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2017.01.16

プロのつぶやき882「グローリア、ハートバレンタイン・カフェ、陽だまり、ケニア・ワトゥハ、コロンビア・アピア」

20170115

プロのつぶやき882「グローリア、ハートバレンタイン・カフェ、陽だまり、ケニア・ワトゥハ、コロンビア・アピア」

お正月が終わり…さらに3連休も終わり…温暖な千葉でも朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。真冬の楽しみはバレンタインシーズンのチョコレートとこーひーです。バレンタインでチョコをもらえる云々は遠い昔の話しになってしまいましたが…デパートでもケーキ屋さんでも、この季節は色々なチョコレートを楽しめるのでご機嫌です。

暖かくした部屋でのんびりお気に入りのチョコレートとこーひーをお楽しみください。

そんなこんなで…さかもとこーひー2017年最初のこーひーのご紹介になりました。グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャを使ったとびっきりのブレンド「グローリア」…香り良く優しい味わい「ハートバレンタインカフェ」…円やかで豊かなコクの深煎り「陽だまり」…

そして、先週先行でご紹介した…ベリー系フローラル「ケニア・ワトゥハ」…円やかマイルドこーひー「コロンビア・アピア」…の5つのこーひーです、お楽しみください。

【グローリア】

「デイドリーム」に続いての…グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャを使ったブレンドは新作「グローリア」です。ゲイシャ種を使って…チョコレートをより引き立てるよう…イメージしました。

まず、最初のひと口目の口当たりから印象的で…繊細、円やか、滑らかな口当たりに…華やかさが際立っていると思います。深煎りコロンビアと深煎りエルサルバドルをベースにして…グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンスとグアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャで仕上げてあります。

深煎りコロンビアと深煎りエルサルバドルをベースにしていても、深煎りのキャラクターは強くありません…チョコレートキャラって感じのバランスですね。そこから明るく華やかな味わいが余韻へと続きます。余韻はエルインヘルト農園のイエローナンスとゲイシャが魅力を引き上げます。

チョコレートと一緒に味わうと…チョコレートと一体になった魅力…そしてチョコの後味を切って、次のひと口をさらに誘います。手作りのチョコ、ケーキ屋さんのチョコ、有名ブランドのチョコ…「アフター・ダーク」がもう少しお届けできますので…「アフター・ダーク」と「グローリア」でお気に入りのチョコレートと一緒にお楽しみください。

ゲイシャ種やパカマラ種を使った特別のブレンドをひと通り作ったと思ってましたが…まだまだイメージできるものですね…楽しみはこれからたくさんありそうです。

「グローリア」はキャデラックスという大好きなドゥワップグループの有名曲で…その歌詞は…♪グローリア マリーじゃなくて、グローリアなんだ シェリーじゃなくて、グローリアなんだ♪…というあまりにもシンプルで素敵な、しかも片思いの美しいラブソングです。ちょうどバレンタイン向けのブレンドなので「グローリア」とネーミングしました。

2000円/200gパック(税抜き)

【ハートバレンタインカフェ】

さかもとこーひーとチョコレートの相性の良さは年期が入っています、元々お菓子好きチョコレート好きですから…さかもとこーひー開店以来23年以上こーひーとチョコレートのご機嫌な相性の魅力を追いかけています。

チョコレートに合わせたコーヒーと言うと深煎りが多いですが…この「ハートバレンタインカフェ」は中煎りの優しい味わいです。深煎りがお好みに出ない方にチョコレートと一緒でも…こーひーだけでもぴったりだと思います。

円やか爽やか系で、とってもきれいで上品な味わいに…柔らかな口当たりと甘さが心地よいものとなっています。そして…チョコレートをひと口、そしてハートバレンタインカフェをひと口…チョコレートがグッと魅力的に、そして後味がきれいに、次のひと口へと進みます。少し高級なチョコレートにもピッタリ合うように…華やかさ、円やかさに…柔らかなコクをイメージしてブレンドしました…そして、上品な甘い余韻。

使った豆は…「コロンビア・アピア」…「ブラジル・タデウ」…「ケニア・ワトゥハ」です。「ハートバレンタイン・カフェ」の魅力を、寒さ厳しいこの季節に、お気に入りのチョコレートと一緒にお楽しみください。高級なチョコレート、滑らかな口溶けの心地よいチョコレートとスッと寄り添ってしまう相性の良さ、口の中で一緒になった時の心地よさ、柔らかく長く続く余韻がご機嫌だと思います。

チョコレート向けと言っても…深煎りの苦いタイプではありません。円やか軽やか爽やかなこーひーで、チョコレートにもぴったり合います、是非お楽しみください。

1500円/250gパック(税抜き)

【陽だまり】

真冬向けこーひー10年目の「陽だまり」です。風の無いよく晴れた冬の日、窓辺でお気に入りのチョコレートと一緒に和む…そんなあったか~い美味しさをイメージしました。真冬の寒さに縮こまった気持ちや身体がふっと緩む心地よさを感じるようなブレンドを作りたいと思っています。

使った豆は…「深煎りコロンビア」に「深煎りブラジル」と「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」です。深煎りの円やかで味わい深いコク…そこに「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」の華やかで上品なキャラがブレンドされて…余韻の魅力を引き立てていると思います。深煎りの円やかさ滑らかさ甘さ長い余韻の心地よい魅力…お気に入りのチョコレートをひと口…「陽だまり」をひと口…チョコレート…「陽だまり」…もう止まりませんね。さて、あちこちのチョコレートを買いにいきましょうか♪

1500円/250gパック(税抜き)

【ケニア・ワトゥハ】

「ケニア・ガツゥブ」に替わっての「ケニア・ワトゥハ」のご紹介です。ケニアのトップオブトップクオリティが伝わってくる柔らかで豊かな魅力が素晴らしいです。

円やかで豊かな味わい…フローラル、ベリー系の完熟豆がきれいに揃った魅力が伝わってきます。少し冷めてくるとベリー、カシス系ケニアの魅力が押し寄せて…その柔らかな味わい、余韻を引き立てています。さらに冷めてくるとワイン、ブルゴーニュの赤ワインを連想するような魅力…あくまでも繊細で柔らかな味わい…素晴らしいと思います。

冷めきってからのマウスフィール、豊かで柔らかな口当たりと余韻のフローラル、ベリー系の魅力も素晴らしいです…お楽しみください。

品 種: SL28、K7 等

栽培地: ムランガ地域西部 カンゲマ・イエゴ地区 ワトゥハ水洗工場

アバデア山脈の麓

収穫量:80トン

標 高: 1,400~1,600m

土壌: 肥沃な赤色の沖積土

雨量:1,500~2,100mm/年

収穫時期: 10月~12月

生産処理:

1 工場周辺の生産者が収穫したチェリーを工場に搬入

2 赤い実のみを手選別 (右下写真)

3 工場所有の水流比重選別方式でパルピング、発酵、ソーキング(きれいな水に浸ける。)、水洗

4 アフリカンベッドで天日乾燥、脱穀工場でドライミリング後、精製

ケニアは世界の中で最も優れたコーヒーを生産する国の一つとして知られています。トップクラスのロットには、ワイン、フルーツ、スパイスの様な香り、良質な明るい酸味、ボディ、甘味があり、他国のコーヒーとの違いが明らかに分かります。ケニアでは昔ながらの伝統的かつ丁寧な生産が行われております。村の中に水洗工場があり、そこに生産者がチェリーを搬入します。搬入前に写真右のようにチェリーの手選別をしなければなりません。 ワトゥハ水洗工場での赤い実の手選別風景その後、水流比重選別式パルパーによる皮むき、発酵工程、ソーキング(綺麗な水に一昼夜浸漬)、水路での水洗、アフリカンベッド(棚)でのパーチメントの天日乾燥及び欠点豆ハンドピック、パーチメントの安定化(30~40 日程度木製サイロで寝かせる工程。風味の安定の為実施。)を経て、脱穀精製されます。栽培、施肥、農薬など水洗工場から指導を受けているかどうか、実行しているかどうかが、品質に大きく影響します。また各農家は農地1ha 以下、収量は生豆換算 2-3 袋程度で、更に支払いも半年以上先になるので、現在の価格レベルでも他の作物に比べて魅力が少ないという現状があります。なおケニアでは年2回の収穫期があり、大きな収穫であるメインクロップ(9月~12月)、サブのフライクロップ(5~7月)となっています。一般的にケニアの特徴が豊な品質の高いものは、メインクロップから出ることが多いようです。 ケニアのロット全てが良質な特徴を持つケニアコーヒーではありません。品質にはかなりの格差があり、品質マインドの高い生産者、栽培、施肥管理、収穫、生産処理、選別が大きく影響します。 良質なロットの選抜には多大な労力を要します。ワトゥハ水洗工場はムランガ地域に位置し、高品質コーヒー産地で有名なニェリ地域とキリニヤガ地域に隣接するコーヒー産地です。ナイロビから北西に120kmの場所に位置します。近年コーヒー価格が安定、農地への施肥や樹の管理も良好で、品質の向上が目覚ましい注目の新興エリアです。ワトゥハ水洗工場は、1977年に設立されました。彼らが特に力を入れているのは、農薬などを使わず環境に配慮した栽培方法と、土着品種のコーヒー(SL など)栽培に力を入れています。近年のケニアでは、耐病性や生産性に優れた改良品種(バティアンなど)を使用する農家が増えています。改良品種の味わいは重く、従来のケニアのフルーティな味わいが損なわれつつあります。ワトゥハ水洗工場の様に、土着品種でのコーヒー生産は、収入減にも影響するので非常に難しい問題ではありますが、彼らはその重要性を理解し、懸命にケニアコーヒーを守ろうとしています。この地域は森林の緑豊かな地域でもあり、野鳥の住処にもなっており、コーヒー生産に適した豊かな自然環境が整っています。また、赤道直下のケニアでは、強い直射日光による乾燥中のパーチメントへのダメージを防ぐため、日中は黄色のシート(下段写真参照)で覆っています。完熟オレンジの明るい酸と甘味、リッチなコクをお楽しみください。

2000円/250gパック(税抜き)

【コロンビア・アピア】

「コロンビア・ロペス」に替わっての「コロンビア・アピア」のご紹介です。去年カッピングしてすぐに在庫を抑えて買い付けたのですが…その伝統的な「コロンビア・マイルド」の魅力をご紹介します。

前回ご紹介した「コロンビア・ロペス」はブルボン種でしたが…今回の「コロンビア・アピア」はティピカ種で…どちらも伝統的な品種ですが…コロンビア・マイルドと言われる魅力がきれいにでているこの「コロンビア・アピア」の魅力をご紹介したいと思っていました。

まず、柔らかな口当たりが心地よいです…柔らかで円やかな口当たりに甘さが追いかけて来て…柔らかな余韻が長く続きます。余韻にはオレンジ系やフローラル系の香りが魅力的で…あくまでも優しく繊細な口当たりがティピカ種の魅力を伝えています。

何も考えずに飲んでいると…その優しい味わいと余韻が静かにしみ込んでくると思います。意識を集中すると…優しい味わいの中からオレンジ、フローラル、ベリーと魅力的なキャラクターが顔を出して来て…その繊細な魅力の余韻とともに楽しめると思います。

伝統的なティピカ種のコロンビア・マイルドの魅力をお楽しみください。

エ リ ア:リラサルダ県アピア村

プロセス:フリーウォッシュド

規格:スプレモ エスペシアル(SC18以上)

コロンビアは世界を代表する素晴らしいマイルドコーヒーです。しかしながら、「最近のコロンビアは味が落ちた」という声や、「昔のコロンビアはもっと甘かった」・「まろやかな味がした」という厳しいご意見もございます。コロンビアでは質よりも生産量や効率性を追い求め、在来種であるティピカ種からバリエダコロンビア種やカツーラ種が、生産の大部分を占めるようになってしまいました。そして、コロンビアのコーヒーの品質が落ちてきてしまった残念な結果になってしまいました。かつてのコロンビアマイルドはもはや姿を消してしまったのでしょうか?世界を席巻したコロンビアマイルドを復活させるべく、長い時間をかけて産地をくまなく調べ上げました。そして最後に到達したひとつの村、そしてコーヒー、それが アピア(APIA)村です。アピア村は、標高1,850mの山上にあります。村の周囲にある農園には、ティピカ種の樹々が昔ながらの姿で真っ赤なチェリーを実らせています。時の流れは深い谷間を通り抜け、アピア村は静かに昔のまま残されているようです。APIAは、このアピア村から集荷されたパーチメントビーンズを更に厳選のうえ精選、そして、心を込めた手選別により作られます。コロンビアマイルド本来の味を皆様にお届けする為に、全ての妥協を排除しました。

1500円/250gパック(税抜き)

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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