2009.10.25

「ミルクティーの魅力」

20091025_pot

日に日に秋が深まっていってますね。さかもとこーひーの秋冬向け紅茶のご注文を順調に頂いています。「ウバハイランズ」が続けてご注文きた時は、みなさん一番高い紅茶が好きなのか?…「ウバハイランズ」の魅力に興味があるのか?…プレーンティーの方がお好みなのか?…不思議でしたが…お店で毎日のように「カームデイズ」を淹れていると…ミルクティーの魅力が伝わっていって、とっても励みになっています。「カームデイズ」は最初にパックした分が売り切れたので、又ブレンドしてパック作業が待っています。

木曜日に、おゆみ野店になってからの常連のご夫婦が来られて…夏のキャンブリックティーやミントティーも楽しんでくださったのですが…お時間があったので、こーひーの後に「カームデイズ」をお淹れしました。とっても僕と味覚の相性が良いご夫婦で…最初にご来店頂いた時から楽しくお話ししながら、率直なご感想を頂いています。

で、「カームデイズ」をミルクティーにして召し上がって頂いたのですが…そのしっかりとしたコクと心地よい渋みがミルクに負けず、最後の最後までバランス取れていることに喜んで頂きまして…奥さんが「ミントみたいな香りはなに?」と…そう、きちっとメンソール系の香りがあるウバをブレンドしてあるので、ミントの香りがほのかに活躍しているんですね…素晴らしい感覚に驚きました。

そしたら…翌朝開店直後に、又ご夫婦で来られて…手作りのカラメルでコーティングしたピーカンナッツと家庭菜園の野菜を差し入れいてくださいました。今迄も紅茶好きだったけれども、あんなミルクティーは初体験だったし、あの後家まで帰る途中ずーっと紅茶の香りが漂っていて、飲んだ時よりも香りを感じたし…紅茶の後味があんなに快感だったとは!…そんな風に喜んでくださいました。

そうなんです…紅茶の渋みは一般的に嫌われますが(紅茶を仕事にしている人までが嫌ってますが…)…スペシャルティコーヒーの酸味と一緒で…心地よい魅力的なものと不快なものがあるだけなんですね。

紅茶の繊細で滑らかな渋みは、味わいというよりも触感で、その刺激がなんとも快感、心地よいのです。その触感に豊かな香りとコク、さらにたっぷりのミルクが一緒になってミルクティーの魅力になるんですね。

あぁ!まだ紅茶の話しで、今日のこーひーの本題に入ってない♪

で、翌日金曜日の午後…うちの長年の常連さんで、僕も何度かこーひーや紅茶教室させて頂いた「Baking Studio Grano Di Ciaco」http://chojiiro.exblog.jp/帰りの生徒さんが車2台で寄ってくださり… こーひーのあと「カームデイズ」を淹れました。この時は、まずみなさんご自身でミルクを入れて頂きひと口ふた口…その後、僕がミルクを足して、さあーどうぞ!

昔から紅茶教室ではいつもそうしているのですが…しっかり淹れた紅茶に入れるミルクの量がみなさん少なめなんです。僕がだ〜っとミルクを足した後のひと口は、みなさん驚きの声があがりますね。ミルクティーの魅力が伝わった瞬間です。

土曜日は、今度の土曜日にもある、いつものサンク・オ・ピエでのワイン会http://plaza.rakuten.co.jp/cinqchef5/diary/200909020000/を長年主催してくれている友人がお母さんと来店してくれて、やっぱりこーひーの後に「カームデイズ」を淹れました。友人はワインのプロですので…さかもとこーひーの感想でも酸味の質やキャラクター、香り等で興味深い内容を話してくれますが…紅茶のタンニンの渋みでも楽しい話しができました。

もうひとつ、月曜日に都内に出かけたのですが…夕方になって、友人とまずアイリッシュパブで一杯…そのあと、お気に入りのそば屋さんに行ったら、ラッキーなことに飛露喜があったので、お刺身やらなんやらで飛露喜の吟醸を楽しみ、最後はせいろで〆て、駅までぶらぶら歩いていると、リプトンティーハウスがあったので、ふらっとはいって紅茶を頂きました。しっかりとした味わいのものを勧めてもらい、濃いめに淹れてと頼みました。流石よい紅茶でしたが…僕には薄い。ポットから茶葉を抜いてあったので、好みの濃さにも調節できませんでした。

そんなこんなで…今日の本題はスペシャルティコーヒーの「完熟した爽やかな甘さ」について書こうと思っていたのですが…長くなってしまったので…次回に延期です。

スペシャルティコーヒーの世界をリードしているブラジルのシルビオレイテ氏のお話しが、この10年僕が追い求めているテーマとしっかりかぶっていたので…その辺にからめて書こうと思ってます。


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2009.10.11

「秋冬向け紅茶」

20091011

お待たせしました…秋冬用に選んだ紅茶を4種類ご紹介します。夏限定アイスティー用紅茶3種類がご好評頂き、9月になるとホット用の紅茶のリクエストを毎日のように頂きました。しかし、僕が30年親しんでいる魅力の紅茶がなかなか用意できず、右往左往してサンプルを探していましたが、やっと、自信を持って「これが僕の好きな紅茶の魅力です!」とお勧めできる紅茶をお届けします。(ご質問等ありましたら、お気軽にお尋ねください。)

少し、愚痴です。いざ本気になって紅茶を販売しようとすると…世の中の紅茶は、気の抜けたような紅茶ばかりで…熱帯の強烈な陽の光りを受け、発酵による「香り、水色、豊かなコク、繊細で心地よい渋み」の揃った紅茶が見当たりません。古くからの紅茶関係の友人に聞いても…渋みの無い軽い味わいじゃなければ受けない…そんな答えです。分かりやすく強い香りが前に出て、あとは飲みやすい味わいが主流なんだそうです。

20年前だったら、僕の好きな産地スリランカのディンブラ茶だけで、香味色とバランスの取れたミルクティーにぴったりの紅茶がすぐ見つかったのですが…自信を持って発売できる紅茶が無いので…自分でブレンドすることにしました。いくつもサンプルを集め…テイスティングしたら…あとは、一瞬でブレンドできました。飲み飽きしない味わい深い魅力のミルクティー用で「カームデイズ」と名付けました。

そんなこんなで、ジタバタしていたら…坂本さんの好きそうなウバ茶が見つかったよ!…と、連絡があり…さっそく、サンプルをテイスティングしたら…これが10年以上ぶりかと思う素晴らしいスリランカのウバ茶でした。香り、水色、繊細で上品な渋みと味わい…やっとご機嫌になりました。

ミルクティー向けの「カームデイズ」、プレーンティー用の「ウバハイランズ」…そして、煮出しミルクティー用の「チャイ」と「シナモンティー」と揃いました。これで、我が家でも当分お気に入りの紅茶を楽しめます。紅茶の仕事についてから33年経ち…僕が追い求めていたこーひーと紅茶が揃いました。なかなか充実感があります。みなさん、お楽しみください。

【カームデイズ】(ミルクティー向けスリランカブレンド)(3g、4分、お湯160cc、ミルク40cc/ティーカップ1杯分)
一番オーソドックスなミルクティーの魅力を楽しめる「カームデイズ」です。スリランカのディンブラ茶を2種類、ウバ茶を1種類ブレンドしました。華やかで爽やかな香り、円やかで豊なコク、ミルクティーを引き立てる心地よい渋みと甘さの長い余韻、ミルクをたっぷりと入れると、これぞミルクティーといった色になる濃い鮮紅色の水色…と、我が家で30年親しんできたミルクティーの魅力です。

4分間ゆっくり蒸らして、40cc程のたっぷりのミルク(常温)を加えてください。華やかな香り、円やかな口当たり豊かなコク、奥行きのある飽きのこない余韻…「Calm Days」の名のままに、静かで穏やかなひと時をお楽しみください。(プレーンティーで楽しむ時は…2分前後蒸らしてください。)

(「Calm Days」は、僕が大好きな外山安樹子トリオの最新アルバム「All is in the Sky」の収録曲からお借りしました。ベースの関口さんは、うちの常連さんで、千葉の老舗茶舗の若旦那で、僕のおばあちゃんからずーっと関口園さんのお茶のファンなんです。)

1575円/100g

【ウバハイランズ】(プレーンティー向けスリランカ)(3g、2分、お湯160cc/ティーカップ1杯分)
スリランカのウバ茶は、そのメンソール系と称される気品ある素晴らしい香りと繊細で優しい心地よい渋み、少し薄めのオレンジかかったきれいな水色が魅力的です。昔訪れたウバ地方の急峻な山の中の茶園を思い出します。こちらは、ミルク無しのプレーンティーでお楽しみください。ダージリンと対照的な紅茶の魅力を堪能できると思います。(ミルクティーの時は、3分前後蒸らしてください。)

1890円/100g

【チャイ】(煮出しミルクティー専用)(5g、お湯約160cc、ミルク約100cc/200ccのマグカップ1杯分)
ロイヤルミルクティーとかチャイとか呼ばれる、煮出しミルクティー専用の紅茶です。マグカップ8分目のお湯と茶葉を手鍋に入れ、お湯が無くなるほどジックリと煮出します(強火で大丈夫です)。ここの煮詰め具合がポイントです。グツグツ煮込んで焦げそうになったら、マグカップ半分のミルクを入れ、沸騰寸前まで沸かして、茶こしで濾します。分量は正確で無くても大丈夫です。冷え込む日に、お砂糖を少し入れてほっかほっかの美味しさをお楽しみください。(煮出してコクの出る、スリランカとケニアのブレンドです。)生クリームにもとってもよく合います。

1260円/100g

【シナモンティー】(煮出しミルクティー専用)(5g、お湯約160cc、ミルク約100cc/200ccのマグカップ1杯分)
チャイ(煮出しミルクティー専用茶)にシナモンスティックを手で砕いて混ぜました。煮出しミルクティーにシナモンはとってもよく合います、冷え込む季節に特にお勧めします。リンゴのお菓子やパウンドケーキ、バタークッキーにご機嫌な相性の良さです。

1260円/100g

・・・

*紅茶の基本の淹れ方
(紅茶の本によっては…「6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする」をしないものもありますが、茶葉の周りにエキスがにじみ出ていて、軽くひとまぜすることで香りも色も味わいも一瞬で広がります。)

1.新鮮な水をやかん(ケトル)で沸騰させる  
2.ティーポットを温める  
3.茶葉の量を計り、ティーポットに入れる
4.沸騰したお湯をティーポットに注ぐ(ボコボコ完全に沸騰したお湯をできるだけ素早く注ぐのがコツです。ケトルを離れたテーブルに持って行くと湯温がさがります。) 
5.表記の時間蒸らす   
6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする 
7.出来上がりです、カップに注ぎ分けてお楽しみください。
8.ミルクティーは、1カップに常温のミルクを40cc程たっぷりとお入れください。

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2009.09.26

紅茶のネーミング

とっても気持ちのよい土曜日、朝から常連さんも新しいお客様も久しぶりのお客様も順番に来店してくれて…店の雰囲気が活気づいてます。

で、朝からお昼過ぎまでで…3人も「紅茶は?」って、又又聞かれました。

ブレンドが完成しましたからね、後は仕入れて、発売…なんですが…名前が決まっていません。

で、本腰入れて…うんうん、うなり、いい感じの名前が決まってきました。

来週から発売に向けて準備しますので、もう少しお待ちください。

僕の好きなミルクティー用のブレンドがイメージ以上にできました。

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2009.09.13

ミルクティーの幸せ

20090913_flower

*9/23(火)24(水)…連休ですが、発送もおゆみ野店も営業いたします。

昨日の土曜日、3人の女性のお客様に連続で紅茶のリクエストを頂きました、そうそう、メールのお客様からも紅茶のリクエスト頂きました。う〜〜ん、一日で4人。夏用のアイスティー専用紅茶が終わって…今は秋冬の紅茶の準備をしています。土曜日は曇りと雨でグッと涼しくなったのも関係しているんでしょう。もう少し冷え込んできたら、ミルクティーにして美味しいあったまる紅茶をお届けしようと思ってます。夏のシナモンティーが美味しかったとご感想頂きましたが…冬用のシナモンティーも考えています。僕の大好きなミルクティーの魅力を広めていこうと思っています、お楽しみに♪

で、友人から…前回のプロのつぶやき501 「フランス直系と日本育ち」をもう少し掘り下げたのを読みたい。…と、電話があったので、もう少し書いてみます。

さきほど書いた紅茶でも同じようなことが感じられます。イギリスで長年愛されたミルクティーの魅力。昔スリランカの紅茶農園を回った時でも、農園やリプトンでテイスティングをしましたが…ミルクを入れないプレーンでのテイスティングと、ミルクを入れた状態でのテイスティングをしてました。

ミルクティーにして魅力的になるタンニンの渋みの質やボリューム、ボディ感、余韻をテイスティングしているんです。そのような紅茶は普段日常的に飲むもので、そう高いものではないですが、毎日飲んで飽きのこないしっかりとした味わいになっているんですね。紅茶の心地よい渋みがミルクと出会ってより魅力的になるのですから…バターやクリームとの相性も当然良いです。

それが…昔の喫茶店の責任が大きいのか、アメリカから入って来たレモンティーが邪魔したのか、お茶にミルクを入れるのに馴染めなかったのか…薄く淹れた渋みの無い色だけついたお湯のような紅茶に薄いレモンスライスを浮かべたレモンティーが広まってしまい…ミルクティーというと、コーヒーについてくる小さなミルクピッチャーに植物性のコーヒークリームがついてきて、そんなミルクティーなんて美味しいわけがないのです。

その後、昭和60年前後でしょうか、女性誌が毎年紅茶の特集を組んでくれて、紅茶の魅力はレモンティーじゃなくって、ミルクティーなんだと広まったと思ったら…いつのまにか…渋みを避けて目新しいフルーツを使った紅茶だの、ジャンピングだの本質的な魅力から離れた情報が広まり…今度はダージリンのエステートものだのファーストフラッシュセカンドフラッシュといった希少価値高価格のものが目立ってきてしまいました。

ダージリンの魅力は勿論素晴らしいのですが…それは、日常的に紅茶を飲んでいての希少価値なんだと思います。普段スペシャルティコーヒーを飲んでいなくて、いきなりカップオブエクセレンスのコーヒーを飲んでも…そりゃー素晴らしくクリーンカップですからきれいな味わいが飲み易いかもしれませんが、その魅力を価格ほどには楽しめないと同じだと思うんです。

で、さかもとこーひーがお勧めしているカフェプレスでの淹れ方と同じように…紅茶も簡単で…お湯を沸かし、ポットを使って、数分蒸らして、軽くひとまぜし、え〜、そんなに!と思う程たっぷりのミルクを入れる、それだけなんですが…そのような飲み方で美味しくなる紅茶が見当たらなくなってしまってました。

そんなこんなで…今、自分で納得してみなさんにお勧めできる紅茶を準備しているところです。冷え込んでくる頃には、発売できるようにと思ってます。

 「フランス直系と日本育ち」について書こうと思ってたら…紅茶の話しになってしまいました。

勿論、食べたり飲んだりするのは日本のお客様なので…なんでもかんでも本場ものが最高!…って、考えではありません。その魅力の本質をきちんと受け止めて、お客様に届けるのが仕事なんじゃないかと思うのです。

スペシャルティコーヒーも…アメリカではこう、イタリアではこう、北欧ではこう…って感じで表面的に真似するんでは無くて…スペシャルティコーヒーの本質的な魅力を捉えて、日本のお客様にどう届けるか、が仕事だと思ってます。楽しむのはお客様ですからね。

日本育ちの洋菓子の「ふんわり」と「しっとり」がキーワードとして代表される魅力も魅力的ですし…フランス直系菓子の味覚と食感のコントラストもご機嫌です。

サンク・オ・ピエのシェフの話しでは…フランス料理の古典のレシピを読み込んで、自分なりにその料理の本質を捉まえてからでないと、その料理を作らないということで、何年も据え置いてあるレシピがいくつもあるそうです。全く同感です。そういったプロセスを経ないで…売り易いとか、流行っているとかで表面的に広めてしまうことには与することができない頑固親父ですね。もっとも、20才頃?もっと前からそうだったんですが…気がついたら本当に頑固親父の年になってしまいました。

ということで…今日のランチは、そのサンク・オ・ピエで、うちの女性陣二人と毎週素敵なお花をアレンジしてくれているSさんとの女性3人と食事してきます。50過ぎたおっさんの感覚では女性のお客様の感覚とズレてしまいますので、女性のみなさんの感覚が頼りなんで、普段の感謝を込めての食事会です。

先日のワイン会のようすが、シェフのブログで3回にわたって紹介されました。
http://plaza.rakuten.co.jp/cinqchef5/diary/200909020000/

ワイン会って言っても、難しいお勉強の会では無くって…ワイン好き、美味しいもの好きの仲間で食べたり飲んだり喋ったりの気楽な会ですが…ワインも料理も少し昔では考えられなかったクオリティで、それを地元のフレンチで楽しめるってことが、日本の成熟を感じます。

昔からどの土地でも腕のいい親方のいるご機嫌な居酒屋があって、そこの常連さんは新鮮な魚やひと工夫した料理に旨いお酒でご機嫌なひと時を過ごしていますが、それが、都心に出かけなくても地元のフレンチレストランで楽しめるなんて良い時代だと思ってます。


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2009.06.14

クリームダウンの魅力

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アイスティー用の紅茶を発売したので…朝焙煎終わって、次にするのが…アイスコーヒーとアイスティーを淹れることになりました。アイスコーヒーは、スプラッシュカフェを使い、30gで500ccのカフェプレスで淹れてます。それを別の容器に氷を準備して、オンザロック式で急冷し、出来上がりです。土曜日はお出かけ前に来店される常連さんがお昼過ぎまでに集中するので…昨日は午前中に3回淹れました。(お店に来られた常連さんが、試飲して紅茶を買われるのは分かりますが…ネットでのご注文も頂き、紅茶が売れるんだなぁーと喜んだ一週間でした。)

お客様にアイスコーヒー向けのこーひーを聞かれると…スプラッシュカフェと茜ブレンドをお勧めしています。スプラッシュカフェは…夏向けに切れの良い後味をイメージしていますので…アイスコーヒーにしても、さらにミルクを入れてラテにしても、切れよく爽やかな後味です。真夏にベタつく味わいのアイスコーヒーは困ったもんですからね。茜ブレンドは…円やかなコクが特徴ですので、アイスコーヒーにしてもその円やかさとコクがあるので水っぽくならず、茜ブレンド好きの常連さんに好評です。どちらもホットでもアイスでも楽しめるので便利です。

で、アイスティーですが…少し分かりづらいかもしれませんが…上の写真は…一番手前がプレーンのアイスティーです。ミルク無しできれいな水色(すいしょく)と軽めの味わいのアイスティーです。

真ん中は…濁っているのが分かるでしょうか。ミルクを入れる前の、濃く淹れた紅茶を急冷し、タンニン等の成分によってクリームダウンと言われる白濁した状態です。

一番奥が、その白濁したアイスティーにたっぷりのミルクを入れたもので…この薄い茶色のミルクティー色をキャンブリックと言っています。(「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。)

このように、白濁するほど濃く淹れて、発酵によって出来る紅茶の良質な渋みや深い味わいとコクに、たっぷりのミルクが出会い…長年イギリス人がミルクティー、ミルクティーと親しんできた(勿論、僕やうちのかみさんも長年惹かれた)紅茶の魅力になります。

30年程前にスリランカの紅茶園を巡りましたが…リプトンのテイスティングルームで、ずら~っと何十と並んだテイスティングカップにはミルクが入っていました。ミルクティー用のテイスティングをするということで、ミルクを入れて準備していたのでした。言われてみれば当たり前のことなんでしょうが、その時は妙に感心したのを覚えています。

余談ですが、そのミルク入りのテイスティングに倣い…こーひーでも、チョコレートやお菓子とひと口食べ、その味が残っている内にカッピングするということもしています。通常のカッピングでは、食事の後1時間位は時間を置いて口や舌の状態を整えますが…フードペアリングの相性を観る時にはわざとチョコレート等と一緒にカッピングしています。

ミルクティーの話しになると、いつも思うのが…昔、35年程前の喫茶店やコーヒー専門店です。あの頃、ミルクティーを頼むと、小さなピッチャーに入ったコーヒー用のクリーム(クリームならまだましですが、植物性の白い液体?)が付いてきました。今はどうなんでしょう。その影響が思ったより大きいんですね。

ミルクティーに牛乳を入れるのは普通になってきたようですが、その量が少ないことが多いです。コーヒーのクリームの感覚の量です。もう紅茶が冷める程たっぷり(淹れたての紅茶はとっても熱いので火傷しますので、常温の牛乳を冷めるほどたっぷり入れてちょうど良い位です)最低30cc、たっぷり40cc50cc位は入れるんです。

で、そうなると…薄い紅茶ではミルクに負けてしまいますから…豊かなコクと味わい、良質な渋みを持った紅茶をしっかりと淹れることが前提になります。勿論、低品質な渋みや雑味のある汚れた味わいでは、爽やかな魅力の紅茶にはなりません。この辺はコーヒーと一緒で、きれいな味わいが基本になります。そこに、香りや渋み、味わいの様々なキャラクターがあると楽しみやお好みが広がると思います。(もうひとつ、紅茶の淹れ方で…僕は時間がきたら、スプーンで軽くひとまぜします。これで、茶葉のまわりににじんでいた色や香り、味わいが一気に広がります。紅茶の専門家で、これをしないよう指導していることがあります。もう、ぼやけた味わいにしかなりません。そのような紅茶では僕が魅力を感じているミルクティーとは全く別のものになります。)

紅茶の魅力は発酵による香りや渋みコク味わいですが、これだけ赤ワインがひろまり、渋みや味わいや香りと料理の組み合わせの楽しみが親しまれているのに…紅茶が渋みの無い、分かり易い香りや希少性が売りの紅茶だったり、50gでとっても高いパックだったりで、紅茶の魅力の可能性が生かされていないと思ってます。

紅茶の話しになると、どんどん怒ってきて、哀しくなりますが、うちの常連さんには、さかもとこーひーの紅茶の魅力を伝えていこうと思ってます。

【キャンブリックティー】
僕自身19の時から紅茶の魅力に取り付かれ、21の時に神田神保町のティーハウスタカノに入り、紅茶にどっぷりつかるようになりました。その時に一番衝撃的だったのが「キャンブリックティー」というアイスミルクティーでした。

アイスティーは、通常濁りの無いきれいな色合いを出せると上手な淹れ方とされていましたが…それでは味わいの薄い(良く言えばさっぱりした)ものにしかなりません。で、その「キャンブリックティー」は、茶葉をたっぷり使い、抽出も時間をかけてしっかり淹れ、氷で急冷すると一瞬でクリームダウンという白濁するほど濃く淹れ、そこにたっぷりのミルクと隠し味のハチミツを入れました。

その発想の素晴らしさ、出来上がったアイスミルクティーの豊かで切れが良く爽やかな魅力に驚きました。夏は勿論、冬でもかなり出る人気の紅茶で、その後独立したテ・カーマリーでも変らず人気でした。

その魅力を、今の僕の感覚でブレンドし、お届けします。(勿論、レモンやその他プレーンのアイスティーにも使える茶葉です。)「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。

1260円/100g

【シナモンティー】
こちらは、キャンブリックティー用のお茶にシナモンスティックを砕いて混ぜています。これは、テ・カーマリーの時に、キャンブリックティーにシナモンの香りを加え、爽やかな甘さのアイスティーにしていました。その時は一杯一杯、シナモンスティックを砕いて淹れていましたが、家庭で気軽に淹れられるように、あらかじめブレンドしました。あの頃良くテニスをしていましたが、夏には、シナモンティーやミントティーのキャンブリックティーをまとめてつくり、持っていったのを思い出します。テニス仲間に大好評でした。シナモンスティックでかき混ぜただけのシナモンティーとは別物です。ひと口ひと口飲む毎に心地よく漂う紅茶とシナモンの香りをお楽しみください。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

【ミントティー】
こちらは、その頃(25年位前)ハーブをたくさん庭で育てはじめ、特にミントはスペアーミント、クールミント、ペパーミント、アップルミント、ベルガモットミント、あとは何があったか?手に入るだけ育て、毎朝摘んで店でミントティーとして使っていました。

フレッシュを使う時には、クールミントに少しドライのミントを加えると、フレッシュだけの時にある少しの青臭さがやわらぎ、ミントの爽快感が格別でした。その魅力を手軽に楽しめるようドライのミントを少し砕いてブレンドしました。この砕き具合もポイントなんです。パァ~っと香りが広がります。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

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2009.06.08

「キャンブリックティー、シナモンティー、ミントティー」

去年の10月におゆみ野店に移転してから…さかもとこーひーの前に営業していた紅茶の店テ・カーマリー(千葉市中央で1982年から10年間)の頃のお客さんが訪ねてくれています。お会いするのが15年ぶり20年ぶりの方も多く、先日その頃夕方やっていたケーキ教室に通ってくれていたお客さんが4名で訪れ…今でも、りんごのケーキやプリン、ティーケーキに苺のショートケーキを作っているとのことで、盛り上がりました。家庭で作れるお菓子がテーマでしたので、今でも楽しんでいてくれて、それは嬉しいものでした。

で、当然あの頃の紅茶の話しにもなるのですが…みなさん、困っているんですね。日常的に楽しむ手頃な紅茶に不便しているようなんです。あまりにも安い紅茶では香りや味わいが物足りないし、珍しい高い紅茶では毎日のように飲む値段や味わいでは無い。さかもとこーひーの常連さんでも、朝こーひー飲んだら、お昼は紅茶にしていて…でも、どんな紅茶を買ったら良いか分からない、そんな感じなんです。

さかもとこーひーでは開店以来紅茶は封印してきましたが…我が家では普通に淹れて飲んでいます。で、お客さんがそんなに困っているとは知らなかったのですが…だったら、僕がもう35年感じている紅茶の魅力をお届けしようと、茶葉を探しはじめました。

そしたら、渋みが物足りない、コクも無い、なんだか水っぽい腰の抜けたような紅茶ばかりで、困ってしまいました。紅茶関係の友人に聞くと、渋みが嫌われるようで、渋みの無い紅茶ばかりになっているそうです。ありゃりゃー!です。渋みが悪いんではなくて、渋みにも魅力的なものと、そうで無いものがあるだけなんです。紅茶業界はイギリス人がミルクティーミルクティーで長年楽しんできた紅茶の魅力を広めないで、手っ取り早く飲み易く分かり易い香りの紅茶ばかりで商売してきたのでしょうか。(発酵による香りと豊かな味わい、繊細で爽やかな渋み、きれいな水色が他の飲み物にない魅力だと思います。)

コーヒーの酸味と同じですね。酸っぱいコーヒーは嫌われますが、魅力的な酸味を上手にバランスとれば、お客さんは、全然酸っぱく無いですね、と言いながら、きちんと酸味の魅力を感じてくれます。

そんなこんなで、長くなりましたが、納得の行く紅茶が見つからないまま夏が近づいてきてしまいました…ので、とりあえず秋まで延期して…まずは、アイスティー用の紅茶を3種類ご紹介します。

茶葉はスリランカのディンブラとケニアをブレンドしました。最初はディンブラでコクと渋みのバランスの良いものをイメージしていましたが少し物足りなく…たまたま、ケニアの紅茶でコクのあるお茶に出会い、これをブレンドしたら香り、味、コク、爽やかさとバランスとれるなぁーと、仕上げました。そのブレンドがベースになり、シナモンスティックを加えたもの、ミントを加えたもの、の3種類発売します。

【キャンブリックティー】
僕自身19の時から紅茶の魅力に取り付かれ、21の時に神田神保町のティーハウスタカノに入り、紅茶にどっぷりつかるようになりました。その時に一番衝撃的だったのが「キャンブリックティー」というアイスミルクティーでした。

アイスティーは、通常濁りの無いきれいな色合いを出せると上手な淹れ方とされていましたが…それでは味わいの薄い(良く言えばさっぱりした)ものにしかなりません。で、その「キャンブリックティー」は、茶葉をたっぷり使い、抽出も時間をかけてしっかり淹れ、氷で急冷すると一瞬でクリームダウンという白濁するほど濃く淹れ、そこにたっぷりのミルクと隠し味のハチミツを入れました。

その発想の素晴らしさ、出来上がったアイスミルクティーの豊かで切れが良く爽やかな魅力に驚きました。夏は勿論、冬でもかなり出る人気の紅茶で、その後独立したテ・カーマリーでも変らず人気でした。

その魅力を、今の僕の感覚でブレンドし、お届けします。(勿論、レモンやその他プレーンのアイスティーにも使える茶葉です。)「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。

1260円/100g

【シナモンティー】
こちらは、キャンブリックティー用のお茶にシナモンスティックを砕いて混ぜています。これは、テ・カーマリーの時に、キャンブリックティーにシナモンの香りを加え、爽やかな甘さのアイスティーにしていました。その時は一杯一杯、シナモンスティックを砕いて淹れていましたが、家庭で気軽に淹れられるように、あらかじめブレンドしました。あの頃良くテニスをしていましたが、夏には、シナモンティーやミントティーのキャンブリックティーをまとめてつくり、持っていったのを思い出します。テニス仲間に大好評でした。シナモンスティックでかき混ぜただけのシナモンティーとは別物です。ひと口ひと口飲む毎に心地よく漂う紅茶とシナモンの香りをお楽しみください。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

【ミントティー】
こちらは、その頃(25年位前)ハーブをたくさん庭で育てはじめ、特にミントはスペアーミント、クールミント、ペパーミント、アップルミント、ベルガモットミント、あとは何があったか?手に入るだけ育て、毎朝摘んで店でミントティーとして使っていました。

フレッシュを使う時には、クールミントに少しドライのミントを加えると、フレッシュだけの時にある少しの青臭さがやわらぎ、ミントの爽快感が格別でした。その魅力を手軽に楽しめるようドライのミントを少し砕いてブレンドしました。この砕き具合もポイントなんです。パァ~っと香りが広がります。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)

1260円/100g

以下にレシピを簡単に書きますが、分かりづらかったらメールでも電話でもお気軽にお尋ねください。おゆみ野店ではいつでも試飲して頂けるよう準備していますので、お時間のある時にでもご来店ください、お待ちしています。

・・・
*紅茶の基本の淹れ方
(紅茶の本によっては…「6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする」をしないものもありますが、茶葉の周りにエキスがにじみ出ていて、軽くひとまぜすることで香りも色も味わいも一瞬で広がります。)

1.新鮮な水をやかん(ケトル)で沸騰させる
2.ティーポットを温める
3.茶葉を以下の量計り、ティーポットに入れる
4.沸騰したお湯をティーポットに注ぐ
5.以下の時間蒸らす
6.ポットの中をスプーンで軽くひとまぜする

-アイスティーの場合は、
7.たっぷりの氷で急冷する

・・・
「キャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、ハチミツ1tsp(ティースプーン)+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、ハチミツ5tsp+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、ハチミツ10tsp+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「シナモンキャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「ミントキャンブリックティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉5g,お湯100cc,4分、+牛乳 40~50cc=120cc

-5杯、オンザロック式
茶葉25g,お湯500cc,4分、+牛乳 200~250cc=800cc

-10杯、オンザロック式
茶葉50g,お湯1000cc,4分、+牛乳 400~500cc=1600cc

・・・
「アイスプレーンティー(シナモンティー、ミントティー)」
-1杯、オンザロック式
茶葉3g,お湯100cc,30秒、

「アイスレモンティー」
-1杯、オンザロック式
茶葉3g,お湯100cc,30秒、レモンスライス1枚
氷の上にレモンスライスをのせ、
熱い紅茶をレモンスライスに当ててから
氷に触れさせ、急冷する。

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2009.04.09

ケニアの紅茶

満開の桜が散りはじめ、日中は暑ささえ感じる一日でした。来週発売予定の「夏への扉」のブレンドしました。出来上がって、うちの女性陣ふたりに出すと…え〜、冷たいコーヒーじゃなかったんだー…と、ひと言。でも、ひと口ふた口飲むと…あぁー!冷たいコーヒーじゃ無いのに涼しげ。…よしよしって感じですね。

でも、そろそろ、夏の空(水出しアイス)を準備しないと…。

そんなこんなの一方…紅茶の準備もしています。なかなか僕のイメージするミルクティの美味しさが味わえる紅茶がありません。最近の紅茶屋さんも紅茶ファンも渋みを嫌うようで…そんな渋みの無い気の抜けたような紅茶では、イギリス人が病み付きになったミルクティの魅力は味わえません。

で、今日届いたケニアの紅茶は…紅茶屋の友人がミルクティにお勧め!…と、いうもの。

さっそく、淹れてみたら…香りもコクも良いんだけど…心地よい渋みが今ひとつ。これに、ウバをブレンドしたらご機嫌なブレンドになりそうです。

紅茶売るからには、自分が飲みたくなる魅力じゃないとね。まだまだ、納得いきません。

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