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2011.02.20

「モカ・イルガチェフェ、グアテマラ・ラスロサスNW、ニカラグア・ブエノスアイレス、桜ぼんぼりカフェ」

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今朝の千葉はどんより曇って冷え込んでいますが…お店のお花は、春を先取りをした桜や桃で可愛くきれいです。雪が降ったり、雨になったり、風が吹いたりして…もうすぐ春ですね。この季節は、焙煎の火力が毎日変わるのでより神経を使い、朝から目一杯集中しています。

そんなこんなで…春に向けての新しいこーひー4つのご紹介です。

今回は…3年振りになるモカの最高峰「モカ・イルガチェフェ」…華やかでシルキーな魅力いっぱいの「グアテマラ・ラスロサスNW」…去年訪問した農園で、滑らかでフルーツ感いっぱいの「ニカラグア・ブエノスアイレス」…そして、春の人気NO1「桜ぼんぼりカフェ」…お楽しみください。

【モカ・イルガチェフェ】
昨年の10月に2年振りとなる「エチオピアモカ」をご紹介し…先日も、お客様から「きれいな味わいなのに、円やかなコクがあって、とても美味しかった」と、嬉しいご感想メールを頂きました。その「エチオピアモカ」は…エチオピアのシダモ地方のモカです。

今日、3年振りにご紹介する「モカ・イルガチェフェ」は…エチオピア南部のイルガチェフェ地域で…花とか紅茶や柑橘系のキャラクターが特徴の世界でも有名な高品質コーヒーの産地です。

しかし、最近のイルガチェフェは政府の管轄下で全て混入され、イルガチェフェG-2となってしまい、トレースは不可能となっているようです。また品質も均質化してしまい、際立ったキャラクターを持つロットがなかなか無いと聞きます。今回のオロミア農協は、農協産の為、ブレンドされることなく、輸出されることが出来たということです。

前振りが長くなりましたが…さかもとこーひーでは2004年にはじめて「モカ・イルガチェフェ」をご紹介し、2008年以来3年振りになる…僕が一番好きなモカの「モカ・イルガチェフェ」をご紹介します。

今回、サンプルをカッピングした時に…今まで手にした「モカ・イルガチェフェ」よりも、より一層エレガントで気品のある香りと味わいを感じました。その香りと味わいを繊細に仕上げてみなさんに楽しんでもらいたいなぁー!と思っていました。

最初のテスト焙煎では、香りの変化に集中しながら…いつものモカよりも3℃程浅く煎り止めたのですが…カッピングしてみると、そのフローラルさやスイートジンジャーの魅力は出ているものの、薄いフィルター一枚二枚覆ったように、やや曇っています。スタッフにカフェプレスで淹れて飲んでもらうと…フローラルもスイートジンジャーも感じる感じる…って、言ってくれましたが…2回目では、さらに2℃10秒程手前で焙き上げて…はい、バッチリOK!…スタッフに淹れると…え~!全然ちがうー!…最初のテストからどうイメージするか?…その瞬間が職人として、一番のやりがいで楽しみなんです。

そんな「モカ・イルガチェフェ」ですが…エレガントとか気品とかがまず浮かびました。口の中に漂う香りは…ジャスミンのようなフローラル、そこにスイートジンジャーが重なった感じでしょうか。ゆっくりと味わうと…ブルゴーニュのようなワイニー、さらにダージリンのファーストフラッシュを連想するような香りです。

とっても柔らかな良質な酸味があるんですが…その魅力的な酸味が見事に甘味に包みこまれている為に、その酸味が完全に隠し味になって、優しく円いコクを演出していると思います。柔らかな香り、口当たり、甘さ、長い長い上品な余韻…強い主張ではありませんが、非常にエレガントなこーひーだと思います。普段のさかもとこーひーとはちょっと違う世界をお楽しみください。

1890円/250gパック(税込み)

【グアテマラ・ラスロサスNW】
昨年の夏にご紹介して、とってもご好評だった「グアテマラ・ラスロサス」のナショナルウィナー受賞こーひーです。さかもとこーひーのグアテマラのメインの産地アンティグア地方とは違う、ウエウエテナンゴ地方で、COE入賞実績もある優秀な農園です。

「僕がグアテマラに惹かれる魅力のひとつが…ハニーライクです。フローラルな香りと甘さが一体になったようなハニーライクな魅力です。この「グアテマラ・ラスロサス」は…まず、柔らかな口当たりの甘さが最初に印象的でした。その後から…フローラル、ハニーライク…と押し寄せて、う~~ん、良いですねー。

少し冷めてくると…ブラックカラントからチョコレートのキャラクターが追いかけてきます。味わいは…今回のこーひーに多い、シルキーな繊細さと円やかな口当たりが良いですね。ブライトと言われる明るいニュアンス…冷めてくると濃縮感のある赤ワインのようなワイニーも感じられました。

さらに冷めるとスパイシーさが顔を出して来て、余韻に複雑さを与えています。完熟した甘さの余韻にフローラルやハニーライクがより魅力的で…アンティグアの個性とは明らかに違いがあると思います、お楽しみください。」…これが、昨年ご紹介した時のコメントです。

このナショナルウィナー受賞ロットは…そんな魅力の中でも…輝くような華やかさが印象的なキャラクターと、シルキーマウスフィールさが際立ち、それが余韻の柔らかな甘さの魅力へと流れていっていると思います。その魅力を生かす為に、ほんの少し焙煎のバランスを変えました。このウエウエテナンゴ地方のグアテマラの魅力をお楽しみください。

1890円/250gパック(税込み)

【ニカラグア・ブエノスアイレス】
去年訪問してきた「ニカラグア・ブエノスアイレス農園」をご紹介します。50年の歴史のあるファミリー農園で、品質重視で生産していて、このファミリー農園から、カップオブエクセレンスに2農園が入賞しているそうです。

非常に急峻な山で、東南向き斜面に面していたことを思い出します。とっても日射しが強く、又乾燥していて涼しい風が吹いていました。コーヒーの樹は、その強い日差しから守るためにシェードツリーに覆われている様子が印象的でした。

植えられている品種は「マラカツーラ」が80%で…マラゴチッペの甘さとボディを生かし、カツーラの明るさとアシディティを加えているそうです。では、そんな「ニカラグア・ブエノスアイレス」の魅力をご紹介します。

全体的な印象は…酸味の質の素晴らしさと甘さのバランスが取れて魅力的なことから…ジューシーで甘いこーひーになっていますね。さらに柔らかなマウスフィールの心地よさが加わって余韻が印象的になっていると思います。

香りは…フローラルやピーチからハニーライクにベリー、ミルクチョコレートと流れていき…柔らかな甘い口当たり、爽やかな余韻が甘さを伴って、長く続いていきます。

親しみ易く、円やかな口当たりから…明るく爽やかな甘さ、フローラルやピーチのキャラクター、長く心地よい余韻…と「ニカラグア・ブエノスアイレス」の美味しさをお楽しみください。

1575円/250gパック(税込み)

【桜ぼんぼりカフェ】
さかもとこーひーの春は「桜ぼんぼりカフェ」から訪れます。「花のような爽やかな香り」と「親しみやすい甘さ味わい」が、長かった冬から解放された今の季節にぴったりだと思います。春の人気NO1こーひーです。

透明感のある春の香りと心地よい豊かな口当たりをイメージしました。使ったこーひーは…「エルサルバドル・シャングリラ」…「コロンビア・サマニエゴ」…「ニカラグアCOEサンアントニオ」…「エチオピアモカ」…と、珍しく4種類使い…飲みやすさだけでは無い…味わい深さもイメージしています。

色々なフルーツとかフローラルな印象…味わいは、春にふさわしい穏やかな円やかさが魅力的だと思います。春の人気NO1ブレンドですから…毎年バージョンアップし、みなさんのご期待を越えるよう意識しています。

桜餅やイチゴのケーキと相性のよい円やかさですね…イチゴのケーキ、シフォンケーキやサブレ、ムース…りんごや洋梨のケーキ…桜餅に草餅…ご機嫌なひとときになると思います。カジュアルなギフトにもピッタリだと思います…お楽しみください。

1575円/250gパック(税込み)

「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。


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