« プロのつぶやき883「一汁一菜でよいという提案」 | Main | プロのつぶやき885「コーヒーバッグ・カフェデイジー&カフェフィガロ」 »

2017.01.29

プロのつぶやき884「家庭料理はおいしくなくてもいい」

20170129

プロのつぶやき884「家庭料理はおいしくなくてもいい」

1月が終わり、真冬の2月になりますが…なぜか暖かな千葉で、ずいぶん楽です。錦織は壮絶な試合でフェデラーに負けてしまいましたが…ナダルも凄い試合で決勝に残り…今晩はフェデラーVSナダルという時代が戻ったかのような伝説の決勝になるでしょう。

2月と言えば、息子の産地訪問です…今年はコスタリカ・グアテマラに2週間行かせます…3年連続3回目になります。コスタリカ・ロサンゼルス、コスタリカ・シンリミテス、グアテマラ・サンタクララ、グアテマラ・エルインヘルト等々さかもとこーひーで毎年使っている農園を中心にして、他の農園も廻ってきます。

3回目ですので…同じ農園を訪問しても、見えるもの感じるものが違ってくるでしょう。しばらく毎年同じ時期に同じ産地を訪問する予定です。まだ若いので…そうすることで、基礎を深く学ぶことでしょう。

そんなこんなで…前回のプロのつぶやき「一汁一菜でよいという提案」が何人もの常連の奥さんからご感想を頂き…同じようなことを感じているんだと嬉しかったです。

「一汁一菜でよいという提案」土井善晴著の中で印象的だったのが…「家庭料理はおいしくなくてもいい」という言葉でした。

家庭料理はおいしくなくてもいい…家庭料理とは素朴で地味なもの…家庭料理の目的は家族の健康…中くらいに普通においしければ、まずはそれでよい…家庭料理は工夫しすぎないのが大切、飽きない、安心…家庭料理はいつもいつもご馳走である必要も、いつもいつもおいしい必要もない…家にある材料はいつも新鮮なものばかりではないし…ととっても共感するお話しがありました。

家庭料理とは家族を育むもので…毎日を楽しみ、季節旬を楽しむ…それも気持ちを育むことだと…その為には基準も必要なんだと…。

友人の定食屋さんが巣鴨にあります…「巣鴨ときわ食堂」と言いますが…かなり苦労した時代もあったようですが…今は繁盛して巣鴨近辺に4店舗構え…お昼前から…周りの店が閉めた夜の9時とかでも行列ができるように…地域に必要とされています。

僕はこのお店を理想的なファミレスだと思ったんです…昭和の料理上手なお母さんのご飯とも言っています…お刺身、焼き魚、煮魚、フライ、ぬかずけ、煮物、サラダ、炒めもの…ほんと家庭料理なんですが…ひとつひとつ丁寧に仕事して、素人ではなかなか出来ない美味しさです。

若いひとり客…単身赴任風の男性…近所の家族やお年寄り…定食食べたり、昼間からビール飲みながらのご飯だったり…夜は若いカップルがビール飲んでご飯食べて楽しそうにしていたり…昭和の食卓のようです。

毎朝市場で仕入れ、新鮮な内に料理し…みそ汁は1人前づつ片手鍋でつくり…ご飯はたきたて…ぬか床は毎日300回かきまぜて…家庭でも出来ないような手抜き無しです…こういったありそうでなかなか無いお店が繁盛していると…地域のお店の役割や…地域のお客さんが何を求めているか伝わって来ます。

そんな家庭料理とホームこーひーを考えてしまいます…「毎日とびっきり普通に美味しいこーひー」につながってきます。

専門店のようなドリップは家庭で毎日していられませんし…ましてやエスプレッソやラテはバリスタさんの腕にかかっています。勿論、それを家庭でする人もいますが…かなりの少数派、マニア的だと思います。

そうで無くて…コーヒー好きの普通の家庭で…気軽手軽に毎日「とびっきり普通に美味しいこーひー」を楽しめるようにしたいと思ってます。家庭料理からホームこーひーに繋がっていきます。

いつものこーひー…いつもの季節のブレンド…。

勿論…グアテマラ・エルインヘルト農園のような世界のトップ中のトップの際立つ魅力のシングルオリジンだったり…「アフター・ダーク」「グローリア」「デイドリーム」のブレンドの楽しみもお届けします。

そんなこと言ってますが…先日おやじ6人でサンク・オ・ピエ、ジビエコースを楽しみました…対馬の猪を自家製ハムにしたり、ソーセージにしたり…ラグーソースでパスタにしたり、背肉のローストだったり…それぞれに合わせたワインと堪能しましたが…デザートは…栗粉ドライフルーツ胡桃のケーキ…キャラメルショコラ…フランボアーズのソルベ…それらに合わせた専用ブレンドが…栗粉ドライフルーツ胡桃にも…カラメルとかなり効かせた生チョコにも…酸味が豊かなフランボアーズのソルベにも合って…おやじみなさん驚いていました。

そういった通常のコーヒーではありえないことも楽しんで仕事してます…同時にホームこーひーを大切にしていきたいと思ってます。

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

|

« プロのつぶやき883「一汁一菜でよいという提案」 | Main | プロのつぶやき885「コーヒーバッグ・カフェデイジー&カフェフィガロ」 »

スペシャルティーコーヒー」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42520/64823402

Listed below are links to weblogs that reference プロのつぶやき884「家庭料理はおいしくなくてもいい」:

« プロのつぶやき883「一汁一菜でよいという提案」 | Main | プロのつぶやき885「コーヒーバッグ・カフェデイジー&カフェフィガロ」 »