2014.10.26

プロのつぶやき766「金沢で講演してきました」

20141026
プロのつぶやき766「金沢で講演してきました」
先週発売したシングルオリジン4種類…コロンビアCOEラエスメラルダ、ケニア・カイナムイ、グアテマラ・エルインヘルト・トラディッショナル、モカ・イルガチェフェ(ハマ)…のご注文がとっても多くなっています。
みなさんそれぞれのご注文が多様で…シングルオリジンばかりだったり…お気に入りのブレンドと組み合わせたり…おひとりおひとりのお好みが伝わってきますし…その楽しみ方を感じて…とっても、励みになります。4つそれぞれ違った魅力ですので…こーひーの多様な魅力を楽しんでもらえると思います。
そんなこんなで…この土日は金沢に来て…経営の勉強会のみなさん向けにお話しをしにきました。店は息子と女性スタッフにお願いしてきました。ゆっくりとですが…息子に任せられる仕事を増やしています。
講演会は夜2時間ひとりでドーッと喋り…まぁ、独演会状態ですね。30人位の経営者のみなさん…色々な業種のみなさん…中には同業の人もいらしていて、終わった後の短い時間でスペシャルティコーヒーのビーンズショップを長く続ける基礎の基礎の話しもできました。
普段は2時間のこーひーレッスンに慣れていますので…こーひーの話しなら2時間3時間~何時間でも話し続けられますが…経営の話しは年に数回しか機会ありませんので最初は少し緊張しますね。
経営と言っても…自営レベルの小さな商いですから…急成長とか急拡大といった話しではありません。
職人としての自分を生かし…どのようなお客様に喜んでもらえるように考えるのか…そのようなお客様に知ってもらい、長くおつきあいしてもらえるようにするにはどういうことをしてはいけないのか…そして毎年少しずつでもお客様が増え続けるためには何をしてはいけないのか…さかもとこーひーの見えない柱とか土台の話しです。
全国的なチャーン店がますます成長していく今の時代…それはそれで当然のことだと思っていますが…それだけでは暮らしが味気ない。色々な業種の小さな会社やお店が独りよがりにならず…お客様に長く好かれ必要とされると、その地域の暮らしがなかなか心地よいものになると思っています。
しかし、職人気質で商品や腕を磨く人は自分の感覚しか見えず…お客様不在の独りよがりになりやすいものです。クオリティとかあまり拘らないタイプの商人や経営者はドライに売り上げや成長にフォーカスしてけっこう上手くいったりするものです。それは、お客様の要望にフォーカスするからでしょう。
思いっきり鼻が高くで天狗で独りよがりの強かった自分自身の失敗の数々を振り返り…職人のこだわりで腕や商品を磨きながら…お客様の立場での商品やサービスとどうバランスとるのか…もっと進んで職人の腕をお客様の満足や価値感の為にどう生かすのか…勿論お客様と言っても様々です…様々なお客様それぞれをしっかり見つめなければいけません…そんな話しになりました。
経営とかマーケティングの話しで僕が一番嫌いなのは…ターゲットという言葉なんです。お客様のことを平気でターゲットと言うデリカシーの無さが不思議でたまりません。僕は何?標的なの?て感じですよね、余談でした。
でも…昨日は2時間熱心に聴いて頂き…質問もいくつもありましたし…夜は金沢の治部煮やお刺身に手取川に菊姫といった石川の銘酒を楽しみ…その後オーセンティックなバーに誘われ…その店主さんと話しが噛み合う噛み合う♪…ジンライムとデュワーズ18年で良い夜になりました。
明日月曜日は定休日ですが…午前中に先日小学校で行ったこーひーレッスンに参加できなかったママさん達にこーひーレッスンがあります。夜は赤坂ACTシアターの志の輔落語です、忙しい♪
「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2013.09.22

プロのつぶやき709「今日は20周年さかもとこーひーの商いの話し」

20130922
プロのつぶやき709「今日は20周年さかもとこーひーの商いの話し」
台風が去って、秋らしくなってきました。昼は半袖、朝晩は涼しいこれからの季節が一番好きです。9/20(金)赤坂ACTシアターで「志の輔らくご中村仲蔵」を観てきました。大満足の3時間近いライブを終えて外にでると十六夜の月がビルとビルの間に浮かんで輝いていました。吹く風も気持ちよくいい夜になりました。
帰りには赤坂の「69ロールワン」という前から行きたかったラーメン屋さんに行きました。醤油ラーメンがガッツリ系のラーメンとは違って優しい味わいで、きちんととったダシの円やかなコクもあり、後味もきれいで、水もあまり飲まず、とっても美味しくて元気になりました。
8月末からスタートしている達郎の還暦ライブに、10月11月12月と行けそうなんですが…志の輔師も達郎も3時間に及ぶライブをひとりで引っぱり続ける技術とエネルギーに同世代としてほんと感心します。なによりも、落語や音楽を成り上がりの手段にしていないところが好きです。自分の好きなことを仕事にして、お客さんが増え続けているところにもエネルギーをもらっています。
そんなこんなで…今日は20周年さかもとこーひーの商いの話しをします。お陰さまで、さかもとこーひーは好きな仕事でなんとか食べられるようになったのですが…どんなに美味しいコーヒーをだしていてもそれで長く商いを続けられることはありません。それはレストランでもケーキ屋さんでも他の業種でも同じだと思います。
昔から同業の若い人には地域でお客さんが増えてちゃんと食べていけるようになるポイントをアドバイスしてきていますが…年とったせいなのか、最近は異業種の独立して1年2年の若い人に話しをすることが多くなってきました。ケーキ屋さんだったり、カフェやレストランだったりですね。美容院やエステや他にも色々とありますが…。
で、近所の独立して1年半くらいのケーキ屋さんのシェフが一生懸命で、色々と質問してきます。年は違っても、同じ自営同士、失敗は許されない立場ですから、なんでもアドバイスします。基本的に、誰にでも平等に話しをしますが…それで終わってしまう人と、食いついてくる人がいます。食いついてくる人には深い話しになっていきますね。
で、素直にアドバイスされたことを少しずつ実行していき、順調にお客さんが増えているのですが…話しをしていると、毎日の売り上げをとっても気にしています。まぁ、売り上げを気にするのは良く分かりますが…もうその日の売り上は終わってしまった過去なんです、取り替えしようがありませんし、愚痴がでます。経営者に愚痴ってる暇はありません。
その度に、売り上げよりも、お客さんを増やすことを考えることをアドバイスしています。正しく言うと、増やすと言うよりも、お客さんが増えるような店にするにはどうしたら良いか?ってことです。自分の店はどういったお客様に満足してもらいたいのかを明確にしないとはじまりません。お店だったら、その近所とか地域ですね。勿論、業種や店のスタイルによってその範囲は広がったり狭まったりしますけどね。
で、そのお客様に喜んでもらえるにはどうしたら良いのか、満足してもらうにはどうしたら良いのか、飽きられないようにするにはどうしたら良いのか等々考え、実行していけば良いのです。まぁ、それにはひとつひとつ階段を登って行くような地道な毎日が必要なんですが…流行に乗るとか、行列を作るとかそういうのとは違う地道な世界です。
しかし、それでも商売はそんなに上手くはいかないのが現実です。そんな中で、基本中の基本で忘れてはいけないことが…「お客さんに忘れられないようにすること。自分がお客さんを忘れないようにすること。」なんです。
ケーキ屋さんのシェフは僕と時々食事に行くんですが、知り合った頃彼が良く行っていたレストランがありました。評判の良い、素晴らしい人気のお店です。僕は行ったことがなかったので、そのお店に連れていってもらいました。噂通りのよいお店でした。
2回目は幕張本郷サンク・オ・ピエに連れて行って欲しいと言われたので一緒に行きました。彼は感激して、僕と何回かサンク・オ・ピエに行くようになりました。お店のスタッフとも行ったようです。
気がつくと1年以上経っています。最初に行った店にその後彼は1回も行っていないのです。勿論、不満があったわけでは無いんです。まぁ、サンク・オ・ピエとの出会いが衝撃的だったようですが…。パティシェとしてサンクのデザートに刺激を受けることもあるようです。ホテルに勤めていたこともあるようで…ホテルの仕事からは考えられないような料理に驚いたこともあるようです、その辺一般のお客さんとは視点が違っていて、食後サンクのシェフとの話しを横で聞いていても面白かったですね。
で、彼に言います。もし、そのレストランから売り込みやセールで無い絵はがきの一枚でも来てたら、1年以上行かないってこと無いでしょ?たまには行くんじゃないかな~?
でも、何の連絡も無かったら、気がつくと1年以上行っていないんだよね。それに、こちらはお気に入りのレストランのひとつであることは変わらないし、常連のつもりだしね。ハガキと言っても、割引やセールの来店お誘いDMだと又違ってしまうんですけどね。
お客さんが増えれば、あとから売り上げは付いてくるものです。売り上げだけ上げようとすると、お客さんとの駆け引きになって、最初は良いのですが、時間が経つと飽きられたり、他店に真似されたりして、果てしない競争になってしまいます。
世界的な大きな会社でよくありますが…最初急成長する時はお客さんのこと考えているんですね、もっともそれは他の会社がしていないお客さんが不満に思っているところに集中するんですが、で成長すると今度はお客さんを操作しようとします、或は競争相手に勝とうとします、戦いになってしまうんですね。なんか上から目線と言いますか…。あと、利益を高める為に、効率化という名で分からないように削っていくところがありますね。でも、お客さんはそんなこと感じ取ってしまいます。売り上げや利益の為って感じです、それらは結果なんですけどね。
お客さんにはそんなことは関係ありません。嫌になったらそこに行かないだけですからね。長くなりますので、もうおしまいにします。
お客さんを忘れないようにする、お客さんに忘れられないようにする、お客さんの立場になって考え実行する、で、お客さんが増えるようにしていく。
最後に、そんな坂本の話しをして欲しいと頼まれ、100人以上の社長さんたちの前でさかもとこーひーの商いの話しをすることになりました。まぁ、さかもとこーひーの話しですから、急成長とか拡大といったことではありません。職人として腕を磨くだけでは食べていけない危機があって、経営を学び、それによって職人として充実した仕事をできる環境を得て、お客様に喜ばれ、お客様が少しずつ増えるようになった話しです。一応、ご紹介しますね。 
<a href="http://lanchester-tokyo.jp/100th/">http://lanchester-tokyo.jp/100th/</a> 
うちの近所でも、時々小さくて素敵なお店ができて、スタッフから評判を聞いたりします。そんな店の多くが数年で閉めてしまうんですよね。勿論、それぞれ事情は違うんでしょうけれどもね。でも、小さくても素敵なお店が長年地域に親しまれていくって、その街が住みやすくて魅力的になると思うんです。一緒に暮らしていくって感じですよね。大きなチェーン店も優秀で昔から見るとずいぶんとクオリティアップしています。僕も便利に使いますけど…そんなチェーン店もあって、地域の小さなお店もあるといいなぁーと思ってます。
「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。

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2013.06.19

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?4」

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?4」
お陰さまで…
さかもとこーひー20周年感謝の…
「選べるSセットで、1890円以上もオール1050円」がご好評です。
ありがとうございます。
100個限定の
「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」と
「コスタリカNWエルバポール」のご注文が多くなっています。
そんなこんなで、
「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?4」です。
前回は、ケーキ屋さんを例にして、
業界内の差別化競争を話しました。
差別化、差別化していると、
同質化競争になってしまいます。
お客さんから見たら、
どれもあまり魅力的でない状況に陥ることがありますね。
で、美味しさも同じ事なんですが、
「どこの誰」を明確にして、
その顧客、お客さんのことをしっかりと見て感じて考えて
その顧客、お客さんにとって魅力的で価値があるように
店作りをしていくことが重要なんだと思ってます。
すると、結果的に…
同業とは全く違う魅力、スタイルの店になっていきますので、
それが差別化につながっていくんだと思います。
差別化のコツは…「どこの誰」にあると思います。

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2013.06.16

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?3」

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?3」
あいかわらずややこしい話しで、
「もっと手っ取り早く売れる話しをしろ!!」
そんなメールが来るかとビクビクして…いませんが…
今日はケーキ屋さんに置き換えて話しをしようと思います。
ケーキ屋さんのオーナーシェフの若い友人がいます。
ケーキ屋さんやパン屋さんは
開店して、チラシ等で知らせると、
どれどれとたくさん来店してもらえます。
まぁ、そこで期待に応えられないと
リピートが無いのでおしまいでしょうけれども…。
まぁ、気軽に来店してもらいやすい業種ですよね。
あと、時々行列ができるようなヒット商品やお店ができますね。
さらに、ひとつヒットしたり、行列のできるお店ができると、
あっという間ににたような商品が広まりますね。
オーナーシェフの友人と話していてビックリしたんですが、
業界の横のつながりがいくつもあるんですね。
仕入れ業者さんのルートがいくつもあります。
食材だったり、クリームやバター関係に、
包装関係とそれぞれで他店の情報が行き交っているようです。
同時に協会関係のつながりや先輩後輩からも情報が
行き交っていますね。
で、みんな他所の店をとっても気にしている様子が
伝わってきます。
すると、差別化、差別化と言っても
他店との差別化競争になってしまうように感じてます。
そこに、自分の店のお客さんの顔が見えてこないんです。
まぁ、デパ地下等は商圏が広いですし、
一見さんや取りあえずのお使いものギフトお土産、
話題で引っ張る商品メインでしょうけども。
ほとんどのお店は地域の常連さん相手だと思います。
なので、こういった話しをしています。
地域のお客さんにとって、
ちょうど良い美味しさ。
ちょうど良い大きさ。
ちょうど良い価格。
ちょうど良い組み合わせ。
楽しい品揃え。
買いやすい営業時間。
そういったお客さん目線で考えると、
地域のお客さんにとって、
使い勝手がよくて、
嬉しい楽しいお店になるんじゃないかな?
そうしたら、
何が売れるとか、
何が儲かるとか、
どこがコストカットできるとか、
考えている店よりもかなり魅力的に
なれるんじゃないか!!
だから、昔からさかもとこーひーの目標は、
デパ地下に出ない老舗繁盛和菓子屋さんなんです。
勿論、お客さんの都合もあるし、
店の都合もありますから、
簡単じゃないですが、
その矛盾を解決するのが経営者の大切な仕事の
ひとつでしょう。
「美味しいコーヒー」って無いと思います。
それは、誰にとっての「美味しいコーヒー」が無いから。
「誰」がはっきりとすれば
「美味しいコーヒー」ってできると思います。
「誰」がはっきりとしていないのが、
不特定多数向け、
コモデティコーヒーだと思います。
スペシャルティコーヒーは
特定少数向けであれば
際立つ美味しさのコーヒーになると思います。
勿論、素材のクオリティや
焙煎ブレンドの技術が前提ですけれども…。

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2013.06.14

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?2」

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?2」
このところ、やたらスケジュールが詰まっていて、
毎日のように都内行ったりして
かなりフラフラですが、
今晩は青山ブルーノートのチキンチャックリユニオンのライブに
行きますので、
またまた寝不足になりそうです。
月曜日はコスタリカのカップオブエクセレンスカッピング会ですので、
まったく休みがありません。
まぁ、そんなこんなで、
「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?1」のあと、
続きを楽しみにしているとメールを頂きました。
ビーンズショップは
客層が狭くお客さんが少ないですし、
ちょっと敷居が高い専門性もあります。
ですから、手軽に売り上げが増えるってことは期待できません。
期待できないどころか、
店を維持するのが難しいというのが現実だと思います。
しかし、強い競合がいませんし、
常連さんが増えたら長く安定した商いができるという利点もあります。
その大変なところや利点をきちんと分かった上で商いをしていかないと、
コーヒーだったら何でも売れるものは売っちゃえという店になりやすいですね。
しかし、コーヒー好きと言っても色々なんですね。
喫茶店カフェ専門店で飲むのが好きな人、
インスタントや缶コーヒーが好きな人、
あちこちの店のコーヒーを買って比べるのが好きな人、
まぁ色々です。
しかし、個人でビーンズショップをする場合、
人モノ金時間情報と資源が限られていますから、
自分はどこの、どのようなコーヒー好きの人向けに商売をするのか?
はっきりとすることからスタートすると長く快適な商売になると思います。
先日、経営の勉強会でケーキ屋さんや和菓子屋さんと一緒になり
色々と質問されました。
みなさん、どうやったら強い商売になるかに熱心な方なんで
凄いエネルギーが伝わってきました。
しかし、そこから伝わってくるのは、
どうしたらもっと売れるのか?
何が売れるのか?
そんな視点なんです。
まぁ、当たり前と言えば当たり前なんですが、
さかもとこーひーでは何が売れるか?とか
もっと売れるかとか?という発想はありません。
勿論、売り上げを伸ばすことは大きなテーマですが、
そこが要注意だと思ってます。
もっと、売ろうとすると値引きとか、販売促進とかに
行ってしまいがちです。
さかもとこーひーの考え方は、
「売る」んじゃ無いんですね。
どういったカスタマー、顧客、お客さんに
どういった価値や喜び快感を届けられるか?なんです。
ですから、さかもとこーひーと相性の良いお客様には
さかもとこーひーはとっても良い店になりますし、
相性が良く無いお客様には不便な店になります。
で、カスタマーが明確になったら、
どのような魅力の商品や情報が喜ばれるのか?
どのくらいの価格ならお値打ちを感じてもらえるのか?
そんなことを必死になって考えています。
次には、そのようなカスタマーに出会い、
さかもとこーひーを知ってもらうのはどうしたら良いのか?
そういうことも頑張っています。
ですから、お客さんとのコミュニケーションで
お客さんが望んでいるものが伝わってきて、
新しい商品になることも多いです。
自分だけではさかもとこーひーにはなりません。
また、ややこしい話しになってしまいました。
また、書きます。

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2013.06.09

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?」

「ビーンズショップのお客が増える!にはどうしたらよいか?」
日曜は焙煎をしないで、店でゆっくりと朝食とって、
これから「プロのつぶやき」を書くんですが…
昨日の「ビーンズショップの経営相談の来客がありました。」の
アクセスが急増したので、
みんなどうしたらお客が増えるか?
手探りしているんだろうなぁ〜?と
伝わってきたので、少し書いてみます。
まず、ビーンズショップは
お客さんが少なく、
お客さんを見つけるのに手間がかかるのが
困ったことです。
なので、喫茶と併設して豆売りの少なさをカバーしようと
考えがちです。
しかし、喫茶と豆売りのお客さんは違う客層なので、
戦力分散になって5年10年営業しても、
販売量が伸びない店が大半です。
中には、併設でもきちんと販売している店もありますが、
店主の営業力がありBtoBの卸を増やしている例がほとんどでしょう。
いや、BtoCで家庭向けの販売が多いって店は、
特別優秀な人だと思います。
と、いうことで、
ビーンズショップはお客さんが増えるまでが大変なことは
みなさん実感していることでしょう。
パン屋さんやケーキ屋さんは
開店してチラシ等入れると、
近所のお客さんがドッときてくれる気軽さがあります。
しかし、その分競合が増えやすいですし、
新しい店ができたら、逆にそちらに行かれてしまいます。
ビーンズショップは競合が少ないですから、
常連さんが増えたら安定しやすいでしょう。
しかし、急成長はしづらいです。
もうひとつ、
そんな手間がかかるビジネスですから、
大手が本気で取り組んでいません。
おっと、時間が無い。
また、書きます。

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2013.06.08

「ビーンズショップの経営相談の来客がありました。」

「ビーンズショップの経営相談の来客がありました。」

この10年ちょっとで、素晴らしい素材が手にはいるようになり、ここ数年でスペシャルティコーヒーに参入してくる若いみなさんにも恵まれた状況になっています。

が、素材と産地情報にカッピングスキルは向上しても、あいかわらず焙煎とマーケティングの情報が不足している状況は変わっていません。

そこで、さかもとこーひーに焙煎見学しにくる人が定期的にいます。

先日は、珍しく…焙煎見学では無くて…ビーンズショップの経営について坂本の話しが聞きたいとメールがあり、遠くからわざわざ来店がありました。

4時頃いらして、6時の閉店まで話し…近所のラーメン食べながら、そしてホテルに送りながら…結局4時間くらい話したでしょうか。

その方はすでに数年ビーンズショップをしていて、HP等からもとっても熱心に勉強していることが伝わってきます。まぁ、だからこそわざわざさかもとこーひーまで話しをしに来たんでしょう。

通販にも力を入れているそうですが…個人店が限られた人モノお金時間情報等をどこに集中することからはじめたら効果的という話しからはじめました。

そして、ビーンズショップにとっての土台と柱を見極めて、しっかりとくみ上げないと、何年やっても安定し強い商いにならないことも話しました。

外からは見えない部分が大切です。

通販のマーケティングもきちんと学んで工夫されているんですが…出てくる言葉が「もっと売るには…。」ってニュアンスなんです。

だから、業界関係者からさかもとこーひーのHPでなんで売れるのか?不思議だと言われます。だって、売ろうとしてないですから…。

さかもとこーひーの考え方は…「もっと売る」とか「もっとお客を増やす」ってことと反対なんです。

「常連さんが買いやすく」とか…「お客さんの暮らしの中でもっと楽しんでもらうには?」とか…「さかもとこーひーと相性の良いコーヒー好き、美味しいもの好きな方にさかもとこーひーを見つけてもらうには?」…「お客を増やす!では無くて、お客が増える!にはどうしたらよいか?」…こんな感じなんです。

まぁ、ややこしい話しですが…目からウロコだったようです。

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2012.11.20

「プロ向けのシークレット・スペシャルティコーヒーセミナーで聞かれたこと」

昨日は、都内でプロ向けのシークレット・スペシャルティコーヒーセミナーで講師をしてきました。
テーマは「スペシャルティコーヒー・マイクロロースターのサステイナブルな成功為に」でした。
参加された方は、開業を目前にした方から1年〜数年といった感じです。
第1回のテスト的な開催でしたので、
まずは、個人店がスペシャルティコーヒービジネスを継続的にして行くために
全体像から、何を一番重視して目標とし、実行していったら良いのかという
内容で約3時間、懇親会で3時間、計6時間と長くなりました。
まず、最初にそれぞれのみなさんが何を知りたいのか?何が分からないのか?
を書き出して頂き、ひとりひとり話してもらいました。
以下がそれをまとめたものです。
-どうしたらリピートされるか?
-喫茶併設について
-客層の絞り込み、バランスは?
-お客作りについて
-何時になったら楽になれるのか?
-チラシの媒体、表現について
-ハウスリストの管理方法
-宣伝の仕方
-価格設定、品揃えについて
-ネット通販のステップアップ
こういった内容をふまえて、
スペシャルティコーヒービジネスの
強み弱みから、
強みを生かすビジネスモデルの基本をお話ししました。
帰りには、
全員から握手を求められ、
目からうろこ、はじめて聞く内容、
これで目標が見えた、そんな言葉を頂きました。

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2012.08.23

「スペシャルティコーヒービジネスのイノベーション 14」

「スペシャルティコーヒービジネスのイノベーション 14」

このシリーズは書くのに、かなり集中力を必要とされるんですが、
あまりの暑さで、さぼってばかりいます。

で、3年前に連載した
「スペシャルティコーヒー、スモールビジネスマーケティング」を
読んでもらい、
それを前提にすると次に書きやすくなるという、
妙案が浮かびました。

数日前から、
さかもとこーひー、アーカイブ「スペシャルティコーヒー、スモールビジネスマーケティング」
ってな感じで、
Twitter でご紹介しています。

Twitter は、
さかもとこーひー
@sakamotocoffee
で、見つかると思います。

他にも Twitter で何人かの方と濃く深いやりとりもあります。

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2012.08.12

夏休み特集「スペシャルティコーヒービジネスのイノベーション 13」

前回は、
「好きなコーヒーで、幸せなライフスタイルを」するためには、

「のんびりした幸せなライフスタイルは、
現実の競争を勝たなくても負けないことが
必要です。」

「お客様は自分の店だけで買っているわけではないし、
お客様といっても多様なお好み、価値感があります。
どこで買うかはお客様に100%決定権があります。」

「選ばれなかったらお店続けられません。
経営にハンデキャップは無いのです。」

と、いうことを書きました。

別にそんなに儲けなくても良いんだ、
好きなコーヒーで、
食べて行ければ…。

そう思って、
この業界で38年、
独立して30年やってきました。

スペシャルティコーヒーに踏み込んでからも、
頑固に、家庭向けに、セールもしない、
ボリュームディスカウントを考えたのは僕が関わっていましたが、
さかもとこーひーとしては、

多様な魅力を楽しむスペシャルティコーヒーで、
家庭向けに500gパックで安く売るのは、
どうも違うなと思い、
すぐに止めてしまいました。

今は、500gボリュームディスカウントが広がっていますが、
どうも最初の主旨を知らないで、
表面ばかり真似しているケースが目立ちます。

僕に聞けば、表に出ない考え方とポイントを教えてあげますよ。

おっと、横道にそれました。

で、今日のテーマは、
手段の目的化です。

まぁ、日本中にみられることですが…。

素晴らしい素材を仕入れることは手段です。
農園主とコミュニケーション取るのも手段です。

カッピングスキルを向上させるのも手段です。
バリスタのみなさんがエスプレッソやラテの
スキルを向上させるのも手段です。
焙煎技術を磨くのも手段です。

色々なコンテストがあるのは素晴らしいです。

それを目標にすることで、
モチベーションがアップし、
スキルアップのスピードが上がるし、
情報も増えます。

最近、キャリア4年程のロースターの方と
やりとりがありました。

あるグループに入っているそうです。

焙煎にも、
売り上げにも、
大きな壁を感じているようです。

僕がドリップバッグについてブログに書いていることから
興味を持ったようです。

やりとりの中から、
その方の豆を送ってくれました。

本人は悩みと同時にそれなりの自負もあったと思います。

その豆をカッピングして怒りを憶えました。

スペシャルティコーヒーの爽やかさも香りも余韻の心地よさも
全くありません。

重い味わい、冷めるとますます不快になります。

しかし、これが日本のスペシャルティコーヒーの
現実の側面なんでしょう。

この焙煎で、
ドリップバッグにして、
何の解決になるのか。

それらの原因が、
手段の目的化にあると思いました。

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