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2009.06.08

「キャンブリックティー、シナモンティー、ミントティー」

去年の10月におゆみ野店に移転してから…さかもとこーひーの前に営業していた紅茶の店テ・カーマリー(千葉市中央で1982年から10年間)の頃のお客さんが訪ねてくれています。お会いするのが15年ぶり20年ぶりの方も多く、先日その頃夕方やっていたケーキ教室に通ってくれていたお客さんが4名で訪れ…今でも、りんごのケーキやプリン、ティーケーキに苺のショートケーキを作っているとのことで、盛り上がりました。家庭で作れるお菓子がテーマでしたので、今でも楽しんでいてくれて、それは嬉しいものでした。

で、当然あの頃の紅茶の話しにもなるのですが…みなさん、困っているんですね。日常的に楽しむ手頃な紅茶に不便しているようなんです。あまりにも安い紅茶では香りや味わいが物足りないし、珍しい高い紅茶では毎日のように飲む値段や味わいでは無い。さかもとこーひーの常連さんでも、朝こーひー飲んだら、お昼は紅茶にしていて…でも、どんな紅茶を買ったら良いか分からない、そんな感じなんです。

さかもとこーひーでは開店以来紅茶は封印してきましたが…我が家では普通に淹れて飲んでいます。で、お客さんがそんなに困っているとは知らなかったのですが…だったら、僕がもう35年感じている紅茶の魅力をお届けしようと、茶葉を探しはじめました。

そしたら、渋みが物足りない、コクも無い、なんだか水っぽい腰の抜けたような紅茶ばかりで、困ってしまいました。紅茶関係の友人に聞くと、渋みが嫌われるようで、渋みの無い紅茶ばかりになっているそうです。ありゃりゃー!です。渋みが悪いんではなくて、渋みにも魅力的なものと、そうで無いものがあるだけなんです。紅茶業界はイギリス人がミルクティーミルクティーで長年楽しんできた紅茶の魅力を広めないで、手っ取り早く飲み易く分かり易い香りの紅茶ばかりで商売してきたのでしょうか。(発酵による香りと豊かな味わい、繊細で爽やかな渋み、きれいな水色が他の飲み物にない魅力だと思います。)

コーヒーの酸味と同じですね。酸っぱいコーヒーは嫌われますが、魅力的な酸味を上手にバランスとれば、お客さんは、全然酸っぱく無いですね、と言いながら、きちんと酸味の魅力を感じてくれます。

そんなこんなで、長くなりましたが、納得の行く紅茶が見つからないまま夏が近づいてきてしまいました…ので、とりあえず秋まで延期して…まずは、アイスティー用の紅茶を3種類ご紹介します。

茶葉はスリランカのディンブラとケニアをブレンドしました。最初はディンブラでコクと渋みのバランスの良いものをイメージしていましたが少し物足りなく…たまたま、ケニアの紅茶でコクのあるお茶に出会い、これをブレンドしたら香り、味、コク、爽やかさとバランスとれるなぁーと、仕上げました。そのブレンドがベースになり、シナモンスティックを加えたもの、ミントを加えたもの、の3種類発売します。

【キャンブリックティー】
僕自身19の時から紅茶の魅力に取り付かれ、21の時に神田神保町のティーハウスタカノに入り、紅茶にどっぷりつかるようになりました。その時に一番衝撃的だったのが「キャンブリックティー」というアイスミルクティーでした。

アイスティーは、通常濁りの無いきれいな色合いを出せると上手な淹れ方とされていましたが…それでは味わいの薄い(良く言えばさっぱりした)ものにしかなりません。で、その「キャンブリックティー」は、茶葉をたっぷり使い、抽出も時間をかけてしっかり淹れ、氷で急冷すると一瞬でクリームダウンという白濁するほど濃く淹れ、そこにたっぷりのミルクと隠し味のハチミツを入れました。

その発想の素晴らしさ、出来上がったアイスミルクティーの豊かで切れが良く爽やかな魅力に驚きました。夏は勿論、冬でもかなり出る人気の紅茶で、その後独立したテ・カーマリーでも変らず人気でした。

その魅力を、今の僕の感覚でブレンドし、お届けします。(勿論、レモンやその他プレーンのアイスティーにも使える茶葉です。)「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。

1260円/100g

【シナモンティー】
こちらは、キャンブリックティー用のお茶にシナモンスティックを砕いて混ぜています。これは、テ・カーマリーの時に、キャンブリックティーにシナモンの香りを加え、爽やかな甘さのアイスティーにしていました。その時は一杯一杯、シナモンスティックを砕いて淹れていましたが、家庭で気軽に淹れられるように、あらかじめブレンドしました。あの頃良くテニスをしていましたが、夏には、シナモンティーやミントティーのキャンブリックティーをまとめてつくり、持っていったのを思い出します。テニス仲間に大好評でした。シナモンスティックでかき混ぜただけのシナモンティーとは別物です。ひと口ひと口飲む毎に心地よく漂う紅茶とシナモンの香りをお楽しみください。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

【ミントティー】
こちらは、その頃(25年位前)ハーブをたくさん庭で育てはじめ、特にミントはスペアーミント、クールミント、ペパーミント、アップルミント、ベルガモットミント、あとは何があったか?手に入るだけ育て、毎朝摘んで店でミントティーとして使っていました。

フレッシュを使う時には、クールミントに少しドライのミントを加えると、フレッシュだけの時にある少しの青臭さがやわらぎ、ミントの爽快感が格別でした。その魅力を手軽に楽しめるようドライのミントを少し砕いてブレンドしました。この砕き具合もポイントなんです。パァ~っと香りが広がります。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

以下にレシピを簡単に書きますが、分かりづらかったらメールでも電話でもお気軽にお尋ねください。おゆみ野店ではいつでも試飲して頂けるよう準備していますので、お時間のある時にでもご来店ください、お待ちしています。

・・・
*紅茶の基本の淹れ方
(紅茶の本によっては…「6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする」をしないものもありますが、茶葉の周りにエキスがにじみ出ていて、軽くひとまぜすることで香りも色も味わいも一瞬で広がります。)

1.新鮮な水をやかん(ケトル)で沸騰させる
2.ティーポットを温める
3.茶葉を以下の量計り、ティーポットに入れる
4.沸騰したお湯をティーポットに注ぐ
5.以下の時間蒸らす
6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする

-アイスティーの場合は、
7.たっぷりの氷で急冷する

・・・
「キャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、ハチミツ1tsp(ティースプーン)+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、ハチミツ5tsp+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、ハチミツ10tsp+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「シナモンキャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「ミントキャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「アイスプレーンティー(シナモンティー、ミントティー)」
-1杯、オンザロック式
茶葉3g,お湯100cc,30秒、

「アイスレモンティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉3g,お湯100cc,30秒、レモンスライス1枚
氷の上にレモンスライスをのせ、
熱い紅茶をレモンスライスに当ててから
氷に触れさせ、急冷する。

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