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2018.09.30

プロのつぶやき970「くらべる値段」

20180930

プロのつぶやき970「くらべる値段」

この土日は・・・大型で非常に強い台風24号が日本を縦断します・・・地震豪雨台風で全国に被害があったこの夏なのに・・・自然の脅威の前には人間はあまりにも弱いことをあらためて感じます・・・驕ってはいけませんね。

先週の・・・和と洋の栗スイーツにこーひーを3種類合わせた第4回ペアリングワークショップ・・・おかげさまで盛り上がって楽しいひと時になりました。

今日も同じワークショップで・・・岐阜中津川すやさんから取り寄せた栗の羊羹3種類と市原エリソンさんのボンブランに・・・ゆすらカフェ、はじまりの秋、ブルー・ベルベットと合わせます・・・こちらは自然の恵みを楽しみます。

そんなこんなで・・・先日千葉そごうの別館ジュンヌに出来たマニアックな本屋をぶらついていたら・・・「くらべる値段」東京書籍が目に止まりました。

早速買って一気に読み終わりました・・・まぁ、写真半分で文章少なかったんですが・・・。

バナナや椎茸からサッカーボール、胡蝶蘭まで・・・34の値段の違いを写真に撮って説明があります。面白かったのは・・・おろし金、カニ缶、炭、盆栽、巻き簾等々・・・。

おろし金はステンレス製と銅製をくらべて・・・雑な大根おろしが嫌いなので納得(笑)・・・カニ缶は高くて買う気にならなかったのがたらばがに脚肉だけだったらデパ地下で冷凍の蟹買うより良いかな?とお正月の蟹考えたり(笑)・・・巻き簾は100円と2500円をくらべて同じ竹を1本ずつ順番に並べた2500円に感動したり(笑)・・・。

もっとも・・・裏側を知っているものは選択や理由に疑問があったものがありましたね?・・・で、コーヒーはブラジルサントスNo2とブルーマウンテンの値段を比較していて、もっと良い例があると思いました。

ブラジルサントスNo2とブルーマウンテンの値段をくらべてもねぇー?・・・今は農園もの、品種別精製別といったマイクロロットや・・・同じ農園でもロットによる違いもあるし・・・もっと上手にくらべられるのになぁーと。

で、さかもとこーひーの「くらべる値段」なんですが・・・時々お客さまに高い方が美味しいのか?聞かれることがあります。

即答えるのですが・・・高いから美味しいわけでも無いし、安いから美味しく無いわけでもありません・・・一番安いベーシックなブレンドでもクオリティは下げませんし・・・実は、一番安い商品のクオリティをどうするか?どう維持して長年お届けするか?・・・あるいは地道にクオリティや価値を上げるか?・・・その辺はプロの引き出しが活躍するんです。

(分かりやすいクオリティは・・・雑味の無いきれいな味わい・・・冷めても美味しい・・・ですね。)

単に売上が欲しいんだったら・・・安い価格帯にはたくさんのお客さんがいますから・・・高いものから安いものまで品揃えして・・・それぞれに相応しい仕入れをすれば良いと思います。

が、やはりさかもとこーひーとしてのクオリティや価値に一線を引いています。安いんだから、クオリティ下げるのは当たり前だろうとは考えていません。

では、値段の違いは何なのか?

勿論、仕入れ価格の違いもありますが・・・高いこーひーは際立った魅力になっています・・・安いこーひーは際立った個性が無いようにしています。

高いこーひーはお好みに合えばとびっきりの魅力になりますが・・・当然お好みに合わない方にはその価格分の魅力を感じないと思います。

アトムの子等、ベーシックなブレンドは・・・ヘビーユーザーの方、オフィスだったり、カフェやレストランだったり・・・不特定多数の方が召し上がることを考慮して、多くの方が飲みやすく美味しく感じるように仕上げています。

茶色の袋の¥2000/250gとかのこーひーは特に際立った魅力になっています・・・ある意味世間一般のコーヒーらしく無いとも言えます。

勿論、美味しい美味しく無いはお好みがあります、さかもとこーひーの常連さんでもお好みが色々です。

なので、25年もやっていると種類がやたら多くなってしまいました・・・店主がついつい新しいこーひーを増やしてしまうのもありますが(笑)

常連さんのお好みに応えようとして増えているのもあります。

「くらべる値段」の中に・・・「値段」はモノの「背景」を考えるヒント・・・というコラムがありました。

15000円と50000円のヘッドフォン・・・15000円のヘッドフォンには15000円の音作りが・・・50000円のヘッドフォンには50000円の音作りがされている。

値段相応とも言えますが・・・それよりもフェアな関係、フェアな価格とも言えるかな?と・・・そこからお値打ちとかコスパとかカリテプリとかも大切ですが・・・「おわりに」で・・・「三方良し」という近江商人の心得が紹介されていて・・・「売り手よし・買い手よし・世間よし」のことで・・・売り手と買い手が満足して、かつ社会貢献できる商売であらねばならないという考えだと言います・・・そこにも通じていくと思います。

さかもとこーひーはクオリティに妥協はありませんが・・・常連さんが日常の暮らしの中で普通に飲める値段にも妥協はありません。その辺は・・・生産性上げたり、仕組みを工夫したり、かけるコストとカットするコストを明確にしたり・・・まぁ、経営の話しになってしまいますが・・・(実は・・・こういった自営レベルの商いには・・・ちょうど良い規模がありますので・・・小さくても大変だし、大きくしすぎても大変なんです。)

さかもとこーひーの考え方はそういった感じです・・・クオリティも価値も意識して大切にしていますね。

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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