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2017.06.18

プロのつぶやき904「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、デイドリーム、ケニア・ンディアラ、ブラジル・カクェンジ」

20170618

プロのつぶやき904「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、デイドリーム、ケニア・ンディアラ、ブラジル・カクェンジ」

千葉は梅雨入りしましたが…それほど雨は降っていないですね…でも、肌寒い日だったり、日射しの強い日だったりがあって…体調を崩しやすい陽気になっています…くれぐれもご自愛ください。

そこで…今月は…梅雨から夏に向けて華やかでキレの良いこーひー…リクエストの多かった人気こーひー…をご紹介します。

まずは…とてもリクエストの多かった「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」と「デイドリーム」お待たせしました。「デイドリーム」は「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」が無いと作れないので一緒にご紹介です。

そして…最近シングルオリジンで出せるケニアが少なくお休みしていましたが…「ケニア・ンディアラ」で最高レベルの魅力のケニアをお届けします…ケニア好きのみなさん、お待たせしました。

そんなこんなで…夏に向けてのこーひー4つのご紹介です。

エルインヘルト農園でも華やかさで際立っている「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」…イエローナンスやパナマ・エスメラルダ・ゲイシャを使った新境地のブレンド「デイドリーム」…華やかで柔らかな口当たりの「ケニア・ンディアラ」…フローラル系ブラジルの「ブラジル・カクェンジ」…です、お楽しみください。

【グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス】

息子を3年連続でグアテマラのエルインヘルト農園に訪問させました。今年の2月では、農園主のアギーレさんに農園の奥深いエリアまで案内して頂いたようです。

「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」は3回目のご紹介になりますが…リピートがとても目立ちました。黄色く熟す品種を集めたものですが…口当たりの質感…円やかな甘さ…余韻の魅力…とっても印象的だったようです。

今回の訪問で…このイエローナンスのネーミングの説明を聴いたそうで…それは、メキシコ原産のナンスという黄色の果物があって、農園には古くからある黄色く熟すコーヒーの品種があり、それが何という品種か分からないために「イエローナンス」とインヘルト農園で呼ぶようになったそうです。インポーターからの説明では…イエローカトゥーラ、イエローカトゥアイということですが…それだけでは無いようです。

エルインヘルト農園で農園主のアギーレ氏がしてくれた完熟豆の収穫のトレーニングについての話しで…「トマトソースを作る時、赤い熟したトマトを使いますね。緑のトマトでは美味しいトマトソースは作れませんからね。コーヒーも同じで、真っ赤に熟した実が美味しいコーヒーになるのです。」とピッカーのみなさんに説明をしているそうです。誰でもイメージしやすいですね。

しかし、この「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」は黄色く熟す品種なので、赤く熟す品種よりも熟度を見分けづらいんです。その黄色く熟す品種で…見事に揃った熟度が伝わってくるブレの無い味わい、甘さ…素晴らしい農園だと感じます。

ひと口目の華やかな印象から…その熟度の揃いを感じさせる…シルキーさクリーミーさの質感が素晴らしい味わい…円やかさ甘さ華やかさが一体となっての快感です。

そこに豊かな香りが押し寄せてきます。フローラル、ピーチ、フランボアーズ…「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」に通じるキャラクターです。冷めてくると赤ワインやスパイシーさがより魅力的になり、その隠し味にはネクタリンを感じることが出来ました。凄い農園だと改めて感じました、お楽しみください。

今回、ひさしぶりに味わってみると…シルキーさ、エレガントさが最初に印象的でした。華やかで、チェリーやフローラルな感じから…シトリック系の味わいやフランボアーズやアプリコットの余韻…さらに、円やかな甘さ…冷めてフローラルな甘さが素晴らしいと思いました。

農園名:エル・インヘルト・ウノ農園

農園主:アルトゥロ アギーレ

エリア:ウエウエテナンゴ

プロセス:フリィウォッシュド

品種:イエローカトゥーラ、イエローカトゥアイ

標高:1,500-2,000m

認証:レインフォレスト・アライアンス認証

エルインヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ(La Libertad)村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア250ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。この地区は平均気温が16-28℃と冷涼で、年間降水量1,800-2,000mmと適度な湿度があり、有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生み、結果として最上級の酸味、ボディ、味わい、ほのかなワインのようなアロマをもったコーヒーを生み出します。農園は大変良く手入れされており、樹の形、枝の勢い、葉の色・実の付き方が素晴らしく、一目で判ります。堆肥には、ミミズを使って作り出した有機を使用するなど環境にも細心の注意を払っています。敷地内の470ヘクタールの天然雨林は、動植物の自生を維持するとともに、この農園に最適な気候をもたらします。収穫では完熟赤実のみが手摘みされ、伝統的な水洗処理工程を守って精製処理されます。果肉除去された後60-72時間をかけて醗酵槽に浸けられて熟成し、山から流れてくる豊富な湧き水を利用し洗浄します。こうして充分に甘味を持ったパーチメントがパティオ(天日乾燥場)で丁寧に乾燥されます。また、農園独自にドライ・ミル(選別工場)を所有しており、すべての工程を一貫して行っております。良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒー生産技術に守られたコーヒーは素晴らしい味わいを有しています。このエル・インヘルト・ウノ農園のコーヒーはグァテマラのスペシャルティコーヒーコンペティションにおいて、毎年上位に入賞しており、まさにグァテマラの頂点に位置するスペシャルティコーヒーといえるでしょう。イエローナンスはこのうち、イエローカトゥーラとイエローカトゥアイの二品種(どちらも黄色の実がなります)をブレンドしたコーヒーです。

2000円/200gパック(税抜き)

【デイドリーム】

60代の新境地にチャレンジしたブレンドの中でもグアテマラ・エルインヘルト・パカマラを使った「アフター・ダーク」と並ぶお気に入りの「デイドリーム」です。今回は「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」を使いました。

カップオブエクセレンスのコーヒーや「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」といった抜きん出たクオリティと魅力で…そのままのシングルオリジンとしてバランスも取れていますから…ブレンドは必要無いとか、ブレンドしてはもったいないといった考え方もあります。

しかし、その抜きん出た魅力を手の内に入れれば今までに無い新しい魅力のブレンドの可能性があるんじゃないかと長年思っていました。(シングルオリジンだけ焙煎して販売していたら自分が飽きてしまいますし…職人仕事の愉しみですね。)

昨年の山下達郎ツアー神奈川県民の時に…軽快なリズムのイントロから…「たくさんのペイントを空にむけ撒き散らすと♪」…と「DAYDREAM」がはじまると鮮やかに新しいブレンドのイメージが浮かんできたんです…その後新潟とNHKホールで又「DAYDREAM」をご機嫌に聴いていたら…新しいブレンドの候補の豆が絞れて来て…実際にカッピングでブレンドしたら、最初にイメージしたブレンドで決まりました…当然、他にも色々とブレンドしたのですが…最初のブレンドが抜きん出た魅力でバランスも良かったのです。

前回は「グアテマラ・エルインヘルト・ゲイシャ」を使いましたが…今回は「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」を使いました。ベースは「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」…さらに「ケニア」と「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」です。

どの豆もきれいで素晴らしい香りや甘さ…なによりも際立つ華やかな魅力があります…それらをバランスとることで…香りと味わい、余韻がエレガントできらきらした華やかな魅力をイメージしています。

「軽快なリズム」と「たくさんのペイントを空にむけ撒き散らす」からイメージして…華やかでエレガント…たくさんのフローラル、フルーツ…きれいな味わいにのってくる様々なキャラクター…切れの良い余韻が次のひと口を誘います。

冷めてくると…上品な口当たりと甘さの上にキラキラとあざやかな印象が余韻まで続きます。さかもとこーひーの新しい魅力がひとつ増えました、お楽しみください。

2000円/200gパック(税抜き)

【ケニア・ンディアラ】

ここ数年…ケニアの状況の変化から…トップクオリティのケニアが少なく、またさらに高価になっています。シングルオリジンでご紹介できるケニアが限られてきたので…少しお休みしていましが、ケニア好きの常連さんからケニアは次いつ発売するのか?お問い合わせを頂き…今回ご紹介いたします。

カシス系のフローラル感が素晴らしい「ケニア・ンディアラ」です。

10数年前にケニアのトップクオリティコーヒーを使い始めた頃は…柑橘系の香りや味わいが豊かな魅力に感動しましたが…その豊かさからお好みが分かれることがありました。ここ数年は毎年たくさんのサンプルから柔らかな甘さと酸のバランスが心地よいロットを選び…その素晴らしい魅力がどなたにも安心してお勧めできるようになりました。

この「ケニア・ンディアラ」も…華やかで柔らかな口当たり、余韻の甘さがまず魅力的です。カシス系フローラルからアールグレイが最初の印象で…冷めてくると、オレンジやチェリーの華やか爽やかな味わいが顔を出して来て…冷たくなると、ストロベリーのキャラも感じるようになりました。柔らかで繊細な口当たりと甘さの余韻が素晴らしいと思います。

品 種: SL28、SL34等

栽培地: ムランガ地域北部 ンディアラ水洗工場 

      アバデア山脈の麓

標 高: 1,400m

土壌: 肥沃な赤色の沖積土

雨量:1,300mm/年  

収穫時期: 9月~12月

生産処理: 

1 工場周辺の生産者が収穫したチェリーを工場に搬入

2 赤い実のみを手選別 (右下写真)

3 工場所有の水流比重選別方式でパルピング、発酵、

ソーキング(きれいな水に浸ける。)、水洗

④アフリカンベッドで天日乾燥、脱穀工場でドライミリング後、精製

ケニアは世界の中で最も優れたコーヒーを生産する国の一つとして知られています。トップクラスのロットには、ワイン、フルーツ、スパイスの様な香り、良質な明るい酸味、ボディ、甘味があり、他国のコーヒーとの違いが明らかに分かります。 ケニアでは昔ながらの伝統的かつ丁寧な生産が行われております。村の中に水洗工場があり、そこに生産者がチェリーを搬入します。搬入前に写真右のようにチェリーの手選別をしなければなりません。その後、水流比重選別式パルパーによる皮むき、発酵工程、ソーキング(綺麗な水に一昼夜浸漬)、水路での水洗、アフリカンベッド(棚)でのパーチメントの天日乾燥及び欠点豆ハンドピック、パーチメントの安定化(30~40日程度木製サイロで寝かせる工程。風味の安定の為実施。)を経て、脱穀精製されます。栽培、施肥、農薬など水洗

工場から指導を受けているかどうか、実行しているかどうかが、品質に大きく影響します。また各農家は農地1ha以下、収量は生豆換算2-3袋程度で、更に支払いも半年以上先になるので、現在の価格レベルでも他の作物に比べて魅力が少ないという現状があります。なおケニアでは年2回の収穫期があり、大きな収穫であるメインクロップ(9月~12月)、サブのフライクロップ(5~7月)となっています。一般的にケニアの特徴が豊な品質の高いものは、メインクロップから出ることが多いようです。 ケニアのロット全てが良質な特徴を持つケニアコーヒーではありません。品質にはかなりの格差があり、品質マインドの高い生産者、栽培、施肥管理、収穫、生産処理、選別が大きく影響します。 良質なロットの選抜には多大な労力を要します。ンディアラ水洗工場はムランガ地域に位置し、高品質コーヒー産地で有名なニェリ地域とキリニヤガ地域に隣接するコーヒー産地です。ナイロビから北西に120㎞の場所に位置します。近年コーヒー価格が安定、農地への施肥や樹の管理も良好で、品質の向上が目覚ましい注目の新興エリアです。ンディアラ水洗工場は、キル農協に所属する水洗工場で、約800名の農家から成ります。オレンジ系の酸と甘味、バランスするリッチなコクをお楽しみください。

2000円/250gパック(税抜き)

【ブラジル・カクェンジ】

最近は…とびっきり普通に美味しいブラジルがテーマの「ブラジル・クラシクス」が定番ブラジルこーひーとしてご好評頂いています。

そして…この「ブラジル・カクェンジ」はとびっきり普通では無い限定ブラジルこーひーの魅力のご紹介です。

ピーチ系フローラルの華やかな魅力…ミルクチョコレートのような味わい…透明感と感じる程のクリーンさ…余韻のフローラル感…繊細で、華やかで、明るい…冷めて舌にのってくる柔らかな甘さがとびっきり普通では無いブラジルのマイクロロットの魅力ですね。

「ブラジル・バハラス」と親子の農園の「ブラジル・カクェンジ」…「ブラジル・バハラス」が息子さんの農園です。「ブラジル・カクェンジ」は「バハラス」とは山の反対の斜面になっていて、栽培や精選処理が同じレベルな親子の農園でもキャラクターが明確に違っているのがとっても興味深いこーひーだと思います。2008年COEチャンピョン農園です。

1500円/200gパック(税抜き)

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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