるということ、食卓からできることと進み…食の危うさを最後に終わっています。

うちにも時々、無農薬コーヒーや有機栽培コーヒー、サステイナブルコーヒー等々の質問がくることがあります。そういったコーヒーは置いてありますか?と聞かれることもあります。が、この「食が危ない!」にも書かれていますが、そういったレッテルで解決するほど単純な問題ではないので、どうしても歯切れが悪くなります。商売としては「無農薬コーヒー」「有機栽培コーヒー」等々と販売すればシンプルなんでしょうが…飲食を仕事にして来年で35年、それなりに飲食や農業のことを考えてきましたので、そういった売り方は避けています。

安全で美味しい、魅力的なこーひーを追い求めていることに変わりはないのですが、なかなか厄介なテーマで…あれこれジタバタ35年していたら…後戻りの出来ない時間を持った生命と繋がってきました。と、いうことで…とりあえず僕にできることは…さかもとこーひーの四季の魅力を磨いて行くことだと…その原点に戻ります。魅力的なこーひーがエネルギーを与えてくれることは確かだと思ってます。

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