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2011.07.31

「スタンダードを考える・2」

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・・・
*「代引手数料」と「ほのぼのこーひーの価格」についてお知らせです。

この春に、大きな話題になったコーヒー相場の高騰ですが、今年の新豆の手当がほぼ終わり、その高騰は、予想されたとはいえ、大変に大きなものでした。

本当に心苦しいのですが…「ほのぼのこーひー」の…「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」を…1575円/500g、945円/250gに…新豆を使い始める8月中旬から、変えさせて頂きます。

各「セット」の価格と、「3000円以上・送料無料」の、2つは堅持いたします、ご安心ください。

しかし、お支払いは…「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」…を、標準にさせて頂きます。(8月中旬以降に予定しています。)「代引手数料・無料」のコストを、高騰している生豆の仕入れにまわし、より際立つ魅力、クオリティの生豆を仕入れていきたい思います。ご不便おかけしますが、よろしく、ご理解をお願いします。

「代引払い」は…「4200円(豆代)以上、代引手数料・無料」…「4200円(豆代)未満、代金引換手数料・210円」になります。「代金引換払い」をご希望の方は…「連絡欄」に…「代引き払い」とお申し付けください。ご記入の無い場合は「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」でお届けいたします。(8月中旬以降に予定しています。)

・・・
相変わらず…ジメジメもわーっとした暑さが続いていますが、真夏のカーッした暑さは無いので、焙煎していて少し助かります。

「プロのつぶやき」の599回です。先週に続いての「スタンダードを考える・2」を書いてみます。最近…「モカ・イルガチェフェ」「エチオピアモカ・ナチュラル」「ケニア・カングヌ」「ボリビアCOENWアルベルト」と並べてカッピングしていると…ひとつひとつのクオリティの高さと同時に…そのキャラクターの多様性に目を見張ってしまいます。

10年位前に、スペシャルティコーヒーの素材を使い始めて…それまでに未知のクオリティ、キャラクターに出会う度に興奮していたことを思い出します。まだまだ、ブラジルも、グアテマラ、コスタリカ、ニカラグア、エルサルバドル、ホンジュラス、インドネシア…クオリティが高く、際立つ魅力、キャラクターのこーひーがたくさん届きます。

そういったキャラの立ったこーひーはとっても魅力的で愉しいのですが…その一方、何気ないスタンダード・標準な魅力も良いものです。

まぁ、ここで大切なのは…「普通の美味しさ」ってことでは無くて…さかもとこーひーの「スタンダード・標準のこーひー」が、どこまでクオリティ高く、美味しいっかてことです。しかも、それが、日常の暮らしの中で、さりげなく美味しい。そして、値ごろがちょうど良くって、とってもお値打ちってこともポイントだと思います。

「美味しさ」が…暮らしの中でちょうど良い!…「そのちょうど良い美味しさ」をどこまで磨けるか!って考えています。

僕はもう若くは無いし、時代の最先端もいっていないと思ってます。たまに、若い人がやっている最近のカフェに行くと、自分の息子とかわらない世代の人達が情熱をもって頑張っています。あーいった感覚は僕には無いなぁーと感じるのですが…まぁ、さかもとこーひーはカフェでは無いし…一人暮らしの常連さんもいますが…多いのは30-40-50-60代のご家族ですからね、そういった常連さんの暮らしをイメージできることが重要だと思ってます。

そういう意味では…開店以来続けている「こーひーレッスン」が一番大切だと、改めて感じます。幼稚園、小中学校や公民館も良いですが…やはりお客様のお宅に伺っての「こーひーレッスン」は、どんな暮らしの中でさかもとこーひーが飲まれているのかが分かるので大切です。先日数えてみたら…もう400-500回位になっている感じです。世代毎に、包丁やケトルが違うんです。

余談ですが…40代50代60代の常連さんとは長いおつきあいできているんですが…最近、増えてきている30代のお客様とは、とりわけその世代の女性の方とは、接点が無いので、やはり意識するようにしています。3年前におゆみ野店を出したのは…おゆみ野近辺に増えている…まだお子さんのいないご夫婦、赤ちゃんや幼稚園のお子さんがいるご夫婦に来て欲しかったのが理由のひとつなんです。

最近は…しばらくぶりに来店されたら、おめでたでお腹が大きくなっていて…次に来られた時は、赤ちゃんと一緒…そんなことが増えています。うちの店は、主婦が三人いるので、そうなると…可愛いぃー♪って大騒ぎして…その後は、色々とアドバイスがはじまったりして…いい感じです。

で、まぁ、常に時代と少しズレている人生なんですが…その分、ヒット商品とか、流行ものから遠いところで生きてきたので…ピークが無い分、静かに息の長い仕事や商いをしていける可能性があると思ってます。飲食やケーキ、パンでもヒット商品、流行に乗るものがあるけれども、そういったものは大きな波に翻弄されやすいですよね。

そんなこんなで、スタンダードを考えてみると…親しみやすさ、飲みやすさ、万人向けとかでは無い…総合力でさかもとこーひーの看板となるスタンダードこーひーは、どういったものが常連さんに…おっ!これだよー♪…って、感じてもらえるんだろーなー?って考えています。

今でも…アトムの子、茜ブレンドといった看板がありますが…それは、スペシャルティコーヒーに踏み込む前にイメージしたもので…それから、スペシャルティコーヒーを扱って10年以上になり、素材のクオリティアップが進み、焙煎の技術も、イマジネーションも向上してきました。これからのさかもとこーひーの看板を考えています。

う~~ん、なんだかまとまりません。昨晩の、幕張本郷サンク・オ・ピエでの、いつものワイン会の酔いが残っている感じです。夏は、もう5年以上続いている恒例シャンパーニュ尽くしで…テーマはボランジェで、スペシャル・キュベ、ヴィンテージのグランド・アネ、グランド・アネのロゼ、そしてグランド・アネのロゼに使われる赤ワインのコート・オー・ザンファン、最後はフィリポナの甘口シャンパーニュ。

料理は、ラベル・ルージュのマグレ鴨でシェフが作ったスモーク生ハム http://plaza.rakuten.co.jp/cinqchef5/diary/201107020000/からスタートして、イサキとフォアグラ、鳩、アプリコットのタルトにヴァローナのカライブを使った生チョコ…こーひーは「ケニア・カングヌ」と「アニバーサリー2011」で…満喫しました。

で、先日新しい焙煎機を発注しましたので…その辺から、次回「プロのつぶやき・600回」に続きます。

震災をきっかけにして、Twitterはじめています。こーひーの話しをメインにぽつぽつやってます。
http://twitter.com/sakamotocoffee

「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2011.07.26

「コーヒービジネスを考える(20)」

「コーヒービジネスを考える(20)」です。

前回は、
自営レベルのカフェの大変さの続きでした。

ようは、
カフェは客数が必要な商売なのに、
客数をこなす仕組みになっていない店が多いように
感じているということです。

業界では、バリスタ選手権をはじめとして
エスプレッソやラテ、ラテアートが盛り上がっていますが、

勿論、それらのスキルアップは当然必要なことですが、

なんか、そのスキル頼りって感じが伝わってきます。

ケーキでも、パンでも、洋和食でも、
技術はあって当たり前で、
さらに、そこからどのような顧客に対して、
どのような魅力、価値を提供するかっていうところで
勝負しているんですね。

まぁ、それぞれのジャンル内での、
レベルの高低は勿論ありますけどね。

エスプレッソやラテの技術があっても、
その前提の豆の問題もありますし、

さらに、
そのカフェの利益性の壁が大きく立ちはだかります。

客数が必要となると、
立地や店舗規模が限られてきます。

繁華街立地だと、
物件コストが大きくなり、
個人レベルでは手がでなくなります。

その前に、そのような物件は
表に出る前に、チェーン店向けで決まってしまいます。

それらをクリアーしても、
オーナーバリスタが、多くの客数をこなすには、
肉体的にも精神的にも無理がでてきます。

すると、スタッフが問題になります。

しかし、
黒字の喫茶カフェの一人当たり年間粗利が
400万円届かない現実がありますから、
スタッフに充分な待遇ができません。

すると、路地裏立地で、
スイーツやパスタ、夜はお酒を出すカフェになります。

しかし、スイーツもパスタも専門のレベルの高い繁盛店が
あります。

カフェを考えると暗い話しになってしまいます。

それも、カフェをやりたいという人がたくさんいます。


今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
スペシャルティコーヒー・スモールビジネスマーケティング


さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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2011.07.24

「スタンダードを考える。」

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・・・
*「代引手数料」と「ほのぼのこーひーの価格」についてお知らせです。

この春に、大きな話題になったコーヒー相場の高騰ですが、今年の新豆の手当がほぼ終わり、その高騰は、予想されたとはいえ、大変に大きなものでした。

本当に心苦しいのですが…「ほのぼのこーひー」の…「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」を…1575円/500g、945円/250gに…新豆を使い始める8月中旬から、変えさせて頂きます。

各「セット」の価格と、「3000円以上・送料無料」の、2つは堅持いたします、ご安心ください。

しかし、お支払いは…「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」…を、標準にさせて頂きます。(8月中旬以降に予定しています。)「代引手数料・無料」のコストを、高騰している生豆の仕入れにまわし、より際立つ魅力、クオリティの生豆を仕入れていきたい思います。ご不便おかけしますが、よろしく、ご理解をお願いします。

「代引払い」は…「4200円(豆代)以上、代引手数料・無料」…「4200円(豆代)未満、代金引換手数料・210円」になります。「代金引換払い」をご希望の方は…「連絡欄」に…「代引き払い」とお申し付けください。ご記入の無い場合は「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」でお届けいたします。(8月中旬以降に予定しています。)

・・・
台風が来たり、毎日涼しかったりで…少し真夏を避けた感じの一週間でした。今朝の千葉は夏の空がひろがっていますが…爽やかでご機嫌です。

それにしても…なでしこジャパンは素晴らしかったですね。日月で博多に行っていたんですが…ホテルで起きたら、延長に入るところでした。帰ってから録画をゆっくりと観たら、前半も見応えがありましたね。アメリカの強さが伝わってきましたが…それを凌いだんですから…チャレンジャーの強さが素晴らしいと思いました。

そんなこんなで…この「プロのつぶやき」が、今回で598回目になりました。HPを作った時に…こーひーをテーマにして、毎週コラムを書いていこうと決めたのです。それで「500回記念」を書いたのが、ついこの間と思っていたら…2009年8月30日でした。あの時は…「世は〆切」をテーマにして、山本夏彦翁や黒澤監督から受けた影響について書いています。

まぁ、あれから何が変わったのか?と思っても…今更何も変わらないのですが…「プロのつぶやき」の600回とさかもとこーひーの18周年に向けて…過ぎた日々を振り返り…まだまだ後20年は元気に仕事するつもりですので、これからの20年を考えてみようと思ってます。

で…いつもは「いまでやhttp://www.imadeya.co.jp/」さんでお酒を買うのですが…近所におおきな酒屋さんができたので、覗いてみたら…「デュワーズ ホワイトラベル」が売っていました。(あまり売っていないんです。)

デュワーズは、スコッチウィスキーのスタンダードですが…スタンダードの中でも特級?でしょうか…アメリカではスコッチと言えばデュワーズといわれるくらい有名だということです。

19才でフルーツパーラーで修行をはじめてから…飲食のプロを目指す中で…「美味しい!」ってなんだろう?を追いかけてきました。まぁ、美味しさは快感であり、毒から身を守り、身体に必要とされるものを美味しく感じるっていうようなことをベースにしていたのですが…何を美味しく感じるかは、人それぞれですから…その美味しさを仕事にするにあたって…何か規準が欲しかったんですね。

それで…世界で美味しいと認められているものを、まずはたくさん身体に入れようと…そんな中でも、スタンダードと言われるものを数多く体験していったら、何かした規準らしきものが見えてくるのでは?と思ったのでした。

で…コーヒーの有名店を飲み歩きながら、コーヒーの美味しさはなんだか分からず(今にして思えば、農産物としての美味しいコーヒーなんてその頃無かったんですが…。)…同時並行で紅茶を飲みまくりました。

紅茶は幸いにして「リプトンの青缶」がありました…「リプトンの青缶」はスリランカ紅茶のスタンダードの上級品ということで…ポンド缶を、ひと缶飲み終わると、次のひと缶というように何缶飲んだか分からない程飲みました。

これ以降、スリランカの紅茶を飲む時には…「リプトンの青缶」よりクオリティが高い、美味しい時には上級品、低い時には中級品といった規準ができました。その後は「F&Mのロイヤルブレンド」を何缶も飲んで、イギリスで高評価を受けているブレンド紅茶のクオリティとキャラクターを憶えたものでした、もう35年前ですか。そんな感じで…洋食、鮨、天ぷら、うなぎ、そば、ラーメン、ケーキ、パンとひたすら飲み食べしていたんです。

そして…お酒ですね…若くて、お酒にも強かったので…けっこう飲んでいたんですが…その頃は日本酒の暗黒期で、今のような素晴らしい日本酒を知るのはまだもう少し先でした。すると、ビールとウィスキーになります。国産ウィスキーも、これまた今のようなクオリティでは無くて…アルコールの辛さビンビンで…世界で本物と言われているウィスキーを飲まなきゃとスコッチを飲み始めたのです。

でも、あの頃はスコッチもバーボンも高かったんです。そんな時に、スコッチのスタンダードとして一番飲んだのが「デュワーズ ホワイトラベル」でした。因みに、今回買った値段が、1000円少しですから、驚きです。あの頃スコッチと言えば…ジョニーウオーカー、J&Bとかブラック&ホワイト、バランタイン…まだまだたくさんありますがデュワーズ・ホワイトラベルを基本にしたんですね。

そして、今週毎晩晩酌で飲んでました。30年ぶりかな?…う~~ん、さすがのバランスですね。紅茶とスコッチで彼らが磨いて来たブレンドの技術と感性の凄さを学んだものでした。

バランスというと…バランスが取れている…といった評価になると思いますが…たんにバランスが取れているんじゃなくて…微妙にバランスを崩すセンス…バランスを崩しつつバランスを取る、その辺が絶妙で…その秘訣を知りたかったのです。

例えば、以前「コーヒーのブレンドはブルマンを目指す」といったことが言われたものでした。それが完璧なバランスであると…。そんな業界の通説に疑問を感じていたんですが…紅茶やスコッチのブレンドのバランスには、それを楽しむ人、味わう人が見えるんです。ところが、業界の通説には、お客様が見えないんですね。ブルマンブレンド、キリマンブレンド、モカブレンド…そこには頭で考えた品揃えしか見えてこないと思ったのです。借り物って感じです。

さて、その「デュワーズ ホワイトラベル」ですが…優しすぎず、柔らか過ぎないのですが、円やかでバランスがとれています。40種類以上のモルトとグレーンウイスキーをブレンドしているといわれていますが…混ぜれば混ぜるほど個性が弱くなるのが基本ですが…強すぎず、しかし、弱すぎず、穏やかな中の個性の主張。さりげなく飲んで、飽きずに楽しめる…やっぱり素晴らしいスタンダードですね。

と、いうことで…さかもとこーひーは、これからの日本のスペシャルティコーヒーのスタンダードはどういったものが求められるのか?考えていこうと思ってます。

この10年で素材のレベルもバラエティも豊かになり…ハイレベルのスタンダードこーひーの可能性が見えてきています。この10年で、素材がレベルアップし、焙煎やブレンドのスキルアップもしてきました。さらに、磨くために…新しい焙煎機の導入に一歩一歩進んでいます。

そろそろ、でかけますので…次回に続きます。

震災をきっかけにして、Twitterはじめています。こーひーの話しをメインにぽつぽつやってます。
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「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2011.07.22

「コーヒービジネスを考える(19)」

「コーヒービジネスを考える(19)」です。

前回は、
自営レベルのカフェの大変さでした。

先日、野暮用で博多に行ってきました。
まったく外食する時間がなくて、
博多ラーメンでさえも、
帰りの空港で食べたくらいでした。

1泊だったので、
翌朝、コーヒー飲みたいなぁーと思い、
検索すると少し歩いたところに
スペシャルティコーヒーのカフェがあるので、
テクテク行ってきました。

素材は良い、焙煎は?の日本のスペシャルティコーヒーの
多いパターンでしたが、

20席弱のフルサービスだったのです。

注文とりにきて、
持って来てくれて、
後払いで、
セルフじゃ無いってことです。

ふた月程前に札幌に行ったときも、
まったく同じような行動パターンでしたが、
その時のカフェも、
素材良し、焙煎?のフルサービスでした。

ともに、エスプレッソも頑張ってました。

多分、地域に密着して、良い店なんだろうと
思いますが…商売としては難しいだろうと
思ってしまいます。

焙煎して、卸やったり、豆の販売したりすれば
良いんでしょうけれども、
それでもオーナーは良いですが、
スタッフにはあまり報うことが難しいでしょう。

これが、居酒屋等でしたら、
まかないで食費を浮かせて、貯金に励めば、
独立の可能性が大です。

カフェだと、その可能性も小さいことを
僕はよく知っています。

そんなこんなで、
では、僕が今30前後で、カフェをするとしたら…

千葉の中心街の外れ、
できたら会社が多いところ、
10坪前後、
テーブルと椅子は無し、
スタンディングのテーブルと椅子をいくつか、

それで、
一日300人以上は欲しいところです。

他に、テイクアウト、オフィス向けデリバリー、
豆の販売から家庭向け、卸…への営業。

これだったら、
カフェの敷居の低さが魅力をフロントエンドになって、
なんとかまともな暮らしができるようになるんじゃ
ないかと思います。

ポイントは、
セルフ、to goとfor hereでたくさんのお客様の可能性があること、
ハウスリストでリピートの可能性が広がる事、
ですね。

フルサービスのカフェや喫茶店では、
客数が一日50人100人レベルになってしまいがちです。

昭和の繁盛喫茶店は、フルサービスで、
一日300-500人入る店がけっこうあったんです。

それなら良いですが、
それでも今無くなってしまいました。

これが現実ですね。

まぁ、僕は50半ばになってしまいました…。


今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
スペシャルティコーヒー・スモールビジネスマーケティング


さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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2011.07.17

「ケニア・カングヌ、アニバーサリー2011、木陰」

20110717_logo

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*「代引手数料」と「ほのぼのこーひーの価格」についてお知らせです。

この春に、大きな話題になったコーヒー相場の高騰ですが、今年の新豆の手当がほぼ終わり、その高騰は、予想されたとはいえ、大変に大きなものでした。

本当に心苦しいのですが…「ほのぼのこーひー」の…「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」を…1575円/500g、945円/250gに…新豆を使い始める8月中旬から、変えさせて頂きます。

各「セット」の価格と、「3000円以上・送料無料」の、2つは堅持いたします、ご安心ください。

しかし、お支払いは…「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」…を、標準にさせて頂きます。(8月中旬以降に予定しています。)「代引手数料・無料」のコストを、高騰している生豆の仕入れにまわし、より際立つ魅力、クオリティの生豆を仕入れていきたい思います。ご不便おかけしますが、よろしく、ご理解をお願いします。

「代引払い」は…「4200円(豆代)以上、代引手数料・無料」…「4200円(豆代)未満、代金引換手数料・210円」になります。「代金引換払い」をご希望の方は…「連絡欄」に…「代引き払い」とお申し付けください。ご記入の無い場合は「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」でお届けいたします。(8月中旬以降に予定しています。)

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毎日、暑い暑いと言っていますが…昨日土曜日来られたお客様から、軽かったようですが「熱中症にかかってしまった」と聞きました。頭が痛くなるようです。気持ち悪くなったりぼーっとしたらいけないそうです。僕自身でも、先日真冬と同じような回数焙煎した日がありまして…その時は身体が怠くなりました、要注意ですね。首の後ろを冷やしながら焙煎しています。みなさん、くれぐれもご自愛ください。

店で出しているアイスこーひーを「スプラッシュカフェのアイスこーひー」から、「ボリビアCOENWアルベルトのアイスこーひー」に換えました。さかもとこーひーに慣れていないお客様は、濃いめ苦めのアイスコーヒーのイメージと全く違うので、一瞬戸惑いますが…すぐに、その爽やかさや後味のキレの良さに和んで頂けますね。

「スプラッシュカフェ」の時は…冷たいドリンクにレモンスライスを入れたり、フライものにレモンをひと絞りするような感じで…柑橘系のキャラクターのケニアをブレンドしているんです、ってお話しすると、伝わりやすいですね。

「ボリビアCOENWアルベルトのアイスこーひー」は…ミントのキャラクターをお話しして、その魅力をアイスこーひーで爽やかに楽しんで欲しいとお話ししています。

そんなこんなで…7月のこーひーのご紹介です。まず、できるだけたくさんのみなさんに味わって欲しいと思う素晴らしさ「ケニア・カングヌ」…さかもとこーひー開店18周年記念ブレンドで、原価無視して贅沢にブレンドした「アニバーサリー2011」…最後は「夏への扉」からバトンタッチした真夏向け爽やか系ブレンド「木陰」です、お楽しみください。

【ケニア・カングヌ】
開店以来18年で一番凄いと思うケニアに出会いました。まぁ、開店当時使っていたケニアは、今のトップクオリティのものとはレベルが違っていたと思いますが、スペシャルティコーヒーとしてのトップクオリティの最初のケニアを振り返ってみたら、2001年7月28日にご紹介した「ケニア・ンディミ」でした、ちょうど10年前になりますね。今でも、当時の興奮を覚えています。今では、ケニアでも、色々な産地でそれぞれの際立つ香りや味わいが競い合っていますが、10年前は…「ケニア・ンディミ」のフルーツからシトリック、そしてフローラルへと繋がる香りに驚き圧倒されたものでした。コーヒーでこんなめくるめく香りを楽しめるのかと衝撃的でした。

それから、毎年毎年、色々なトップクオリティのケニアを使ってきました。最初は、シトリック系というだけで嬉しかったものですが、その後は、フローラルが魅力的なもの、ワイニーさが際立つものとか、味わいでも、非常に繊細な魅力のものから、ボディのしっかりつ豊かなものまで…ケニアだけでも様々なキャラクター、魅力を経験してきました。

さて、そこで…今回ご紹介する「ケニア・カングヌ」です。この「ケニア・カングヌ」が今までのさかもとこーひーのケニアで一番だと感じた魅力は、ブルゴーニュの上質な白ワインのような魅力に惹き付けられたからです。

熱い時は、まずフローラルや赤いベリーのキャラクターから感じられて…次にシトリック系の味わいが顔を出してきます。徐々に冷めてくると…味わいの繊細さや滑らかさが魅力的に伝わり…優しい口当たりと上質で複雑な香りが一体化してきます。

さらに冷めて来ると…優しい口当たり、余韻の柔らかな甘さとシトリックさ…繊細で、きれいな余韻へとご機嫌になってきます。そこにグッと印象的に感じられるのが…ブルゴーニュの上質な白ワインのような際立つ魅力です。香りと滑らかで柔らかな口当たりと甘さに、心地よい上質な酸が顔を出して…このニエリの高地産「ケニア・カングヌ」を際立たせていると思います。

是非…このこーひーだけで、ゆっくりと味わい、楽しんでほしいと思います。

1890円/250gパック(税込み)

【アニバーサリー2011】
去年の夏は記録的な猛暑でしたが…今年は、大震災から間もなく、電力不足の中、早い梅雨入り、梅雨明けの猛暑!なんなんだこの暑さは!と思いますね。そんな夏にご紹介するのは、さかもとこーひー18周年記念の「アニバーサリー2011」です。使ったこーひーは、18周年のお祝いですから…「ボリビアCOENWアルベルト」「コロンビアCOEパロセコ」「ブラジルCOEカンバラ」という思いっきり贅沢にブレンドしました。コーヒー相場が高騰するなか、原価なんて忘れて、ブレンドしました。

イメージしたのは…華やかさ、輝きを第一にして…フローラルさから柑橘系…ベリーな感じからほのかなミルクチョコレートの感じです。口当たりの柔らかな心地よさと上品な甘さ…赤いベリー系のフローラルな余韻へと流れて…夏向けのキレの良い味わいがフィニッシュとなります。「ボリビアCOENWアルベルト」のミントキャラクターが隠し味で活躍しています。(あまり豆が無いので、ひと月限定になると思います、よろしくお願いします。)

「コロンビアCOEパロセコ」と「ブラジルCOEカンバラ」は、この「アニバーサリー2011」の為に、取っておきました。「ボリビアCOENWアルベルト」は、去年不足したので、たっぷりと確保しておきました。気がつけば、18周年…あっという間のような、もうそんなに経ってしまったのかというような…ずーっと、60代を全盛期にしたいなぁーと思ってきましたが、その60代がいよいよ迫ってきました、あと4年位ですので…新しい焙煎機をはじめ、準備に入っています。まだまだ、これからですので、ご期待ください。

1575円/250gパック(税込み)

【木陰】
最後は、涼やかな真夏の爽やか系お勧めブレンド、4年目の「木陰」です。夏の日、木陰を吹き抜ける風の爽やかさをイメージしました。暑さにも、エアコンの風や冷たい飲み物にも疲れた身体に優しい、上品で美しい透明感が魅力的だと思います。そして柔らかな心地よい口当たり、余韻が爽やかな風のように優しいこーひーだと思います。

今年の「木陰」は…「エルサルバドル・サンイシドロ」と「モカ・イルガチェフェ」のシンプルなブレンドです。「エルサルバドル・サンイシドロ」の明るく素直で滑らかな味わい…「モカ・イルガチェフェ」のフローラルとスイートジンジャーの素晴らしい香りと繊細な味わいで木陰の爽やかさをイメージしました。大切なのは…明るく爽やかな味わい…フルーティさが涼やかな軽やかさを魅力的にして…冷めてから豆のよく熟した甘さが、ほっと和ませてくれます。仕上げは「モカ・イルガチェフェ」の繊細な香りです。気持ちも身体も元気にしてくれると思います。暑さに負けず、涼やかにお楽しみください。

1575円/250gパック(税込み)


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2011.07.14

「コーヒービジネスを考える(18)」

「コーヒービジネスを考える(18)」です。

前回は、
ハウスリストが無ければお手上げ!というお話しでした。

カフェには、ハウスリストが無い弱みがあるのですが、

逆に言えば、
マスマーケットを相手にして拡大していけば、
急成長の可能性があります。

その成功例がスタバでしょう。

もともと、ビーンズショップだったスタバを、
成長戦略をとり、
カフェにして、
サードプレイスをコンセプトにして
見事に拡大しました。

ビーンズショップでは、
こうは急成長できないでしょう。

反面、個人店レベルだと、
ビーンズショップは地域に根差して、
負けない、安定した商いの可能性があります。

自営レベルのカフェは大変です。

なんたって、
TKCのデータで、
黒字企業の一人当たりの年間粗利が、
カフェはずーっと400万円に届かず、
最下位ですから…、
生産性最悪です。

だからこそ、
カフェが自家焙煎して、
豆の販売もしようとするのでしょう。

しかし、
それも簡単ではありません。

今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
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「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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2011.07.10

「絶品レストラン」

20110710_photo

・・・
*「代引手数料」と「ほのぼのこーひーの価格」についてお知らせです。

この春に、大きな話題になったコーヒー相場の高騰ですが、今年の新豆の手当がほぼ終わり、その高騰は、予想されたとはいえ、大変に大きなものでした。

本当に心苦しいのですが…「ほのぼのこーひー」の…「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」を…1575円/500g、945円/250gに…新豆を使い始める8月中旬から、変えさせて頂きます。

各「セット」の価格と、「3000円以上・送料無料」の、2つは堅持いたします、ご安心ください。

しかし、お支払いは…「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」…を、標準にさせて頂きます。(8月中旬以降に予定しています。)「代引手数料・無料」のコストを、高騰している生豆の仕入れにまわし、より際立つ魅力、クオリティの生豆を仕入れていきたい思います。ご不便おかけしますが、よろしく、ご理解をお願いします。

「代引払い」は…「4200円(豆代)以上、代引手数料・無料」…「4200円(豆代)未満、代金引換手数料・210円」になります。「代金引換払い」をご希望の方は…「連絡欄」に…「代引き払い」とお申し付けください。ご記入の無い場合は「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」でお届けいたします。(8月中旬以降に予定しています。)

・・・
今朝起きたら、ドピーカンの夏の空がひろがってました。昨日梅雨明けした千葉ですが…まだ7月中旬なのに、いきなり真夏です。昨日は、スタッフのOさんが家庭菜園のトウモロコシを朝もぎ立てで持って来てくれました。鮮度が宝なので、夕食後2本も食べてしまいました。今週は、昨年訪ねた山形の果樹園から紅秀峰が届き…「スプラッシュカフェのアイスこーひー」と一緒に楽しみました。チェリーとアイスこーひーってとってもよく合いますね。涼しげ!最高です。

それと、熊本の常連のKさんが都内に来られたついでにわざわざ来店くださり、なんかはじめてお会いする感じが全く無く色々と楽しくお話ししました。翌日には、こちらも常連のSさんご夫妻が福島から来られて、震災後のお話しなどお話ししました。メールやお電話でお話ししていても、実際にお会いしてこーひー飲みながらお話しすると、より親しさが増しますね。

そんなこんなで…先日「絶品レストラン」(友里征耶著)というレストランのガイドブックがでて、さっそく読んでみました。友里さんは、プロのつぶやき512「グルメの嘘」でもご紹介しましたが…僕と同世代で「自腹・覆面」の取材スタイルで、あくまでもお客さん目線でのグルメ批評で話題となっている方です。

「グルメの嘘」では…「ヨイショライターと、特別待遇のこと」…「放送作家、文化人、芸能人のこと」…「言ったもん勝ちのカリスマ生産者について」から…店側については「多店舗展開の問題」…「他の店で食事をしない料理人のこと」等主張されて…最終章では…「良い飲食店の条件とは?」で…「支店を出さない」…「最初のコンセプトが大切」…「キャパシティ増大のデメリット」…「マスコミ露出を控えめにする」…「シェフの顔を見せる」…「素人の指摘にも耳を貸す」…「増殖しない、見栄を張らない」…「たまには変化を求める」といったように指摘しています。

その「グルメの嘘」を踏まえて…実際に友里さんお勧めの店のガイドブックが「絶品レストラン」となったわけです。

紹介している個々のお店は別にして…とっても共感したのが…このガイドブックの「評価の規準」を明確にしていることです。日本が経済的に成長して、一般大衆がグルメとか言いだし、グルメ本とかガイドブックが広まってきてもう25-30年位になりますか。

僕が喫茶業に入って37年になりますが…その頃から、喫茶の有名店だけで無く、美味しい店を色々と回りはじめましたが…ガイドブック等一般的な情報が少なかったので…「専門料理」「食堂」「飲食店経営」といった業界の専門誌を読みながら、そこで紹介される店に行ったものでした。

その後、山本益博さんのグルメ本が次々と出るようになり…さらに雑誌や単行本の記事が増え、書く人も増え続けて、今に繋がっていると思うのですが…基本的にそれらの記事は、不特定多数のお客さんに向けて書かれているわけです。一般庶民が豊かになって、情報が増え、新しい美味しさ、未知の体験に魅力を感じる人が増えてきた時代ですね。

そりゃー、マスコミって言うくらいですから、マスマーケット相手にしなければ、売り上げにならないですからね、分かりますが。

ところが、その後日本の成長期が終わり、成熟期とか衰退期と言われるようになってくると…若い人から年配の方まで、飲食の経験を重ね…海外の本場の体験が一部の人だけのものだったのが、本場を知っている人が当たり前のように増えました。

そこで…「美味しさ」ってものも変わっていっていると思うのです。特に、嗜好品や高額店の「美味しさ」を真面目に考えると…「好み」とか「経験」によって感じる「美味しさ」に違いが出て来ると思うのです。それが「美味しさの進化・成熟」とも言えると思います。

美味しいもの好きな方々のお好みが細かくなってきますから…店側としては、あまり大きな店は出来ないし、支店を増やすことも難しくなってきます。店のスタイルを明確にしていったほうが、お客様との相性も良くなり(その反面、合わない方も増えます。)美味しさや価値が伝わりやすくなると思います。

ですから、それらの店を紹介するガイドブックが不特定多数のマス相手に、美味しい、美味しく無いと言ってしまうと…読者とミスマッチになってしまう恐れが出てしまいます。しかし、本は一定以上売れないと困りますから悩ましいところですね。まぁ、本来広くたくさんのお客様を相手にできないはずの高額店が、マスコミに取り上げられて、もっともっとお客さんを増やし、支店を出したいという欲にかられていますので共存共栄でしょうか…。

そこに、「絶品レストラン」は…巷にあふれるヨイショ本ではなく、料理人や店の利益でを考えるのではなく、一般客のために食べて後悔しない店を…評価の規準を明確にして紹介したわけです。読者として、自分の好みと照らし合わせて、取捨選択すればよいので助かります。

その評価規準は…例えば…1.立地条件「都内、しかも都心を中心にして「立地の妙による過大評価店」を排除する。」…2.レストランの経営方針に関して「酒類の豊富さと根付けの安さには高評価」…3.個人的嗜好「地元色のある店を評価、化学調味料の多用する店は除外、性格の悪い料理人は除外」…「デザート類は評価対象外、マダムに弱い」…4.その他「コストパフォーマンスにこだわる、ポーションの大きい店や食べ放題にも弱い」…等々あります。

スペシャルティコーヒーという…「クラフト」で「カスタマー・オリエンテッド」という嗜好品にも通じる考え方だと共感したわけです。スペシャルティコーヒーを扱っていても…店売りから、通販、カフェやレストランへの卸、量販店ルートへの卸と売り上げに繋がれば何でも有りの店が増えているように感じています。勿論、それぞれのビジネスですから、どう売っても構わないのですが…その「美味しさ」は誰に向けての「美味しさ」なのか?疑問を感じます。

僕が憧れる店は…デパ地下に出店しない老舗繁盛和菓子屋さんなんです。僕自身、デパ地下は好きで、50代のおっさんとしては、けっこう利用しているほうだと思います。最近だけでも、梅園のアンミツや芋きんに鳩サブレと、本店にはなかなかいけなくてもデパ地下で気軽に買えて便利にしています。

しかし、デパ地下の高級店とデパ地下に出店しない老舗繁盛和菓子屋さんとは、曰く言いがたい一線があると思うのです。デパ地下のお店は、高級店であってもマスマーケット向けなんですね。で、さかもとこーひーは、デパ地下に出店しない老舗繁盛和菓子屋さんに憧れるわけです。最後に…この「絶品レストラン」のひとつひとつのお店の紹介を読んでいると…それぞれのお店に行ってみたくなりました。友里さん自身が、読者目線で書いたガイドブックなんだと伝わってきました。日本の美味しさの成熟を期待します。

震災をきっかけにして、Twitterはじめています。こーひーの話しをメインにぽつぽつやってます。
http://twitter.com/sakamotocoffee

「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2011.07.07

「コーヒービジネスを考える(17)」

「コーヒービジネスを考える(17)」です。

前回は、
ハウスリスト、顧客管理ができるかどうか?ってこと…でした。

通販業界は、
このハウスリストが自然と集まりますので、

それをパワーにして、
まだまだ成長しています。

通販のデータで、
腰を抜かしたことがあります。

何故、通販で買い物をしますか?

と、いう質問に、

商品が魅力的?
価格が安い?お手頃?
早く届く?
品揃えが多い?

まぁ、そういった理由も当然あるのですがぁー…

輝く一位は…

○○が○○だから。

ここからが、ふかぁ~い話しになります。

飲食喫茶は、
立地やデザイン、宣伝、店舗の規模、看板、メニュー等々が
的確であれば、それだけで集客力ありますから、

勢いにのると、成長、拡大が早いんですね。

その分、潮目が変わると落ちるのも早いですけどね。

通販でなくて、
来店型の店は、
ハウスリストといっても、
そうは簡単に集まりません。

面倒です。

ついつい、
ポイントサービスとかに逃げてしまいます。

ハウスリスト集めても、
その使い方に上手下手もありますし、
効果的に使うにはふか~~い話しがあります。

BtoBならば、こちらも自ずと会社のデータ集まりますけどね。
なんか、当たり前すぎて、上手く活用していないように
感じます。

まぁ、上手下手があっても、
ハウスリストあるなら、
進歩できますが、

ハウスリスト無ければお手上げです。

おまけに、
カフェに比べて、ビーンズショップは客数少ないですからね。

今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
スペシャルティコーヒー・スモールビジネスマーケティング


さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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2011.07.04

「焙煎のレシピ&方程式・3」

20110703_photo

・・・
この春にTVや新聞等で大きな話題になったコーヒー相場の高騰ですが、さかもとこーひーでは去年契約した豆を使っていましたので、値上げをしていませんでした。そして、中米の新豆の手当がほぼ終わりになってきましたが、その仕入れ価格の高騰は、予想されたとはいえ、大変に大きなものでした。

その豆を使い始める8月中旬から…本当に心苦しいのですが…「ほのぼのこーひー」の…「アトムの子」…「カフェヴィータ」…「カフェコージー」…「アイスコーヒー」を…1400円/500g、790円/250gから…1575円/500g、945円/250gに…変えさせて頂きます。さかもとこーひーのベースになる「ほのぼのこーひー」ですが…あまりの相場高騰で価格を維持できなくなりました、よろしくご了承ください。

また、さかもとこーひーとしては「日常の暮らしの中のこーひー」を大切にしていますので…ご注文全体の60-70%を占める「セット」の価格と、「3000円以上・送料無料」の、2つは堅持いたします、ご安心ください。(こーひー個々の価格アップはさけられませんが…「セット価格」は上げません。)

しかし…「送料無料と代金引換手数料無料」のコストの負担が大きくなりすぎましたので…ご不便おかけしますが…お支払いは…「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」…を、標準にさせて頂きます。(8月中旬以降に予定しています。)

手数料分を高騰している生豆の仕入れにまわし、より際立つ魅力、クオリティの生豆を仕入れていきたい思います。よろしく、ご理解をお願いします。

「代金引換払い」は…「4200円(豆代)以上、代金引換手数料・無料」…「4200円(豆代)未満、代金引換手数料・210円」になります。

「代金引換払い」をご希望の方は…「連絡欄」に…「代引き払い」とお申し付けください。ご記入の無い場合は「コンビニ、郵便振替払い(手数料無料)」でお届けいたします。(8月中旬以降に予定しています。)

・・・

記録的に早い入梅から、まだ7月になったばかりなのに、夕立や落雷はあるし、晴れたら8月のような空ですし、節電の夏なのに…困ったものです。僕は、あいかわらずサンプルのカッピングの追い込みだったり…新しい焙煎機の見積もりとったり…先日も、プロバットの1kg焙煎機で遊んできました。

さて、 「焙煎のレシピ&方程式・3」です。今書いているのは、スペシャルティコーヒーの焙煎についてです。コモデティ、プレミアムコーヒーの焙煎とは共通する部分としない部分とがあると思います。同時に、サンプルローストと本焙煎とでも共通する部分としない部分があると思います。当たり前ですが、目的が違いますから…。

コモデティ、プレミアムコーヒーの焙煎は、昭和の自家焙煎でかなり成熟していると思います。ただ、素材が違いますので、それらのコーヒーの目指すものと、スペシャルティコーヒーの目指すものは同じ方向を向いていないと思ってます。昭和の自家焙煎の手法そのままでは、スペシャルティコーヒーの焙煎に適用できないと思います。

僕自身の焙煎の考え方は、プレミアムコーヒーを焙煎していたときから大きく変えていませんが…それでも、スペシャルティコーヒーのポテンシャルを生かす為に、この10年細かいところでかなりバージョンアップしています。

さかもとこーひーの目指すスペシャルティコーヒーの魅力は…素材の持つ香りと酸と甘味のバランスを如何に取って、心地よく惹き付けられる余韻にするかにあります。その為の、焙煎の方程式であり、レシピになります。ポイントは…「理論は現実に従う。」です。

繰り返しますが…「焙煎は乾熱調理」これが、一番のベースになっています。そこから、乾熱調理によって、最適な時間に最適なカロリーを与え…生豆のもっている成分を、効果的に発達させたいわけです。

効果的に発達するというのは…「美味しい」と感じるようにです。まぁ、美味しいといっても、人それぞれですからとっても悩ましいのですが…だから「美味しいってどういうこと?」をテーマにして、19才から37年も追い続けているしまっているんですけどね…。(なので、不特定多数向けの美味しさは追い求めず…さかもとこーひーの常連さん向けの美味しさを追いかけているわけです。それが、美味しさのひとつの答えです。)

逆に言うと、求めている味わいと香りになるように、成分を発達させるためには、どこからどこの部分で、どのようなカロリーを与えれば良いのか?これを、温度毎の時間を記録し、ある温度からある温度までの時間によって検証できると考えています。短時間焙煎とか長時間焙煎とかは全く考えていません。それらは結果であって、手段でないと思っているからです。

で、ボトムの温度、水分抜き工程の基準温度と時間、ロースティング工程の基準温度と時間が決まって基準にしていました。それを目安に何人かの焙煎をアドバイスしたら…焙煎機が違うのに…僕が長年使っている基準そのままに通用してしまい、それが、レシピに通じることとなったのです。

色々と多くの人の焙煎を見たり聞いたりしていますが…違いを感じるのは…「火力」と「熱量」の違いだと思ってます。ある温度からある温度まで上昇するのに最適な熱量が欲しいのですが…それを時間で測っています。例えば、焙煎のスタートから測るのが効果的で再現性があるのか?…ボトムポイントから測るのが良いのか?…もっと別の温度から測るのが良いのか?…そういった考え方にまだ出会っていません。

それで、実際に、何人かの人の焙煎の基準を作り、その後も豆と焙煎表を送ってもらい、カッピングし、アドバイスをする、この繰り返しをしていますが…最初にすることはボトムポイントを探し、投入温度と火力を探し、排気のバランスを取り、後は、水分抜き工程とロースティング工程をレシピ通りに進行する火力のコントロールをし、ロースティングポイントの違いを色々と体験します。そうすると…0.1分、0.2分の違い…1℃2℃の違い…で、目を見張るような仕上がりになることが多いのです。

(水分抜きというと…どの位水分を抜くのかとか…実は、ハゼてからが一番水分量が減少しているとか…道に迷っている話しを聞きますが…正確に言うと、ロースティング工程乾熱調理に移行するタイミングに、最適な水分の抜け具合で移行したいということです。水分を抜いて乾燥させてしまうわけでは無いのです。水分が抜けた量を測ったりするよりも、カッピングから逆算した方が確実に美味しくなると思ってます。さかもとこーひーでは、165-170℃の間に水分抜けのタイミングになり、ロースティング工程に移行するようにしています。165-170℃の間に水分抜けになるような進行を見つけ基準にしたわけです。「理論は現実に従う。」です。)

豆によって、ロースティング工程の基準温度に違いがありますので、それを決めます。これらは、全てカッピングして決めて行きます。カッピングすれば、0.1分0.2分のズレ、1℃2℃のズレが分かります。このカッピングは、素材を見極めるカッピングとは別物ですね。

あとは、ベストパフォーマンスのデータ化&再現をすすめ…ブレのコントロールの為に中心と範囲を決め…データとカッピングの仮説検証で、自分の物差しを日々バージョンアップする繰り返しを続けます。

要は…まず、問題解決の方程式があり…そこから基本となるレシピや基準があり…そこまでは、基本で…誰でも基本を身につければ、一定のレベルまでは到達できるってことですね。そこから先は…プロの愉しみで…数字に表せない感覚の世界が待っているんだと思います。素材のスペックを見極め、キャラクターを生かし、お客様のお好みを考え、ときめくようなイメージができたら…ロースティングポイントを微調整します。

結論は…レシピや方程式が確立されないままに、何年焙煎しても再現性が無く、仮説検証も出来きず、技術の向上は望めないってことです。その為には、データとカッピングの繰り返しをするのが良いのですが…データが適正、効果的なもので無いと意味が無いですから、なかなか難しいです。

これは、サンプルローストとは違い、商品を焙煎するわけですから、バイヤーやカッピングの指導者の方々に頼るわけにはいきません。なぜなら、スペシャルティコーヒーはカスタマーオリエンテッドですから、自分のカスタマー(コンシューマー消費者ではない。)顧客がいないのに、顧客のための魅力作りはできません。

コモデティコーヒーならば、不特定多数の一般消費者向けの美味しさを目指せますが、スペシャルティコーヒーは際立つ美味しさですから、不特定多数のための美味しさには向かないのです。だからこそ、自店の常連さんと一緒にスペシャルティコーヒーの魅力を作っていく楽しみがあって、おおきなやりがいになると思います。

先日、NHKBSのたけしの番組に宮大工の小川三夫さんが出ていました。最後の宮大工と言われた西岡常一棟梁の唯一の内弟子となった方ですね。西岡棟梁の本も、小川棟梁の本も好きでだいたい読んでますが…そのたけしとの会話で…執念…って言ってました。宮大工の修行は、ひたすら研ぐことの繰り返しだそうです。仕事が終わってから、休みの日も、時間を作ってひたすら自分の鉋等を研ぐ。きちんと研げるようになると、自ずと腕も付いてくるそうです。好きな話しです。

そんなこんなで、今週56才になりましたので、これからの20年どのようなこーひーの新しい魅力をお届けできるか、楽しみです。こーひー人生の仕上げとして…ひたすら、焙煎して、カッピングしての繰り返しを続けるのでしょう。ちょっと、一般向けのお話しから大きく外れてしまいました、失礼しました。

震災をきっかけにして、Twitterはじめています。こーひーの話しをメインにぽつぽつやってます。
http://twitter.com/sakamotocoffee

「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2011.07.02

「コーヒービジネスを考える(16)」

「コーヒービジネスを考える(16)」です。

前回は、
販売に人間力が大きく影響することは否定できませんが、
それでも、
基本を学べば、誰でもある程度は売れるようになる、
仕組みを次回から書いてみようと思います。
この辺が、飲食喫茶業界にいると分かりづらいところでしょう。

と、終わりました。

僕は、昭和57年6月に千葉市中央で
紅茶の店テ・カーマリーとして、
最初の独立をして、約10年営業し、

その後、豆の店さかもとこーひーに変わって、
この8月で18年になります。

喫茶から小売りに変わったのです。

僕の中では、
紅茶やこーひーの専門家という意識で
何も変わっていませんし、

紅茶の店の時から、
紅茶は本来家庭で淹れて楽しむものだと
思っていましたが、

まだまだ、紅茶と言えばレモンティーという時代でしたので、
喫茶店として独立しました。

紅茶の店テ・カーマリーをオープンして数年、
ランチタイムはいつも満卓、
手作りのケーキも、
毎日午後に5台6台と作る人気でしたが、
継続するのがやっとで、
この先、30代40代50代と家族を養っていく
見通しがたちませんでした。

まぁ、今思えば反省点だらけなんですが、
色々と商売を学んでいく内に、
「小商圏商法と大商圏商法」を知りました。

その辺は、
さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
で、1999年の8月に色々と書いています。

要は、
ハウスリスト、顧客管理ができるかどうか?ってことです。

飲食業、特に単価の低い飲食店としていると、
その辺の意識が希薄だと思います。

たしかに、
マーケットが成長期であって、
立地と店舗の規模、デザイン、メニュー、スタッフ教育等の
レベルが高ければ、

店を出せば、どんどんお客さんが来て、
支店展開、チェーン化が出来ますので、
成長スピードが早いと思います。

これの分かりやすい例が、
ドトールやスタバだと思います。

これが、ビーンズショップでしたら、
マーケットは限定されていますし、
お客作りにも時間がかかりますから、
急成長は難しいと思います。

スタバは元々ビーンズショップだったのを、
カフェに変えて急成長しましたが、
その辺を見抜いていたのでしょう。

しかし、
日本でのスタバのビーンズショップは
上手くいかなかったと思います。

ビーンズショップは、
手間がかかって、
そうは急に成長できない商いなんですね。

しかし、
ビーンズショップには、
ハウスリストという強い味方の可能性があります。

今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
スペシャルティコーヒー・スモールビジネスマーケティング


さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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