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2018.11.18

プロのつぶやき977「ゲイシャヴィレッジ、イルミネーションカフェ、メキシコ・チェリン、グアテマラ・アゾテァ、ベラ・ノッテXマス」

20181118

プロのつぶやき977「ゲイシャヴィレッジ、イルミネーションカフェ、メキシコ・チェリン、グアテマラ・アゾテァ、ベラ・ノッテXマス」

毎年のことですが…9月になったらあっという間に年の暮れ…昨日土曜日は、陶芸や手作りの服を作っているさかもとこーひーの長年の常連さんが・・・「魔女と小屋とコーヒーと」というイベントを主催されたので・・・出張して、一日試飲と販売をしてきました。

手作りの可愛いおしゃれな作品が並び・・・そういった作品好きなお客さまが来店・・・おかげさまで試飲された方の半分以上の方がこーひーをお買い上げくださいました。そういった空間には縁のなかったおっさんには刺激的な楽しいひと時でした(笑)

来週は・・・テ・カーマリー時代に毎日焼いていたりんごのケーキ、そしてオレンジの蜂蜜のフィナンシェと紅茶のワークショップなので・・・月曜の定休日は朝からケーキを焼きます・・・20年以上ぶりなので練習です(笑)

そんなこんなで・・・さかもとこーひーはXマスブレンドの季節になりました…さかもとこーひーが最高の魅力を揃えてお届けする暮れに向けての華やかな季節です。

こーひーの魅力の可能性にチャレンジする世界の頂点のこーひーから…毎年人気のXマスブレンドまで…ご自宅で、家族やお友達と一緒に…こーひーだけで、お菓子とともに…大切なお友達への気軽なギフトにも…笑顔がいっぱいになってほしいとご用意いたしました、お楽しみください。

まずは・・・ゲイシャはいつ発売?とのリクエストに応えての「ゲイシャヴィレッジ」…ゲイシャヴィレッジを使ってバージョンアップした「イルミネーションカフェ」…今年発売してリクエストの多かった「メキシコ・チェリン」…グアテマラらしい味わいと香りの「グアテマラ・アゾテァ」…ベラ・ノッテのXマスバージョン「ベラ・ノッテXマス」の5つのこーひーです。

Xマスシーズンに向けて…魅力と気合いいっぱいのこーひーばかりだと思います、お楽しみください。

【ゲイシャヴィレッジ】

先週、ゲイシャ種11種類のカッピングで登場して・・・ゲイシャは何時発売するのか?とリクエストを頂いていましたので・・・お待たせしました「ゲイシャヴィレッジ」をお届けします。

焙煎してのカッピング・・・まず、甘く柔らかな口当たりが印象的です・・・エレガントでフローラルな魅力が押し寄せて・・・滑らかな口当たりと香りが相まって余韻の魅力が長く続きます。

ゲイシャヴィレッジ農園の農園主に会ってのプレゼンから・・・印象的だったのは、エチオピアではまだ一般的でなくても、中米の優秀な農園では当たり前にしている栽培収穫精選処理方法を取り入れてクオリティアップに努めていると言うことでした。

ゲイシャ種11種類のカッピング会でも・・・どれもクリーンで、それぞれの微妙な違いがきれいに感じられました。

そのエレガントな魅力に圧倒されました・・・シルキーとかベルベッティと言いたい滑らかな口当りに追いかけるようなフローラルな香り・・・フローラルと言ってもりんご系の爽やかな香りや真っ赤なバラの濃密な香りでは無くって・・・白いばらと言いたい気品溢れる香りです。

滑らかな口当たりに上品な甘さが寄り添い・・・ベリー、フランボワーズ・・・冷めてくるとブルゴーニュの赤ワインのような印象もあり・・・さらに冷えてくるとスパーシーさからシトリック柑橘の感じ、カップの底に残ったひと口にはスイートジンジャーのキャラが顔を覗かせています。

ナチュラル式なんですが・・・ナチュラル式の癖が無く、エレガント気品滑らか馥郁そんな言葉が浮かんできます・・・パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャのような鮮烈な香りというよりも・・・とてもバランスの良い素晴らしい香りと口当たり余韻だと思います。

余韻は長く・・・10分20分とゆっくり余韻に漂う香りと味わいをお楽しみください。

2007年エチオピア政府の依頼でドキュメンタリー映画製作したアダムさん、レイチチェルさん夫妻がコーヒー生産を決心・・・2009年頃からゲイシャ村の特定、農園開拓、品種選抜を行い、本格的生産は今年で三年目となります。

まず、農地を探し辿り着いたのがGesha種発祥の地Gesha村・・・現地メアニット族との共生の話し合いからスタートし、自然人コーヒーの共存共生の理解承認を得て、水源からの給排水設備、現在の自然体系を崩さないように、土地植物分析を行い、新たに30,000本の植木等行ったそうです。

首都アディスアベバから丸2日かかる農園までの道路橋等の整備からはじめ、1年かけて農園を開設・・・農園から20kmの原生林ゴリゲシャの森を歩き続け、Gesha種現生地に辿り着き、持ち帰った様々な品種から選別した6種を栽培し、試行錯誤の後、3品種に絞り・・・その内の2種、Gori Gesha2011(ゴリゲシャの森の遺伝子多様性を反映する品種)とGesha1931(パナマゲイシャに最も酷似した品種

)のCHAKA ナチュラルというロットです。

GESHC VILLAGE農園 CHAKA ナチュラル 

収穫:10月初旬から1月中旬

地域:エチオピア南西部ベンチマジ地区

敷地:全体で471ha、コーヒー栽培面積320ha

標高:1,909~2,069m

樹林:70万本

密度:2,000本/ha

保護区域:全体の27%

シェード:シェードツリー3万本と自生林

土壌:原生林、茶赤色ローム質

気温:9-30℃

野生生物:鳥類、イノシシ、シカ、チーター、バッファロー、ライオン、

             サル、ハイエナ、ハリネズミ、ウサギ、その他地場固有種

精製方法:フローター除去後アフリカンベッド12-19日かけ水分値11%まで乾燥。

             ビニールシートでカバーし乾燥時間調整18-30日間で乾燥

【イルミネーションカフェ】

今年の「イルミネーションカフェ」は・・ゲイシャヴィレッジを使ってバージョンアップしました。滑らかな口当たりとまろやかさ・・・さらにイルミネーションのキラキラ感をイメージしました。

「イルミネーションカフェ」は、Xマスシーズンの夜に街を彩るイルミネーションの煌めきからネーミングしました。さかもとこーひーのお客様にはみなさんに安心してお勧めできます。ワインの後にもお勧めです。ご自宅用、ギフト用にとお楽しみください。

バージョンアップした今年のイルミネーションカフェに使ったのは・・・グアテマラ・ラリベルタッド・・・深煎りコスタリカ・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)・・・ゲイシャヴィレッジです。

グアテマラ・ラリベルタッドの滑らかまろやかで豊かな香りをベースにして・・・深煎りコスタリカで全体のバランスをまとめ・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)とゲイシャヴィレッジのエチオピアの2つの鮮烈なこーひーでイルミネーションのきらびやかさをイメージしました。

まず、滑らかまろやかな口当たりがポイントです。そして、華やかな香りから余韻の心地よさへとご機嫌な流れとなっています。グアテマラ・ラリベルタッド、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、ゲイシャヴィレッジ…それぞれの際立つ香りが複雑さをより魅力的にして・・・華やかさ、円やかな口当たり、甘さと一体になった余韻へと誘います。

チョコレートでも、生クリームでも、その味わいをやさしく受け止めて引き立て…後味を爽やかにして、次のひと口をさらに美味しくしてくれるでしょう。フルーツタルト等フルーツたっぷりのケーキでもご機嫌な相性の良さだと思います。この辺は毎日のように甘いものとこーひーでおやつしているさかもとこーひーならではですね、お楽しみください。

2000円/250gパック(税抜き)

【メキシコ・チェリン】

今年の夏にお届けした「メキシコ・チェリン」ですが・・・リピートが多く、終わった後もまた発売してほしいとリクエストが目立ちました・・・その柔らかで優しい香りの良さや甘さの余韻が良かったようです。

そこで・・・リクエストにお応えして豆を用意しました・・・前回より少ないのはご容赦ください。

「メキシコ・チェリン」のきれいでキレの良い味わい・・・フローラルやりんごやピーチ・・・冷めるとアールグレイや柑橘系の爽やかな甘さ・・・柑橘系の余韻が長い魅力をお届けします。

親しみやすい穏やかな口当たり・・・余韻に漂うアールグレイや柑橘系の魅力が印象的です・・・柔らかな甘さと共にお楽しみください。

メキシコは赤道から離れていますので…穏やかな魅力がいいですね。ただ飲みやすいだけなら使わないのですが…そこに香りや爽やかな甘さの味わいが際立って、華やかな気品まで感じられると素晴らしいです。マイルドとかジェントルといった言葉がぴったりなお勧めこーひーです。

農園名:チェリン

生産者:エンリケ エドゥアルド ロペス アギラール

エ リ ア:オアハカ州

プ ロ セ ス:フリィウォッシュド

品 種:ティピカ50%、パカス50%

標 高:1550~1720m

当農園は1896年にオアハカ州、カンデラリア・ロキスチャ地区の小規模生産者としてコーヒー栽培をスタートしました。その後代々コーヒー生産の系譜は現オーナーまで途切れることなくつながり、1913年にはオアハクエーニャ農園から現オーナーの母君が農園に嫁いできました。当地区の伝統にのっとり、農園には女性の名が冠されてきましたが、フィンカ・チェリンはこの母君の幼いころのニックネーム、“チェリン”、通称“小さいチェラ”と名付けられました。現在のチェリンは2012年にオーナーが新しく購入した農園でしたが、およそ8年間打ち捨てられた農園をリノベーションし、新たに母君の冠した農園です

2000円/250gパック(税抜き)

【グアテマラ・アゾテァ】

グアテマラ・ラリベルタッドやグアテマラ・エルインヘルトの数々は・・・グアテマラのメキシコ国境に近いウエウエテナンゴ地域のものですが・・・今回の「グアテマラ・アゾテァ」は・・・グアテマラ のメインの産地アンティグア地域のグアテマラらしいグアテマラです。

クリーンでスムースで・・・優しい味わい・・・華やかさと甘さ・・・グアテマラらしいフローラル感と甘さが一体となったハニーライクさ・・・冷めるとミルクチョコレートから・・・オレンジやチェリーの印象も感じられます。

「ベラ・ノッテXマス」には深煎りのグアテマラ・アゾテァをブレンドしていますが・・・この「グアテマラ・アゾテァ」は中煎りになっています・・・親しみやすさと華やかな香りと甘さのグアテマラ・アゾテァをお楽しみください。

品 種: ブルボン、カツーラ、ティピカ

栽培地: グアテマラ アンティグア地域 (中心部よりやや北部)

標 高: 1,550m 年平均気温20℃、相対湿度65%

土壌: 火山灰質

農園規模: 21ha、年間生産量 約3,000袋

収穫時期: 1月から2月

生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥

古都アンティグア周辺にそびえ立つ3つの火山(アグア、フエゴ、アカテナンゴ)は、アンティグアの伝統とそ の美しい景観を引き立たせています。 アンティグアはアナカフェが認定する8つの地域の中で、最も有名な産 地の一つです。18世紀にキューバの宣教師によってコーヒーがグアテマラにもたらされましたが、アンティグア としてのコーヒーは1939年に認定されました。 2000 年には34の農園主が集まり、アンティグアコーヒー生産者協会が設立され、アンティグアの原産地統 制呼称(アペラシオン)を守り、アンティグアコーヒーを価値あるものとなるよう活動を行ってきました。またアナ カフェが支援する GPS を使用したアンティグア・パイロットプロジェクトでは、各農園の地理的情報、土壌、気候 条件、その他生産者情報がデータベース化され、ワインのような価値ある方向に向かう、今日のスペシャルティ コーヒーにおけるアペラシオンのお手本になっています。 アンティグアのコーヒーは、古くはドイツ等欧州の高級コーヒーとして使用されてきましたが、その後米国スペ シャルティコーヒー産業の発展により、消費地が米国にシフトしていきました。実際、その確りとした風味とコク は、深煎りにも負けない、現在では世界の産地でも数少ない貴重なコーヒーです。 アゾテア農園は1883年にマルセロ・オリベ氏により、コーヒー農園として生まれ変わりましたが、以前は染料 用の植物を栽培しておりました。1908年には農園の拡張、本格的な水洗工場が出来ました。現在のオーナー はチェコスロバキア系のグアテマラ人です。軽い火山灰質の土壌、平地に並ぶ、コーヒーの木々とシェードツリ ー、好天と山をバックにした乾燥場、農園は典型的なアンティグアの風景です。赤い実の収穫、48時間の醗酵 処理、水洗、乾燥場での天日乾燥によってコーヒーは出来上がります。 同農園には農園の歴史を伝える古い機器類(水洗設備等)そしてコーヒーの収穫や生産処理を知ることので きる美術館も併設されております。 アゾテアの確りとした風味、コクをお楽しみください。

1500円/250gパック(税抜き)

【ベラ・ノッテXマス】

さかもとこーひーの秋冬人気NO1の「ベラ・ノッテ」ですが、18年目になっても人気が衰えません。ほんと常連さんのお気に入りのこーひーに育ってこんなに嬉しいことはありません。ご好評だった「ベラ・ノッテXマス」としてバージョンアップしてお届けいたします。元々「ベラ・ノッテ」はXマスにはじまりXマスに終わるディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌ですから、ぴったりです。

今年の「ベラ・ノッテXマス」は…「深煎りグアテマラ」に「深煎りグアテマラ・アゾテァ」と「ケニア」です。「深煎りエルサルバドル」から「深煎りグアテマラ・アゾテァ」に替えたのがポイントです。

「エルサルバドル」は素直な口当たりと甘さが素晴らしいですが…今年は「深煎りグアテマラ・アゾテァ」にすることで…「深煎りグアテマラ」と2つのグアテマラで華やかさとダークなキャラをイメージしました…「ケニア」もブレンドして…深煎りの華やかなXマスバージョンに仕上げました。

サブレやマカロン、リッチな味わいのパイや勿論チョコレート系のお菓子、フルーツたっぷりのお菓子、シュークリームやエクレアにもご機嫌な組み合わせになると思います、お楽しみください。

「1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。」…2001年に「ベラ・ノッテ」を発売した時の書き出しです、「ベラ・ノッテ」も17年目になりました。

「そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night~♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。」

「それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな~♪と思い始めました。いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな~!秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ~ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。」…深煎りのブレンドというと当然苦味のキャラクターになりますが…ちょうどスペシャルティコーヒーの素晴らしい素材に出会った頃で…深煎りでも透明感のある、後味のキレの良いブレンドを作りたいなぁーと思いました。…お陰さまで、さかもとこーひーを代表する季節のブレンドになり…「ベラ・ノッテ」を発売すると、毎年「あぁ!もーベラ・ノッテの季節ねー」といった感じで、常連さんの暮らしに馴染んでいます。

1500円/250gパック(税抜き)

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2018.11.11

プロのつぶやき976「11種類のゲイシャ種カッピング」

20181111

プロのつぶやき976「11種類のゲイシャ種カッピング」

秋が深まってきました・・・11/9(金)はさかもとこーひーのウエルカムフラワーをお願いしているアトリエベアグラス笹原先生の・・・「第4回手軽にできるテーブルフラワーアレンジ講座・キャンドルを使ったXマスアレンジ」・・・11/10(土)は店主坂本が晩酌のお酒を買って25年、さかもとこーひーの豆やカフェエクルを扱って頂いてもいるいまでやさんのいまfes!に呼ばれて・・・宮崎柳田酒造さん麦焼酎にこーひー、エクル、麦焼酎の新たな可能性をテーマにお話ししてきました。

で・・・第6回ペアリングワークショップは11/23(金)25(日)ですが・・・お知らせして1日で満員御礼となりました、ありがとうございます。

11/1の紅茶の日に因んで・・・さかもとこーひーの前に10年やっていた紅茶の店テ・カーマリー時代にオリジナルで毎日焼いていたりんごのケーキと大好きなフィナンシェに・・・プレーンティーでヌワラエリア、ミルクティーでカームデイズ、そして煮出しのロイヤルミルクティーを淹れます。

20年以上ぶりに焼くりんごのケーキとフィナンシェ・・・昨晩仕舞ってあったセルクルやボールを出してきて、レシピもプリントして・・・少しずつ準備を始めました。

笹原先生のテーブルフラワーアレンジ講座・・・参加の皆さんの笑顔が毎回とっても印象的です。フラワーアレンジが飾ってあるだけでも嬉しいですが・・・さらにお花を選んで、手にとって、アレンジするひとときが女性にとって笑顔いっぱいの楽しさなんだと・・・おっさんには分からない魅力で新鮮な気持ちになります。

「いまfes」では、宮崎柳田酒造さんの3種類の麦焼酎・・・を蔵元の説明を聞き・・・テイスティングしてこーひーのカッピングの感覚でコメントをしました。いまでやのソムリエや蔵元はお酒のプロですが・・・そのプロの感覚とは少し違う角度からの感想が新鮮だったようです。40年以上こーひー紅茶には関係無いのに色々とお酒を飲んできたのが役に立ちました(笑)

そして、3種類の麦焼酎にエクルを加えたり、淹れたてのこーひーに麦焼酎を入れたり・・・麦焼酎の新たな可能性を体験して頂きました。個人的には焼酎蔵元の醸造蒸留の話しが面白かったですねー、かなり専門的でした(笑)そうそう・・・麦焼酎の海外での評価のお話しも興味深いものでした。最後は人気レストランウシマルさんのアイスクリームに焼酎やカフェエクルをかけたら・・・みなさんから声が上がって、その美味しさと意外性に驚いて頂きました。

そんなこんなで・・・先日、11種類のゲイシャ種カッピングに行ってきました。さかもとこーひーでは・・・パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャ・・・グアテマラ・エルインヘルト農園のゲイシャ・・・そしてゲイシャヴィレッジ農園とお届けしてきましたが・・・同時にカッピングする機会はありませんでしたので・・・とっても貴重なカッピングでした。

グアテマラ・・・コロンビア・・・パナマ・・・コスタリカ各国の農園違い5種類のゲイシャ種と・・・エチオピア・ゲイシャヴィレッジのロット違い6種類・・・精選方法は・・・フリーウオッシュト、ナチュラル、ホワイトハニー、レッドハニーとありました。

そう、価格も色々です・・・ゲイシャ種なので基本とっても高いのですが・・・それでも価格の幅があります。

どれもゲイシャ種のキャラが明確にあって・・・シトリックやフローラルな戦列さが魅力的ですが・・・ロットによって・・・一口目から印象的な香りが立ち上ったり・・・最初地味目でも余韻の香りや味わいがとっても魅力的なものと違いがあります。

香りも強さや印象度の違い・・・味わいのクリーンさ・・・甘さや酸味の質やボリューム・・・余韻での心地よさや長さ・・・いつまでも比較していたい気持ちになりました。やはり冷め切ってからの印象には違いがはっきりしてきます。

一緒に参加していた方々のコメントも興味深く参考になりました・・・若い方、女性の方と同じ豆をカッピングしても評価が少し違ってきます。他の方のコメントは全体像を感じるのに助かります。味わいはどうしたって自分の感覚だけになりますので・・・そして、カッピングのトレーニングをきちんとしているのが伝わってきました・・・スコアもきちんとつけているようでした。

ただ、そのカッピングスコアによっての評価が少し気になりました・・・スコアはスペックになりますので、その豆のスペックを明確にするのに大切ですが・・・実際に味わい楽しむお客さんはスペックが必要なのでは無いのです。なので・・・お客さんがどう感じるのか?そういった視点での評価はまだまだしていないし・・・そういう発想までは及ばないのかなぁ?と感じました。

さかもとこーひーでは・・・スペックの評価と同時に・・・さかもとこーひーのお客さんならどう感じるか?そんな視点を大切にしてトレーニングしています。ゲイシャ種を味わうのですから・・・お客さんがゲイシャ種の魅力を感じやすいものは?も大切だと思っています。

美味しさはあるものでは無くて・・・感じるものですから。

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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2018.11.04

プロのつぶやき975「エスプレッソの多様性」

20181104

プロのつぶやき975「エスプレッソの多様性」

11月になって一気に寒くなってきました・・・晴れた昼間はおゆみ野店脇の遊歩道を散歩しながらグラフトンさんでエスプレッソを飲むのが楽しみになっています。

先週は・・・おゆみ野店第5回のこーひーペアリングワークショップ2回回しで・・・繊細なシャルロットオポワールとリッチなルーローオキャフェに・・・ペーパームーン、ブルー・ベルベット、カフェノワールの3つのこーひーを合わせました。

で・・・第6回ペアリングワークショップは11/23(金)25(日)ですが・・・お知らせして1日で満員御礼となりました、ありがとうございます。

11/1の紅茶の日に因んで・・・さかもとこーひーの前に10年やっていた紅茶の店テ・カーマリー時代にオリジナルで毎日焼いていたりんごのケーキと大好きなフィナンシェに・・・プレーンティーでヌワラエリア、ミルクティーでカームデイズ、そして煮出しのロイヤルミルクティーを淹れます。

20年以上ぶりに焼くりんごのケーキとフィナンシェ・・・昨晩仕舞ってあったセルクルやボールを出してきて、レシピもプリントして・・・少しずつ準備を始めました。

そんなこんなで・・・先週八千代市勝田台のミモザさんでランチしてきました・・・シェフがこーひーのキャラを季節向けにリクエストしてくれるのでとっても励みになっているんですが・・・そのこーひーの確認を兼ねたランチです。

さりげない付け合わせのサラダからメインの鴨の火入れまで神経が行き届いてご機嫌でした・・・こーひーは小型の全自動マシーンなんですが、もう少しコクや余韻が欲しかったので・・・帰りにもう少し細かく挽くと甘さやボディや増すとアドバイスしたら・・・夕方、風味・甘さが増して際立って驚いたとメールを頂きました。

カフェやレストランの場合出来るだけその店に行って、実際に味わうと・・・同じ豆でもより魅力的に調整できますので・・・時々伺うようにしています。

そういえば・・・船橋市高根台のマロンさんでもリクエストがあったので、豆持ってランチに行きました。マロンさんでの食事で今までで最高に満足したランチになったんですが・・・魚と野菜のテリーヌも鳥の胸肉のしっとり感も素晴らしかったのですが・・・ポルチーニと鶏のコンソメにポルチーニとフォアグラのラビオリには若いシェフなのに驚きました。

フォアグラとポルチーニは幕張本郷サンクオピエさんで毎年楽しみにしていて・・・今年もサンクシェフの名人芸を堪能しましたが・・・それをコンソメとラビオリに仕立て上げて満足・・・デザートはかぼちゃのモンブランのチョコのアクセントが効いてこーひーとドンピシャでした。

津田沼のラシェットMさんも季節ごとにこーひーのリクエストをくださって・・・今回のこーひー、秋の夜長にピッタリとメール頂きました。

千葉寺のオールドマンズさんはプレミアムハンバーガーメインなのに・・・コーヒーにもとっても詳しくて、ついついネットや業界誌には無いコーヒーの話しをして盛り上がってしまいます。そして出来上がったのがオールドマンズのハンバーガーや料理に合うブレンドなんです。

レストランのこーひーは・・・料理やデザートを引き立てる名脇役になりたいとイメージしていますが・・・カフェのこーひーはその店の顔にもなります。

スペシャルティコーヒーを扱うようになって、20年近くなりますが・・・最初の頃はスペシャルティコーヒーをいう素晴らしい素材に出会って・・・その魅力をエスプレッソで出したいと思っていました。

スペシャルティコーヒーの魅力をドリップやプレスやエスプレッソで淹れ分けるって感じですね。

それから15年20年・・・シングルオリジンでのエスプレッソも、ブレンドのエスプレッソも色々と味わってきましたが・・・最近はカフェそれぞれのバリスタさんの感性やそのカフェのお客さんに合わせたブレンドになってきて・・・やりがいを感じています。

千葉市新宿のタポスさんはエスプレッソメインのカフェとしてさかもとこーひーと一番おつき合いが長く・・・短いひと言でイメージが伝わるようになってきました。クリーンで華やかなエスプレッソやラテが素晴らしく・・・エスプレッソやラテを飲み干してから店に戻ってもまだ華やかな余韻が漂っています・・・最新のブレンドは秋冬に向けて、マウスフィールや甘さのバランスを強めにしています。

津田沼のブラウンサウンドさんは・・・女性らしい柔らかさやまろやかな感じで・・・季節ごとのリクエストが繊細です。柔らかまろやかなコクと甘さに複雑な味わいがより魅力的になっていますね。シングルオリジンのドリップもよく出ているようです。

そして、おゆみ野店のすぐ近所に開店したグラフトンさんは・・・最初さかもとこーひーのエスプレッソブレンドを試して頂いて・・・慣れた頃にナッティな感じにできます?とリクエスト頂き・・・なるほど、そういうイメージなのかと・・・ナッティさにチョコっぽさも加えてブレンドしたら・・・ドンピシャでグラフトンさんにもおゆみ野のお客さんにも喜んで頂いて・・・さらに、坂本も散歩しながらエスプレッソをグイッと三口で飲み干して帰るようになりました。

バリスタの皆さん、ほんとレベルアップしていてやりがいがあります。(ただ、バリスタのみなさん、苦労しているのは技術では無くて、使っている豆の焙煎に問題があることに気がついていないことがありますね。)

おかげさまで喫茶の仕事に入って45年・・・引き出しはたくさんありますので・・・レストランやカフェのお役に立てることが増えてきました。

ふだんの暮らしの中のこーひー・・・際立った魅力を楽しむこーひー・・・レストランの料理やデザートを引き立てるこーひー・・・カフェのエスプレッソ・ドリップ・プレスで淹れたこーひー・・・ホームタウンこーひーが広まってきました。

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

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