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2011.10.28

「コーヒービジネスを考える(30)」

「コーヒービジネスを考える(30)」

前回は、
コーヒー全体のコモデティ化が進む中で、
救世主になるはずのスペシャルティコーヒーが
またもやコモデティ化を歩んでいるように
危惧しているというお話しでした。

スペシャルティコーヒーは、
カッピングメソッドが確立されて、
生産者から流通、ロースター、バリスタまで、
ある程度?かなり?世界共通の物差しでスペックを
測れるようになりました。

これによって、
生産者はどのような素材を作れば、
エンドユーザーに評価されるのかが分かりやすくなり、
PDCAサイクルでより魅力的なコーヒーを生産できるように
なったのです。

が、それではまだ素材レベルの話しで、

エンドユーザー、自店のカスタマーにとって魅力的な商品に仕上げ、
カスタマーがその魅力、価値を感じ、認めてくれなければ、
単なる素材でしか無いのです。

その為には、
的確な焙煎やブレンドをして、
スペシャルティコーヒーに価値を感じてくれるお客様と出会い、
その魅力を伝え続けるという、
手間隙が必要なわけです。

日本のスペシャルティコーヒー業界は、
この約10年、素材の流通とカッピングメソッドの確立には
素晴らしい結果を出しましたが、

残念ながら、その先の工程は…。

この10年熱心だったのは、
素材&農園自慢ばかりだったのです。

未だに、日本のスペシャルティコーヒーの焙煎メソッドが
確立されていないことで分かります。

焙煎が出来ないのに、
ブレンドが進化するわけありません。

農園のコメントは多くても、
売り物のコーヒーのコメントになると、
カッピング用語がふたつ、みっつ、よっつ並んでいるだけという
サイトが目立ちます。

あっ、余談でした。

すると、
カッピングによって、スペックがきちんとしているだけに、
コモデティ化の大きな落とし穴が空いていると思ってます。

スペシャルティコーヒーは多様性あるキャラクターが魅力なのに、
きちんと焙けていない豆では、
どれも対して変わらない魅力…するとコモデティ化が進み…
価格競争に入ります。

そういえば、
未だに、500gパックボリュームディスカウントの売り方が
目立っています。

日本のスペシャルティコーヒーは
最初からディスカウント商法に頼っていました。

さかもとこーひーでも、
当初500gパックで割り引いていましたが、

スペシャルティコーヒーは多様な魅力を楽しめるのに、
500gパックでは比較する楽しみが減じてしまうので、
直ぐに止めたのです。

今日はこの辺で…。

一年程前に書いたブログをご紹介します。
スペシャルティコーヒー・スモールビジネスマーケティング


さかもとこーひーのHPのバックナンバーから、
「独立を目指す君へ」
でも、色々と書いています。

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