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2016.07.31

プロのつぶやき858「さかもとこーひーの謎」

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プロのつぶやき858「さかもとこーひーの謎」
*8/13(土)~8/15(月)夏休み頂きます、ご不便おかけします。
梅雨があけて夏の空がやってきました…朝の焙煎が暑いです…焙煎終わったら着替えてひと息いれますが、今年は息子が焙煎機の横に立って、僕は少し距離があるので…いくらか楽になっています。
今週は錦織選手のカナダトロントの試合を毎日観てまして…早めに仮眠して、12時2時3時5時に起きてます。今朝は準決勝でワウリンカに勝ちきりました。1セット目はがっぷり四つでタイブレークで押しきり…2セット目は集中の落ちたワウリンカを押し倒し見事でした。明日決勝も5時からですが…月曜日定休日ですので仕事の時間気にせず応援できます。
去年は勢いのよい関脇が大関横綱にチャレンジしている感じかなと思ってましたが…ここにきて大関の実力になったように感じています…今朝のワウリンカへの勝利でも、エースがバンバン決まったとか勢いで勝ったんじゃなくって、互角の戦いから地力で押し切った印象でした…テニスはボクシングのような階級制で無いので、驚くばかりです!!
そんなこんなで…近所のラーメン屋さんに行って暑いねー!!という話しになったら…坂本さんの店は夏は暇になるんですか~?と聞かれました。
ビーンズショップは夏、特に8月の落ち込みが大きくて…さかもとこーひーが開店したのは8月だったので、翌年の夏、まず6月から暇になり…8月にさらに落ち込み…期待した9月もまだ暇で…これはとんでも無い商売はじめちゃったなぁーと震えたのを今でも思い出すと答えました。
あれから23年…夏に少しは暇になりますが、まぁたいしたこと無くて、8月でもそれほど落ち込みません。ここ数年試飲のこーひーは8月でも温かいこーひーですし…未だにおゆみ野店ではアイスコーヒーのディスプレイしていなくて…お客さんからアイスこーひーは?って聞かれてから説明する感じです…アイスこーひー売る気が無いですね…それでも、アイス用の豆は4つもありますけどね…1つ2つじゃつまらないですから。
現実のご注文も…夏でもアイスこーひーは少ないんです…そうそう「ラテのもと カフェ エクル」はよく売れてますね。
ビーンズショップは普通アイスコーヒーや水出しアイスパックやリキッドアイスコーヒーに力を入れてしっかり売りますが…それでも夏は暇になることが多いんです。
そんな話しすると…納得いかないようですが…まぁ、他に冷たい飲み物たくさんあるし、みなさんそれらを飲んでいるし、エアコンは普及しているし…わざわざアイスコーヒー飲む必要無いんですよね。
ただ、後味余韻が暑苦しいコーヒーでは夏に温かいコーヒー飲む気になりませんし…1年中コーヒーを飲む暮らしの常連さんが多くないといけませんね。さかもとこーひーの常連さんは夏は多少飲む量や頻度が少なくなっても普通にこーひー飲んでる方が多いですね。
そうそう…はじめてのお客さんで色々な自家焙煎店行っている方と話していると…価格の話しになってなんでこんな価格で売れるのか?聞かれることがあります。実際同じようなクオリティの豆使っている店の半分位の価格なんですけどね。
それは、普通お店は仕入れ価格から計算して決めたり…業界の相場から決めたりするからですね。さかもとこーひーは日常的にコーヒー飲む家庭にとって飲みやすい、価値のある価格を考えて…その価格にするにはどうしたら良いかって考えているんです…その違いですね。
さかもとこーひーは「ホームこーひー」を大切にしていますから。
そうそう…「ホームこーひー」と言えば淹れ方もそうなんです。
2度目のお客さんと話していたら…2週間経ってもドリップきれいに膨らんで新鮮ですね、と言われたので…古くてはダメですが素材の質と焙煎が的確かどうかも大きいです、新鮮で美味しいコーヒーと新鮮でも不味いコーヒーの説明して…1週間2週間で飲むよう言っているのはその店の豆の基準ですね、と答えました。
挽き具合や湯温ドリップの注ぎ方名人芸のような説明するのもその店の豆についてなんですが…なんか、コーヒー全般に通じるように説明されると混乱しやすいですよね。
コーヒー業界って、自分の店の豆の説明なのに…なんかコーヒー全般に通じるような話し方するんですよね…保存とか淹れ方とか…昔ならそれでも良かったと思いますが、今これだけ素晴らしい素材が使えるようになったんですから…店毎に焙煎もブレンドも違って…それらに合った保存や淹れ方になっていると思います。
まぁ、素材のクオリティに問題あったり、焙煎やブレンドに問題あると…淹れ方でカバーしないと欠点でてしまうこともありますからね。
さかもとこーひーのお勧めの淹れ方はさかもとこーひーの豆の場合といつも話してます…店主が淹れたコーヒーを飲んで欲しいのと家で楽しんで欲しいの違いです。
さかもとこーひーは専門店だからと、こだわりの淹れ方期待していると…淹れ方はコーヒーメーカーでもドリップでも大丈夫です、お勧めはカフェプレスですけど…細挽き、95℃以上の熱湯、ドリップは蒸らし無しで…う~~ん、分かりやすくしたのが分かりにくいみたいです…豆の段階で専門家として完成度高めて家では手軽になんですけどね。
試飲のこーひー飲まないで豆ばかり見ている人に時々言うのは…コーヒーは見るもので無くて、飲むもんですから…もっと言うと淹れるのを楽しむのでは無くて、香りや味わいを楽しむもの…まだまだ淹れるのを楽しんでいる人が多い感じです…勿論、淹れるのも楽しみなのは分かりますけどね…でも、それって上手に淹れられたかどうかしか楽しめない味わいのコーヒーが多いからかもしれませんね。
試飲こーひーを…やっぱりプロが淹れると美味しいと言われたら…いえいえコーヒーメーカーです…僕がドリップやカフェプレスで淹れるとそう思われるのでコーヒーメーカーで淹れているんです…はじめてのお客さんとのよくある会話です。
自家焙煎店のこだわりの淹れ方は家では難しくて美味しく淹れられないと思う方がいるんですね…さかもとこーひーはホームこーひーを大切にしているので、家で美味しく楽しんでもらえるように素材やら焙煎やらブレンドで完成度高めるようにしてます。
といった…夏の落ち込みや価格や淹れ方が世間の自家焙煎店と違うさかもとこーひーの謎でした…ラーメン屋さんには、夏でも食べたくなる味ってあるでしょうって伝えました…これ書くと又長くなるので、おしまい。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2016.07.24

プロのつぶやき857「アニバーサリー2016の裏テーマ」

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プロのつぶやき857「アニバーサリー2016の裏テーマ」
各地で梅雨明けしているようですが…千葉はまだで、しとしと梅雨らしい雨の日が続いています。
常連のAさんからコーヒーゼリーにするのにお勧めのこーひーは?と質問のメールがありました。スキッとした味わいだっtら「スプラッシュカフェ」で、しっかり円やかなコクがあるのは「特上フレンチ」がお勧めですと答えたら…さっそく作られたようでメールがきました。
「早速の返信ありがとうございました。アドバイス頂きました『特上フレンチ』が届き、嫁がコーヒーゼリーを作ってみました。
まず、円やかなスープのようなコクが広がります。そして、焦げの無いきれいな苦み。さらに、ほのかなミントのような明るい華やかな余韻…。3種の豆『深煎りコロンビア』『深煎りコスタリカ』『マンデリン』がブレンドされていて、どれがどの味なのかな?
高校生の娘は、『さかもとこーひーのゼリーを食べたら、もうよそのは食べられない!だって、よそのは、ただ苦くて黒いだけだもの。』と申しております。嫁が、ゼリーの上にバニラアイスを載せ、シナモンパウダーを掛けてくれました。ピリッと辛い夏向きの特上のゼリーになりました!お試し下さい。」
いつも、ありがとうございます♪ミントのような印象は、マンデリンのハーブのようなキャラと深煎りコスタリカが一緒になったんだと思います。コーヒーゼリーにバニラアイスとシナモン、とっても美味しそうです。
土曜日は隔週で息子が休み…僕は隔週で午前は仕事して、午後から休みを頂いています…息子にだいぶ仕事を任せられるようになってきたので働き過ぎを少し和らげられるようになってきました。(月曜日は又カッピング会にいきますので、まぁほんと休みは無いんですけど…)
で、ふらふらと千葉に出て…千葉市美術館の「河井寛次郎と棟方志功展」に行ったら、土曜日でもあまり込みすぎずのんびり観られて心地よいひと時でした。安定した重心の上に絶妙なバランスの美しさが素晴らしかったですね。
昔から焼き物が好きで時々観にいきますが…専門的なことは分かりませんので…形や色彩の美しいバランスを楽しみにしています。素晴らしいもののバランス観ていると、たいしたことないもののバランスの悪さが理屈抜きで感じられると思って…これって美味しさにも通じることなので、意識しています…音楽も一緒ですねー。
で、美術館の近所の映画館千葉劇場で「パコ・デ・ルシア灼熱のギタリスト」が上映されていたので…時間までタポスコーヒーでひと休みして…60歳越えたので1000円で入場、安い!!…ドキュメンタリーですが、全編に流れるギターの素晴らしさ、リズム、メロディ、グルーブでライブ感溢れ、感動しました。
そんなこんなで…夜はKさん主催の恒例のサンク・オ・ピエでのワイン会…夏はシャンパン尽くしです。もう12年13年やっているので、毎回テーマが大変だという話しで…有名なものをずらーっと揃えたんじゃ面白く無いし、料理の流れにもなりませんから…まぁ、僕は楽しむだけなので気楽なものです。
昨日は同じ生産者でのブレンド違いでその目ざす魅力の違いを楽しみ…品種違いではその年のテロワールの違いと品種を楽しみ…通常は合わせづらいシャンパン尽くしでも当たり前のように合わせてしまうシェフの料理やデザートも堪能しました。
で、持って行ったこーひーが「アニバーサリー2016」…帰り際にシェフが「これいいですねー、今の坂本さんの…」と言ってくれて、隣にいた奥さんもにっこり頷いてくれましたので…とっても嬉しかったですねー。これだけで、多くを語らなくてもお互い通じますからね。
「アニバーサリー2016」はパナマ・エスメラルダ・ゲイシャを使いつつ…フローラルな香り…ジューシーな味わい…スイートな余韻で…勿論華やかさや、柔らかな口当たりから長く心地よい余韻…がテーマです。
が、実は裏のテーマもありまして…このシャンパン尽くしのワイン会の最後に楽しめるようにとイメージしていました。シャンパンの余韻からアニバーサリー2016の余韻まで流れるように進むといいなぁーと。
エレガントな味わい、酸、甘さ、香り、余韻…主張しすぎずバランス良く…食事の余韻をさらに長く引き立てられるように…。
23年前深煎り中心の自家焙煎店をはじめた頃には想像できなかった新しいこーひーの魅力を自分で作れてほんと恵まれました。素晴らしい素材を生産してくれる生産者の方々…味わってくださるお客様…感謝です。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2016.07.19

プロのつぶやき856 「アニバーサリー2016、ニカラグア・エンバシー、コロンビア・ロペス」

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プロのつぶやき856 「アニバーサリー2016、ニカラグア・エンバシー、コロンビア・ロペス」

7月も半ば…この辺の学校はもう夏休みだそうで…7月の半分が夏休みってどんだけ天国なんだと思いますが…8月の終わりに2学期がスタートするそうです。

千葉は真夏日、雷、どしゃ降り、蒸し暑さ、涼しい日もあり…つらいのは湿気ですかね…梅雨明けしてほしいですが、猛暑はつらいです…もっとも真夏の焙煎の大変さは、息子が焙煎機の横に立って、僕は去年迄より少し焙煎機から離れているので…それだけでも少し楽になりました。生豆の運搬や計量も息子にさせているので、力仕事も減っています。

そんなこんなで…夏に向けてのこーひー3つをご紹介します。

まず…今年のテーマはフローラル、ジューシー、スイートな「アニバーサリー2016」…こちらもすっかりお馴染みで毎年人気上昇している「ニカラグア・エンバシー」…最後はコロンビアの新しいマイクロロット「コロンビア・ロペス」です…お楽しみください。

【アニバーサリー2016】

毎年ご好評頂いているアニバーサリーブレンドですが…23周年記念の「アニバーサリー2016」は「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」を使おうと決めていたので…「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」を取っておきました。

ブレンドが完成して…スタッフさんにブレンドの比率を伝え…じゃー「アニバーサリー2016」みんなで飲もうかと…カフェプレスで淹れてもらいました。

スタッフさんが「あーー」とか「わーーー」とか「ゲイシャがくるーー」とか言っているので…どう良いのか言ってよと言うと言葉が出て来ないようなので…今年のアニバーサリー2016のテーマは…「フローラル、ジューシー、スイート」なんだと言うと…「ほんとだーー」と返ってきました。

フローラルな香り…ジューシーな味わい…スイートな余韻で…勿論華やかさや、柔らかな口当たりから長く心地よい余韻と…スペシャルティコーヒーに出会って16年17年、こんな魅力をお届けできるようになったと思えるブレンドになりました。

使ったこーひーは…コロンビア、ボリビア・アルベルト、ニカラグア・エンバシー、パナマ・エスメラルダ・ゲイシャの4種類です。ボリビア・アルベルト、ニカラグア・エンバシー、パナマ・エスメラルダ・ゲイシャとかなり個性的なこーひーですが…それぞれの魅力が欲しかったのです。

ゲイシャ種を使ったブレンドは…「カフェビーボ」と「デイドリーム」に続いての「アニバーサリー2016」になりました。パカマラ種を使ったブレンドは…「アフター・ダーク」に「カラーズ」「アローン」の3つですから…これでひと通りやりきった感じでしょうか、もっとも又イメージできたらチャレンジしますけどね。

これから暑い日々になりますが…柔らかく円やかな口当たり…パナマ・エスメラルダ・ゲイシャが効いている上品な柑橘系の爽やかな余韻を涼やかにお楽しみください。

2000円/250gパック(税抜き)

【ニカラグア・エンバシー】

とっても期待している訪問農園の「ニカラグア・エンバシー」を今年もご紹介いたします…今年の「ニカラグア・エンバシー」は甘さや豊かな口当たりがより一層魅力的になり…フローラル、ピーチ、オレンジな印象から…エレガントな魅力、スパイシーさや冷めるとチェリーのようなキャラも顔を出して…円やかでクリーミーな味わいとともに、素晴らしいなあと思いました。

ニカラグアで一番標高の高い農園のひとつで、農園主のセルヒオさんがこの土壌、気候といったテロワールを求めて手に入れた農園なんです。僕としては、その後一年一年と樹が成長して、どう魅力的になっているか楽しみにしているんです。「アニバーサリー2016」でも活躍してくれています。

以下が…「プロのつぶやき531」でご紹介したものです…「朝6時にホテルを出発して…非常に険しい山道を1時間半…舗装された道から崖っぷちの山道に入り…セルヒオさんの新しい農園Embassyに7時半頃着きました。ニカラグアで、1600m前後という一番標高の高い農園のひとつで、5haの広さ、急斜面で油断するとズルズルと落ちて行きそうな絶壁です。標高が高い為に、メインピッキングは4-5月だそうです。」…と、あります。今でも、あの険しい山の上のエンバシー農園からの情景が目に浮かびます。「7TIMES CLASSIFIED!」を農園のテーマに掲げている農園主セルヒオさんの徹底した選別につぐ選別と、技術だけではどうにもならない土壌、気候といったテロワールを求めて手に入れたエンバシー農園です。焙煎してすぐカッピングすると…まず、りんごやアプリコットのキャラクター…さらにピーチな感じも感じられ…ご機嫌です。フローラルに甘さが加わっての上品なハチミツのニュアンス…冷めると、カシスやスパイシーな魅力も顔を出してきました。勿論、味わいは選別を徹底していますからとってもクリーンで…クリーミーさと円やかさが心地よく…最後にスパイシーが感じられると、ドキドキしてきました。冷める迄ゆっくりと楽しみたい、余韻の愉しみが堪能できるこーひーだと思います、お楽しみください。」

農園名:エンバシー

地域:ヌエバセゴビア モソンテ地区

生産者:セルヒオ・ノエ・オルテス

処理:Double Fermentation & Pulped Natural

品種:カトゥアイ

標高:1500~1800m

『大使館』という意味をもつエンバシー農園は、ニカラグアの北部の Mozonte(モソンテ)地区崖と谷が入り組んだ山岳地帯にあり、当農園にたどり着くまでには山という山を越え、車で1時間以上かかります。この Mozonte エリアはカップオブエクセレンス(COE)品評会の受賞農園も輩出しているエリアです。2005年にセルヒオ氏が開拓した全く新しい農園で、ニカラグアでは最も標高の高い農園の一つ、彼はこの農園のコーヒーでCOE1位を受賞できるような素晴らしいコーヒー栽培を目指しています。2008年には、ニカラグアで初めてブラジル Pinhalense 社の生産処理ラインを導入しました。

[ Double Fermentation & Pulped Natural ]

収穫されたチェリーは、パティオの上で写真のように山型に積み、そのまま2.5~3日かけて自然酵素反応をさせます。そして、パルパーにかけたあと、発酵槽にウェットパーチメントをため、水をためずに、3日ほど自然発酵を進めたあとに、アフリカンベッドの乾燥工程に至ります。チェリーとパーチメントの2段階で発酵させるため、Double Fermentationとセルヒオ氏が呼ぶ、彼オリジナルの生産処理方法です。この独特な生産処理によって、従来のパルプドナチュラルよりもフレーバーの強いコーヒーが生産されます。

1800円/250gパック(税抜き)

【コロンビア・ロペス】

昔から「コロンビア・マイルド」という業界用語があるんですが…そうやって他の産地とは区別されるような素晴らしい魅力がコロンビアにはあるんですね。その「コロンビア・マイルド」の最高峰の魅力をご紹介します。

「コロンビア・パレスティナ」に続いて…「コロンビア・ロペス」をご紹介いたします。さかもとこーひーでもお馴染みの「コロンビア・エルディビソ」の農園主ロドリゴ・ロペス氏の息子のルイス氏が営むマイクロロットです。

まず、コロンビア特有の円やかさ…シルキーマウスフィールと言われる繊細さが魅力の円やかさです。柔らか円やかな口当たりと甘さ…オレンジ、チェリー、フローラルの華やかさはより魅力的だと思います。

このロットはとっても完熟度が素晴らしく…バランスの良さに加えて…甘さや円やかなコクの口当たりと余韻も素晴らしいと思います。その高い完熟度からくるフローラルさやアールグレイのような印象がより魅力的になっています。

とってもクリーンで華やかな味わいで、冷めるとミルクチョコレートの感じも出て…甘さとシルキーで円やかな口当たりが余韻のバランスの良さにつながっています。

ゆっくりと寛ぎたい時、お友達とのお茶のひとときに、お気に入りのクッキーやお菓子とともに、こーひーの円やかさが普段の疲れを癒してくれると思います、お楽しみください。

農園名:エル・ハルディン農園

農園主:ルイス・エドワルド・ロペス

エ リ ア:ウイラ県 ピタリート

面 積:6ha

プ ロ セ ス:フリーウォッシュド

栽 培 品 種:ブルボン

標 高:1,700m

カウカ、ナリーニョとならびコロンビア南部でもっとも重要な産地ウイラ。この地方はマグダレナ川が流れる山脈地帯の谷合に位置しています。温暖に保たれる気温は年間を通して頻繁な開花を促し、2000mに近い標高のテロワールからアロマティックなフレーバーと爽やかで明るいアシディティーに恵まれたコーヒーを生み出しています。EL Jardin農園は、昨年弊社でも取り扱ったEL DIVISO農園のロドリゴ・ロペス氏の息子のルイス氏が営む、中心標高は1700m、広さ6ヘクタール程の農園です。この地区のブルボン種の収穫量は、パーチメントコーヒーで換算すると1本に付き500g程度。収穫期には一家総出で、ピッキングを行い住居に併設したウェットミルでドライパーチメントまでの処理を行います。その後、ピタリートにあるエクスポーターの所有するドライミルへと運ばれます。コロンビアのマイクロロットは、COEの影響だけでなくこうした現地の小規模生産者やエクスポーターにもカッピングスキルや生産技術をもつ人が増えたことで広がり、ここ数年で日の目を見る事となりました。農園名も持たない農園主のロットなどもあるほど、コロンビアのマイクロロットムーブメントは今、走り出したばかりです。

1500円/250gパック(税抜き)

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2016.07.10

プロのつぶやき855「緑茶品種の紅茶の新しい魅力」

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プロのつぶやき855「緑茶品種の紅茶の新しい魅力」
真夏の日射しだったり、雨だったり、蒸し暑かったり、肌寒かったり…変化についていくのが大変な陽気になっています…くれぐれもご自愛ください。
女性の常連の方から…プロのつぶやきの「心ふるえる魅力」と 「味わいの距離感」が良かったとおゆみ野店で直接ご感想を頂き…とっても励みになりました。
プロのつぶやきは写真が少なくて、文字ばっかりと女性の常連さんに不評なんですが…こうやって直接ご感想頂けると…今も書いていますが…日曜の朝テンション上げて書くモチベーションになります…ありがとうございます。
で、金曜日の近所の学校の文化部のみなさん30人で夏前のこーひーレッスンがひと段落しました。今回はアイスコーヒーもして欲しいとのことでしたので…スプラッシュカフェを持って行ってカフェプレスで30人分一気にアイスこーひー淹れました。真夏は毎年お申し込みありませんので…秋にカルチャー教室や学校、公民館でのこーひーレッスンが待っています。
そうそう…知人の紹介で県内で自園自製の製茶業の方が、紅茶をつくったので感想を聞かせて欲しいと来店されました。お茶を栽培し、摘み、製茶して、販売する…コーヒーならば…自分で栽培して、焙煎して、販売するといった…目眩くような仕事です。
昔から日本の紅茶つくりはありますが…僕のスタンスは…品種の違いもありますし…熱帯の日射しや標高…さらに人件費や土地の価格といったコストの問題…日本は緑茶を作っていれば良いのにというものです。(そして、日本産紅茶は品質や魅力にたいして高いと思ってます…何故高くなるかの理由を聞いて納得、ますます意味無いと思いました。)
しかし、緑茶業界の最近の話しから…紅茶の伝統的な製茶の話し…やぶきた種からつくった紅茶をテイスティングしての評価感想を伝えながら…今の日本の暮らしの中のお茶として可能性を感じました。
勿論、紅茶と品種も違いますし、標高気候も違いますから、僕が40年以上大好きで飲んでいる紅茶の魅力とは違います。
その伝統的な紅茶が今の日本の食事の後に合うかと言ったら…なかなか難しい…輸入文化としての魅力ですね…しかし、伝統的な煎茶もじっくり味わうととっても魅力的ですが…和洋入り交じった今の日本のご飯の後にはどうかな?…我が家は千葉の老舗関口園さんの玄米茶やほうじ茶が食後にぴったりで…とくにかみさんは玄米茶を好んで飲んでいます。
さかもとこーひーの常連さんは…朝昼晩とこーひーの方が多いですが…それでも和食の後はどうでしょう。(もっとも、ゆすらカフェは和菓子向けですが…。)
で、その紅茶は…伝統的な紅茶を目ざさないで…煎茶よりもしっかりとしたコクがありながら…余韻が煎茶を感じさせるような爽やかさがあって…渋みはほのかで…淹れ方も気軽にできて、紅茶や高級な煎茶のような淹れ方のデリケートさはいりませんので…とっても興味深い体験でした。
テイスティングしながら…紅茶と緑茶の揉捻(軽くしおらせる)工程の違いや、発酵工程は発酵の仕上げ的な工程でその前から発酵をコントロールする話し…さらに、揉捻や発酵をどの程度にしたら面白そうか…話しは尽きませんでした。
その他製茶の機械の話しや、価格の話しや、営業ルートの話しもでて…近いけれども離れている業界の方との話しができて、勉強になりました。
こーひーでも、紅茶や緑茶でも…日本酒ワインビールでも…料理やお菓子でも…たんに新しいとか珍しいとかでは無くて…今の日本の暮らしライフスタイルにあっているかどうかをベースにして考えることが大切なんじゃないかといつも思ってます。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2016.07.03

プロのつぶやき854「味わいの距離感」

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プロのつぶやき854「味わいの距離感」
7月に入って蒸し暑い日々になっています…還暦を迎えたと思っていたら、あっという間に1年経ってしまいました。最近変わったことは…毎朝のストレッチ(これは前から続けていますが…)に蒸しタオルで首筋と眼の回りを温めるようになったことですね。これで、朝からだいぶすっきりして身体も頭も働くようになりました。
まぁ、4月から毎日一緒に仕事をしている息子に仕事の段取りをかなり任せるようになりましたからその辺は楽になっていますが…同時にこーひーレッスンが急増しているので、忙しさや疲れやすさは変わりませんね。
そんなこんなで…前回こーひーレッスンについて書いてみましたが…今週も2回あって、それと打合せも2回ありまして…「味わいの距離感」について考える事が多くなりました。
さかもとこーひーはコーヒーを日常的に楽しむみなさんに向けての美味しさをいつも考えています。カフェでは無いので、僕が淹れて、それをお客さんが飲んで、といった関係では無いです。
お客さんが淹れて、それを飲む…ちょっと間接的な感じです。
普段常連さんから色々とご感想頂けるので、美味しさのためにはそれがとっても大切で助かっていますが…このところのようにこーひーレッスンが続けてあると…様々な方と2時間一緒に話したり、こーひー淹れたり、ご感想聞いたりしますので…そのご感想の違いが興味深いですね。
先日コーヒー仲間がジャズのライブに行きたいというので…僕の好きなお茶の水のナルに一緒に行ってきました。あとで、みんなとっても感動したり、楽しかったりしたようで…又連れて行ってと言われています。40人50人位の小さな箱での生のライブはそうとう迫力あったようです。
40人50人規模の店…100-500人のライブハウス…1000-3000人のコンサートホール…武道館の1万人、ドームの数万人…それぞれの魅力があります。それぞれの規模での距離感がありますね、観客も違って来ます。
ミュージシャンにとって箱の大きさによって…お客さんとの距離感が違うでしょう。達郎はドームが出来ても100人の箱ができるとは限らない…逆に100人の箱できれば、ドームでも出来るといったようなこと言っています。
美味しさなら…不特定多数向けの美味しさと特定少数向けの美味しさの違いでしょうか。
その辺の違ったお客さんとの味わいの距離感がかなり細かく感じられるようになってき…その辺がこの年齢になったからかなーと思うようになりました。
若い時は経験も少なく…自分が美味しいと思うものをどうだ!!って感じで出していましたが…同じものでも人によって感じ方が違いますから…その色々な感じ方を受け止めて…それぞれのお客さんに美味しいと思ってもらえるようにイメージするようにしています。
はじめてのお客様からお勧めを聞かれたら…これがお勧めです…これが一番美味しいです…そんな感じでお勧めできれば楽なんですが…濃いめと優しい味わいのタイプの違いから話して…季節のブレンドの説明して…シングルオリジンの話しして…勿論その時のお客さん次第なんですが…その辺の見極めが細かく見えてきたかなって思ってます。
先日、大学の工学部の研究室の若い二人が夕方来られて…少しずつ話しているうちに…どんどん興味を持ってくれるので…同業者もあまり知らないような話しまで進んでしまいました。
昨日のこーひーレッスンはアロマ教室で呼ばれたので…シングルオリジンを3つ持って行って…それぞれの香りの違いを楽しんでもらったりもしました。普段はタイプの違う3つのこーひーとスイーツを楽しんでもらう感じですね。
そうそう、そのアロマ教室で山武杉の新芽を集めて蒸留した精油を嗅がせてもらったのですが…杉なのに、オレンジやグレープフルーツから優しいチェリーの印象、最後には爽やかなすっきりした余韻があって…そんな話しをしたらみなさんビックリしていました。
何を書いているのか分からなくなってきましたが…色々なお客さんがいて…それぞれのお客さんをイメージした美味しさをお届けする距離感がかなり細かく感じられるようになってきたということですね。
まぁ、さかもとこーひーは不特定多数向けのこーひーはやるつもり無いですけどね。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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